台北旅行2018
最後の日は、陶器の街として知られる鶯歌で買い物でもしようと思って、松山から9時56分発の台鉄の區間車(普通列車)に乗って行った。30分余りかかる。途中、樹林の車両基地に太魯閣号や普悠瑪号がいるのが見えた。──松山駅でも普悠瑪号が発車していく場面を…
高鐵嘉義車站のホームからの眺め。平原だなあ 高鐵嘉義車站から北行の列車に乗り込んだのは15時32分。意外に遅くなってしまった。 26分で台中に着いた。──鹿港に行ってみようと思ったのだけど、高鐵台中車站から鹿港に直行するバスの乗り場を見つけられず、…
近年、台湾南部の嘉義に故宮博物院の分館ができたと聞いていたので、高鐵に乗って出かけることにした。 台北車站、高鐵の自動券売機。 台湾高鐡(高速鉄道)に乗るのは初めてだ。台北車站は在来線と並んだ地下ホームで、比較的狭い。だがこの狭さが、日本の…
玉器にも見惚れる。 唐朝の玉の簪ですって! * 七宝。これなんか指先くらいの大きさしかないんですよ * これは民国時代の「碧玉屏風」。汪精衛が昭和天皇に贈り、日本の敗戦後に返還された、という説明が、中国語と英語で書いてある。いわゆる“汪兆銘政権”と…
台北の故宮博物院と言えば、目玉はやはりこれ。 翠玉白菜と肉形石。なぜこれをこんなに精巧に…と思わざるを得ない、清代の雅の頂点のような品物だ。翠玉白菜が東京に来たときは大行列ができたのも記憶に新しい。ここでは、この二つだけのための部屋が用意さ…
故宮博物院で思う存分美しいものを見たいと思ってきたので、翌日は勇んで向かった。だが、故宮博物院は台北の市街の北東の山の向こうにあり、それなりに遠いのだよね。 南京復興からメトロの“文湖線”(棕線)に乗った。これ、昔は木柵線と呼んでいた記憶があ…
機内でビールを飲んで、英語字幕で王家衛の『2046』を久しぶりに見ているうちに(“天人五衰”のシーンに思わず涙していた)、桃園国際空港にスムーズに着陸した。空港ビルには、青天白日満地紅旗の巨大なパネルが、到着する飛行機に向かって掲げられている。…
今回の休暇旅行のテーマは、 台北の故宮博物院に行って、宝物にまみれる …この一点のみ。4日前に、往復の航空券と、台北の都心の適当なホテルを、パッケージで手配した。台北はすでに2回訪れているし、故宮博物院にも行ったことはあるのだが、この歳になって…