2020-01-01から1年間の記事一覧
鎌倉の寺院は、どこも山を背負って、森に囲まれているようだ。──また少し歩くと、浄智寺がある。 鐘楼が門のような構えになっているのは、珍しいように思う。──本堂の曇華殿には、釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の“三世仏坐像”がまつられている。現在・過去…
横須賀線の北鎌倉駅で下りた。線路沿いには円覚寺につながる林が見えるが、少し反対方向に歩く。県道(鎌倉街道)は歩道もなくて危なく、歩きにくい。 住宅地の坂道に入ると、光照寺というお寺がある。 山門にはクルス紋という不思議な紋所がある。江戸時代…
自粛期間だというので本を買い込んだりしたけれど、結局、そういう非常時には、たいして本など読めないのだった。順不同だが、ほとんどは6月になってから読んでいたものである。▼皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上・下(新潮文庫)/塩野七生 ▼相模湾上陸作戦…
京浜急行で金沢八景にやって来た。──あれ、こんな駅だったっけ? シーサイドラインの駅が京急の駅に近づく工事が終わったようで、もっと狭かった記憶のある京急の駅前が、きれいに整備されていた。 だが、海が切れ込んだ地形は変わらない。琵琶島神社という…
自粛生活の日々、日数にして3割ほど在宅勤務になったり、週末もどこにも出かけられない。──いきおい、自室を掃除したりし始めたが、ふと、庭にあるつくばいとかけひに目が向いた。 庭には、小さなつくばい石に、竹のかけひがしつらえてある。下に水道管がつ…
▼ぼくが最後に店頭でマスクを見たのは、1月の末のことだ。それ以来、3月の旅行中に偶然見かけた5枚パックのマスクを除いて、一度も見ていない。▼最初にニュースに登り始めたのは1月の上旬だっただろうか。中国の武漢が閉鎖されたのは1月23日だった。大陸の真…
▼三体/劉慈欣、立原透耶(監修)、大森望、光吉さくら、ワン・チャイ(訳) ▼十二国記 白銀の墟 玄の月 (1)~(4)(新潮文庫)/小野不由美 ▽農ガール、農ライフ/垣谷美雨 ▽横浜駅SF/柞刈湯葉 ▼戦争は女の顔をしていない (1)/小梅けいと、スヴェトラーナ…
新型コロナウイルス感染症の流行で、外出の自粛が言われているが、他人と接触しなければよいだろう、と鎌倉に出かけた。横須賀線の鎌倉駅で降りると、それなりに人は多くて、外出自粛ってほどでもないなあ、と思う。太刀洗行きの京急バスに乗ったが、道路は…
新型コロナウイルス感染症の流行で、すでにいくつものコンサートやライヴ、演劇などが中止になったり、公共の文化施設が休館になったりしていたが、2月下旬からイタリアを皮切りにして欧州の状況がどんどん悪くなっていた。『東京・春・音楽祭2020』は、3月1…
京阪の駅前まで戻って休憩。このあと、中書島で京阪電車を降りて、伏見の街を散歩。 水路が宇治川に出るところに閘門が設けられていて、その周りが伏見港公園という公園になっている。 水路沿いを歩く。“宇治川派流”だそうだ 寺田屋も拝観休止中だった。残念…
ホテルは、無料の朝食が出ることで知られている全国チェーンだが、バイキング形式の提供を取りやめていて、配膳の人に頼むとごはんなりパンなりを出してくれる、という方法に変わっていた。メニューが書いてあるものの、ひとまず「ごはんとおみそしるお願い…
さらに少し歩くと妙心寺の北口がある。ここも広い敷地に塔頭が点在する大寺院だ。 退蔵院の庭 庫裏と法堂を拝観。時間ごとに区切られて案内されるため、しばらく方丈の入口で待った。 ここの法堂の天井の龍も狩野探幽である。こちらのほうが鮮やかに残ってい…
大徳寺の西側に出ると千本通に突き当たり、その向こう側に佛教大学がある。この日は卒業式らしく、朝の市バスでも晴れ着を着た女性が見えたし、大学の正門の前で記念写真を撮り合ったりしている。ちょうどお昼ごろで、佛教大学前の天下一品でこってりを食べ…
翌日、四条大宮から市バスの46番で千本北大路へ、そこからぶらぶら歩いて大徳寺に行った。 大徳寺は、2017年にも来たことがあるが、広い敷地にいくつもの塔頭という小寺院が建ち並ぶところだ。龍源院も、前にも入ったけれど… ここはとにかく品がよくて謹厳な…
