night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

10/18(木)鶯歌散歩、帰国

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 最後の日は、陶器の街として知られる鶯歌で買い物でもしようと思って、松山から9時56分発の台鉄の區間車(普通列車)に乗って行った。30分余りかかる。途中、樹林の車両基地に太魯閣号や普悠瑪号がいるのが見えた。──松山駅でも普悠瑪号が発車していく場面を見ていたが、数日後に宜蘭で脱線事故を起こすとは…。

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 鶯歌陶瓷老街、平日だからか人も少なく、のんびりした空気。ワゴンに大量にお茶碗が置いてあるような店から、一点ものの作家の作品を売るお店まで、いろいろある。四千元の曜変天目などにだいぶ心が揺らいだけれど、結局、買ったのはこれ。

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 油滴天目ですね。600元(約2,200円)。百年後くらいに変な由緒がついて鑑定団に出ます(笑)

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 機関車に引かれた莒光号がゆっくり走っていく。

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 線路を渡って南側に歩き、新北市立鶯歌陶瓷博物館へ。

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 台北縣が直轄市新北市に昇格したのは2010年のこと。

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 鶯歌の陶磁産業の紹介。

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 装飾タイル、きれい


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 二階では現代作家の展示があった。これは日本の陶芸作家、杉浦康益氏の作品

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 おや、奈良美智さん

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 林康夫氏という作家の紹介。特攻隊に取られた経験から、大空の闇に舞い上がる不安のイメージを表現している…といった紹介映像が流れていた。日本の現代の陶芸に台湾で出会ってじっくり見るというのも、考えてみれば不思議。

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 博物館の裏は、まぶしく静かな公園。ランタナが咲いていた。

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 躍進する新北市を表現(?)

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 鶯歌車站

 13時過ぎに鶯歌の駅前からタクシーに乗ったら、高速道路を通って、ものの30分たらずで、桃園国際機場の第一航廈に着いてしまった。そのくらいの距離だと知っていたからタクシーを奮発したものの(695元だった)、ちょっと早すぎたかな。──帰国便は、16時15分のキャセイ・パシフィック航空522便である。早々にチェックインして、空港のカフェテラスでサンドウィッチなどを食べ、お土産にお菓子などを買ったが、桃園空港の免税店はあんまり商売っ気がなく、上海の浦東空港でうるさいほどお菓子やお酒を勧められたのとは違う感じである。お酒も、紹興酒などのいかにも中華なものは、高価で、半ば埃をかぶっているようなものばかりで、ウィスキーなどの洋酒が中心で、手軽な値段なのは台湾啤酒くらいだった。

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 さて、帰国だ

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 成田空港に着陸したのは夜の20時20分頃だった。キャセイ、行きも帰りも、着陸のときにタイヤが接地する瞬間が、滑るようななめらかさで、感心してしまった。21時45分の町田バスセンター行きの最終のバスに乗って帰宅。■