2022-01-01から1年間の記事一覧
▼ウクライナ戦争の200日(文春新書)/小泉 悠 ▼羊をめぐる冒険(上・下)(講談社文庫)/村上春樹 ▽マレー蘭印紀行(中公文庫)/金子光晴 ▽語学の天才まで1億光年/高野秀行 ▼マイ・ブロークン・マリコ(Kindle版)/平庫ワカ 「もういない人に会うには、…
ヴァンジ彫刻庭園美術館から案内に沿って住宅街のへりを歩いて行くと、窪地の自然公園に導かれる。 吊り橋が現れた。しかも2本連続してかけてある。 谷底にいた少女の像 谷の反対側の斜面を登ると、ぞわっとするような昆虫の作品が現れた ■ベルナール・ビュ…
「クレマチスの丘」とは、富士山の裾野にある、自然公園やいくつかの美術館などが集まったエリアである。実は以前から、一度行ってみたいと思っていたのだけど、暖かい季節に…天気のいい日に…などと思っているうちに、真冬になり、さらに、いま行かなければ…
坂本真綾さんのライヴ。ライヴのタイトルが発表されたとき、象徴的というか挑戦的というか、意気込みのあるタイトルだな、と思った──「ミュート(無音)を解除する」と説明されている。2daysの二日目に行ってきた。東京国際フォーラムに入るのも3年半ぶりに…
府中に出かけた。これまでなら自転車で行ったところだけど、天気が悪くなりそうなので、電車で、京王線の東府中で下車。駅から歩いて行くと、ほどなく航空自衛隊の府中基地の敷地に突き当たる。その横のほうにあるのが「府中の森公園」だ。 もう寒いので芝生…
日曜日、藍井エイルのアリーナ単独ライヴ。開催することは知っていたけど、一週間くらい前にまだプロモーションしているのを見て、えっチケット余ってるの?!と。プレイガイドの一般発売を見に行くと、これが、買えるのでした。まじか…超大手企業(ブ○ロー…
たくさんのダリアが咲いていた。ダリアとは本当にいろいろな品種が作られている園芸植物なのだなあ
今年もイタリアン・ホワイトを育てましたが、あまり大きくなりませんでした。花を育てるのってほんと難しいよね(10月1日) この色合いが大好き。マリーゴールド、「ボナンザ・スプレー」。ほっとくとわさわさ茂ってしまう。(10月1日、10月22日) このジニ…
平日の午後に時間ができたので、ちょっと散歩。 エレン・アルトフェストの油彩。 金沢寿美、新聞紙を鉛筆で塗りつぶしてある。 ツァイ・チャウエイ(蔡佳葳)。■森美術館>地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング これはすごい。小谷元彦…
道北旅行というタイトルを掲げながら速やかに道北をあとにしてしまい、朝の通勤者の波にまぎれて札幌の街を歩いている。ここからさらに道南に向かってしまう。──9時38分発の特急『北斗8号』函館行きに乗った。これは今回の旅行では珍しく混んでいて、千歳空…
朝の旭川駅 9時00分の特急『宗谷』、稚内行きに乗って北に向かい、塩狩峠を越える。車窓には針葉樹の森が広がっていて、枯れかかった葉や実が垂れ下がっている。何本もの腕を広げて襲い掛かってくるように見えて不気味だ。──昔読んだ本で、トドマツとエゾマ…
翌朝のホテルの部屋からのビュー 旭川駅、市街地の反対側は、緑あふれる公園になっていた旭川駅、ホームへの階段もしゃれている 翌日は、旭川10時30分の特急『ライラック18号』札幌行きに乗った。次の停車駅は深川で、19分で着く。早々と下りた。 深川は留萌…
羽田から夕方の便で旭川へ向かう。第2ターミナルの中でも、だいぶ歩いてからさらに階段を下りて、500番台のゲートにたどり着くと、そこは「バスラウンジ」という名の、天井の低い広間だった。沖にとめられた飛行機までバスに乗せられる搭乗口だ。地方空港へ…
▼臨3311に乗れ(集英社文庫)/城山三郎 ▼金閣寺(新潮文庫)/三島由紀夫 このあまりにも有名な作品をこれまで読んだことがなかったのだけど、それが本当に不覚であったことを思い知らされた。『金閣を焼かなければならぬ』▽ロシア点描 まちかどから見るプ…
オクラ 今年はプランターに種をまいてオクラを育てた。自分で植えてみるまで、オクラがいったいどういう植物なのか、考えたこともなかった。 こんな花が咲くのね。薄黄色でうつむき加減の、きれいな花です。でも、花はわりとすぐに終わってしまい… 何かが出…