新型コロナウイルスによる肺炎の流行が言われる中、休暇を取って京都へ出かけた。海外からの旅行者がほぼいなくなっているし、国内の移動需要も大きく縮小しているようで、東海道新幹線もがらがらに空いていて、ほぼ窓際にしか客がいないような状態だ。新横…
新型コロナウイルスの流行が言われる中、3/7(土曜日)は、高田馬場から早稲田大学まで都バスに乗り、少し歩いて神田川を渡って坂道を上ると、左手の林の中に、永青文庫ミュージアムがある。 ■永青文庫 細川侯爵家のコレクションがあるところだ。いまは、『…
新型コロナウイルスによる肺炎の流行が言われる中、博物館や美術館は次々と休館になっている。開いているのはどこだろうかと調べつつ、駒込の東洋文庫に行ってきた。 ■東洋文庫ミュージアム 『大清帝国展』を開催中。 ヌルハチ! 満州八旗が区分けして住んだ…
新型コロナウイルスによる肺炎の流行が言われる中、2月24日(祝日)は、東北新幹線に乗って… 仙台に現れた。この日の仙台駅の西口は、受験生を応援する東北大学の学生が出ていたりしてにぎやかだった。11時18分、山形行きの仙山線に乗る。立石寺に行こうと思…
新型コロナウイルスによる肺炎の流行が言われる中、2月15日(土曜日)、『ねじまき鳥クロニクル』の舞台化の公演を見に行った。これを見に行くにあたって村上春樹の原作を自室から引っ張り出したが、これはもう“25年前の小説”なのか…と改めて驚いた。チケッ…
■東京国立博物館>特別展 日本書紀成立1300年 出雲と大和 古代の出雲大社が「16丈」もの高さを誇る高楼であったという説、そしてそれが近年発掘されたものすごい太さの柱が傍証となるという話は、有名ではあるが、本当だろうか、と思わなくもない。だが、古…
2008年の国立西洋美術館の展示では「ハンマースホイ」として紹介されていたデンマークの画家 (Vilhelm Hammershøi) だが、今回は「ハマスホイ」という表記になっている。デンマーク語の発音を聴いてどちらが近いかは、正直言って微妙なところで、人によって…
■国立新美術館>ブダペスト ヨーロッパとハンガリーの美術400年 ブダペストの国立美術館から、ヨーロッパ美術の品々が来ているそうだ。ハンガリーは、歴史的にはドイツ系の支配を受けていたり、オスマン帝国の支配で欧州から切り離されたり、という境界的な…
昨年の式典で使用された玉座が、東京と京都で限られた期間に公開されるそうだ。東京の会場は上野の国立博物館で、どうやらものすごい行列になっているらしいことは知っていたので、平日に行ける機会を狙っていた。金曜日の夜間開館を狙い、時間調整して16時…
久しぶりに庭園美術館へ行った。 ■東京都庭園美術館>アジアのイメージ 日本美術の「東洋憧憬」 入ってすぐ左手の壁に、川端龍子の雲岡石仏の大きな絵があるのだが、初め、それとわからず、何が描いてあるのかもわからず、離れてから振り返って、あっ、と気…
初詣をしない代わりに、ここ何年か、都合があえば、大晦日に寺社に詣でることにしている。──高幡不動は、京王線の駅名としては耳慣れているが、考えてみれば不動尊には行ったことがない。自転車で行ってみた。昼頃までは年末とは思われないほどの暖かい日だ…
▼いつもひとりだった、京都での日々/宋欣穎、光吉さくら(訳) 書店で偶然目にとまって、手に取った一冊。台湾からの留学生が、桜が満開の京都に降り立つ。具体的にいつから何年の物語なのかはつまびらかにはされず、ぼくはおそらく’00年代のいつかだろうと…
2019年の走行距離は543.97kmでした。年月日区間走行時間hh:mm走行距離km平均時速km/h積算距離km2019/01/01町田市内1:3923.2313.98334.72019/01/03町田市内・相模原市南区内0:4611.1514.28345.92019/01/06自宅周辺0:276.2715.48352.12019/01/10町田市内0:4310…
新年あけました。なんかもう、生きてるだけで十分じゃない…? 旧年中のまとめです。■一年間の旅行先。 ・一宮・多治見(2月上旬/1泊2日) ・山形・仙台(3月下旬/2泊3日) ・奈良・吉野(4月下旬/1泊2日) ・尾瀬(6月上旬/0泊2日) ・神戸(7月上旬/1…