night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

10/16(火)國立故宮博物院で陶磁にまみれる

故宮博物院で思う存分美しいものを見たいと思ってきたので、翌日は勇んで向かった。だが、故宮博物院は台北の市街の北東の山の向こうにあり、それなりに遠いのだよね。 南京復興からメトロの“文湖線”(棕線)に乗った。これ、昔は木柵線と呼んでいた記憶があ…

10/15(月)台北到着

機内でビールを飲んで、英語字幕で王家衛の『2046』を久しぶりに見ているうちに(“天人五衰”のシーンに思わず涙していた)、桃園国際空港にスムーズに着陸した。空港ビルには、青天白日満地紅旗の巨大なパネルが、到着する飛行機に向かって掲げられている。…

10/15(月)旅行のはじまり

今回の休暇旅行のテーマは、 台北の故宮博物院に行って、宝物にまみれる …この一点のみ。4日前に、往復の航空券と、台北の都心の適当なホテルを、パッケージで手配した。台北はすでに2回訪れているし、故宮博物院にも行ったことはあるのだが、この歳になって…

「京都・醍醐寺 真言密教の宇宙」@サントリー美術館 10/14

会場に入ると、平安時代の如意輪観音坐像が、妖美な目つきで出迎えてくる。──醍醐寺が王朝国家に保護されてきた歴史ある寺院であることは一応なんとなくは承知しているが、教科書に出てくるような空海や豊臣秀吉の肖像がさらりと展示されているので、感心せ…

ピエール・ボナール展@国立新美術館 10/14

ピエール・ボナールとは、後期印象派とかナビ派とか言われてもあまりぴんと来ないが、とにかく19世紀末から20世紀初頭くらいの画家だ。茫洋とした色彩の絵が多く、なんとなく、うーん、という感じで、感想を抱きにくい。顔のはっきりしない女性像(そんなと…

フェルメール展@上野の森美術館 10/5

前のエントリの続き。──時間がなかったのは、フェルメール展の時間指定入場券のため。上野の森美術館で始まったフェルメール展、いまは8点ものフェルメール作品が来ている、という触れ込みである。大混雑必至だな、と思ったら、時間帯指定の入場券を前売りす…

藤田嗣治展@東京都美術館 10/5

東京都美術館の藤田嗣治展に行く。藤田の企画展は、近年、もう何度も開かれているような気がするが、人気のある画家だし、会期末も近いためか平日でもだいぶ混雑していた。チケットは先に買って行くのがよい。■東京都美術館>没後50年 藤田嗣治展 冒頭から、…

9/29(土)富山散歩(富山市ガラス美術館、岩瀬浜)

富山駅に戻って市内電車(富山地鉄の市内線)に乗り、富山市ガラス美術館へ。さっき城址公園にいたときに、こっちに寄っておけばよかった。■富山市ガラス美術館 富山がガラス工芸の町だというイメージもそもそもなかったわけだけれど、さまざまな現代ガラス…

9/29(土)富山散歩(富山城址、富山県美術館)

9月28日(金曜)の夜に富山に着いて、駅からほど近いビジネスホテルに投宿した。繁華街で苦労して飲み屋を見つけ… 口の中でとろける、白エビの握り。これはおいしかった。 * そして翌、9月29日(土曜)。朝からどんよりとした空模様で、立山連峰も見えない。…

9/28(金)立山黒部アルペンルート(3)

大観峰からは、先ほどとは別のトロリーバスに乗る。「立山トンネルトロリーバス」というもので、立山黒部貫光株式会社が運行している。15時45分発、これも2台運行だった。10分で室堂に着いた。 室堂に着いたのが15時55分。ここは標高2,450mの高原だ。仕事明…

9/28(金)立山黒部アルペンルート(2)

扇沢から16分で黒部ダム駅に到着。階段を上り切ると、展望台からダムが一望できた。──ちょっと寒いので、防寒のために持ってきた登山用のヤッケを羽織る。 放水の水しぶきが風で巻き上がってくる。すでに陽が傾いていて、虹は見られなかった。 昭和38年に竣…

9/28(金)立山黒部アルペンルート(1)

金曜日の朝9時44分、東京駅から、北陸新幹線『あさま607号』長野行き、新型のE7系に乗った。長野までの各駅停車便だからか、自由席車は気持ちよく空いていた。売店のおにぎりで簡単に朝食を済ませる。 北陸新幹線は3年前の春に金沢まで開業したが、その前に…

KING SUPER LIVE 2018 @東京ドーム 9/24

2015年に開催されたKING SUPER LIVE(キンスパ)は、エポックメイキングなイヴェントだったので、二度はないだろうなあ…とは思っていたのですが、なんと2回目の開催がアナウンスされました(正確には2017年に、“KING SUPER LIVE 2017 TRINITY”(キントリ)と…

9/23(日)石老山

石老山とは相模湖の南側の山並みのひとつで、手頃な山歩きができそうだったので、友人と行ってみることにしていた。だがこのところ雨が多く、つい前日まで雨が降っていたのが心配だ。 9月23日、中央本線の相模湖駅で10時に集合して、駅前のロータリーから路…

「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」@町田市立国際版画美術館 9/17

ヨルク・シュマイサーとは、2012年に亡くなった、ドイツ生まれの版画のアーティストだそうだ。世界のあちこちで受けた印象から作品をつくり、中には、留学していた京都など、日本を描いた作品もある。 東大寺のモチーフ。 やわらかな色合いで。日本画の“たら…

「宮本佳美 消滅からの形成」@ポーラミュージアムアネックス 9/16

9月16日(日曜)、地下鉄で銀座に足を運んだ。 ■ポーラ ミュージアム アネックス>宮本佳美「消滅からの形成」 ぼくは最初、写真作品だと思っていたのだ。そうではなく、水彩で、このような光を表現しているのだという。 金属みたいに見える。これが布のキャ…

アジアの漆器 9/9

▼「漆がつなぐ、アジアの山々」@世田谷文化生活情報センター 生活工房 9月9日(日曜)、京王線の芦花公園駅から下高井戸へ、そして東急世田谷線に揺られて三軒茶屋に行った。キャロットタワーの中の“生活工房ギャラリー”というところで、中国の彝族、ヴェト…

「ビーマイベイビー」@世田谷文学館 9/9

9月9日(日曜)、千歳船橋からバスに乗って、世田谷文学館へ行った。 アートディレクターの信藤三雄氏の、さまざまなCDジャケットやポスターなどの作品の展示だ。入口のヴィジュアルは、夏帆さんのポートレイト。 MISIAだね 会場に入った瞬間、この壁を見て…

木村彩子@東京オペラシティアートギャラリー

オペラシティアートギャラリーでは、企画展とは別に、ひとつ上の階をぐるりとめぐるようにして、収蔵コレクションの展示と、若手のアーティストの作品を紹介するような展示をしている。9月8日(土曜)、このときにかかっていたのは、木村彩子さんという画家…