鎌倉に散歩に行った。まず小田急で藤沢に出て江ノ電に乗り、極楽寺で下りた。線路がトンネルに入る手前にある停留所で、駅の裏手に回ると、その名のもとになった極楽寺がある。 極楽寺 茅葺きの山門を入ると、木漏れ日がきれいな参道になっている 萩が咲き始…
東京駅9時16分の東北新幹線『なすの255号』に乗った。休日なのでさすがに新幹線のホームは混んでいる。自由席もさらっと埋まってしまった。 おにぎりを食べたりしているうちに1時間あまりで那須塩原に着いた。初めて下りる駅だ 東口は小さなロータリーの向こ…
油壷の折り返し場から三崎口駅に戻るバスに乗ったが、途中で下りて、城ヶ島行きのバスに乗り換えた。城ヶ島に行ってみたい。バスは三崎の市街地と港のあたりを通って、高々とそびえるような城ヶ島大橋を渡って行く。 島に入ったあたりの駐車場の一角にある「…
ちょっとだけ遠出して散歩してみたい。──日曜日、少し遅めに出かけて、13時20分頃に京浜急行の三崎口駅に着いた。 三崎口の駅前。たぶん25年ぶりくらいに来たんだけど、こんなところだったかなあ。 この日も暑い。まずは路線バスに乗って、5分くらいの引橋と…
雨模様の金曜日、国立新美術館で、美術展を二つ見てきた。 ■国立新美術館>ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡 市民が創った珠玉のコレクション ルートヴィヒ美術館とは、ケルンにある、20世紀から現代のアートに特化した美術館なのだそうだ。──ドイツ表…
ドイツの現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターの個展。名前は聞いたことがあるけれど、どんな作品があるのかまったく知らずに行ってきた。 ■東京国立近代美術館>ゲルハルト・リヒター展 大きなサイズのドローイングが並んでいて、所せまし、という感じ。…
蜷川実花の個展。昨年に上野の某美術館でやっていた展示は、なんだかんだで行けなかった(行こうと思ったときにはもはや日時指定チケットが取れなかった)のだよね。──今度の展示は、一味違ったと言うか…、たしかに蜷川実花は昔から「花」を撮っているけれど…
■町田市立国際版画美術館>長谷川潔 1891-1980展 ― 日常にひそむ神秘 ― 長谷川潔とは、1918年に渡仏してから、二度と日本に帰ることなく、フランスで活動し続けた版画家だそうだ。戦時中には敵国人として収容所に入れられたこともあったという(昭和20年のこ…
水樹奈々さん、新譜を出して、3年ぶりのライヴツアーです。発声禁止レギュレーションこそ変わりませんが、もはや全席販売であり、特に今回アリーナ席だったぼくは、パイプ椅子すし詰め状態の、厳しい環境でした。昔のエンターテインメントが戻ってくることは…
2017年にもやってましたね。丸の内のKITTEの1階のホールに、見物自由で展示されています。■香港特別行政区政府駐東京経済貿易代表部>香港ミニチュア展 ヴィクトリアハーバー、尖沙咀から見る対岸の中環(セントラル)ですね!(もっと視線落として撮ればよ…
■国立西洋美術館>国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで 西洋美術館が持っているコレクションと、ドイツのフォルクヴァング美術館から来た作品で構成された展示だ。西洋美術館のコレ…
ボストン美術館展から出てきて、そのままもう一つの展示のチケットに並んだ(半券で300円引き)。これはまったく知らずに来たのだけど、絶対面白いやつだ、と。■東京都美術館>フィン・ユールとデンマークの椅子 フィン・ユール(1912-1989)はデンマークの…
ボストン美術館展と言えば、…そういえば、2020年の春に東京でボストン美術館展をやる計画があったのが、吹っ飛んだのだった。その企画が復活したのが、今回の展示だそうだ。当時、世界はもはや美術展どころではないという情勢になっていたけれど、あれから2…
咲かないままどんどん株が巨大化して困っていたシャスターデージー、6月中旬頃からやっと、盛大に咲き始めた。──株が暴れすぎて、扱いやすい花ではなく、最終的には棒を立てて縛り付けて支えなければならないような状態になってしまった。(7月2日)シャスタ…
▼現代ロシアの軍事戦略(ちくま新書)/小泉 悠 ▽大君の使節 幕末日本人の西欧体験(中公新書)/芳賀 徹 幕府が送り出した文久の遣欧使節についての本。驚くのは、翻訳方の随員として参加していた若き日の福沢諭吉に対する、評価の高さである。曰く、他の者…