night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

1/14(月)東京国立博物館、『即位・儀式の美/平安王朝文化絵巻』@東京国際フォーラム

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 東京国立博物館に行ってきた。やはり新しい年の美術館めぐりはここから始めたい。

 お正月の東京国博と言えば、やはりこれだよね。

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 等伯の松林図屏風。障壁画の下書きだったのではないかという説がある、という解説文がかけられていたけれど、これまでそんなこと言ってたっけ。

 他にも、正月らしいおめでたい展示が。

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 凱風快晴!

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 いのししの埴輪だそうだ。が、そう言われないといのししには見えない…。

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 仁清の色絵月梅図茶壺。これはきれいだ。

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 雍正年間の景徳鎮。

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 これは初めて見たように思う。

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 唐三彩だけど、なんだかおとぎ話のよう。

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 清代の彫漆。こりゃめでたい。

*

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 東京駅から歩いて、東京国際フォーラムへ。『即位・儀式の美/平安王朝文化絵巻』という展示を開催している。

 古式ゆかしい装束の展示、だけど、スポットライトで照らされているのでちょっと怖い…。

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 大正天皇の即位礼の様子のミニチュアだそうだ。高御座が見えませんね…と思ったら

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 裏に回ったらばっちり見えた。我々平民には目にすることのできないものだ。

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 平安朝のお姫さまの成人儀礼だそうだ。

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 かるたをやっている。当時の宮殿とは、こんなに狭いところに人がたくさんいたのかしら…。──他にも、実物大の牛車に源氏と葵上の人形が乗っていたりして、面白かった。

『やがて君になる』テレビアニメーション全話完走。

 昨年の10月からは、『やがて君になる』を見ていた。よい物語だったし、テレビアニメにならなかったら自分はまず触れることのなかったコンテンツでありジャンルだったと思うので、制作陣には感謝したい。──ぼくは毎クール、アニメの放映情報などはちょいちょい気にして、ぴんと来る作品は1話を録画して見たりはするのだけれど、結果的に継続して見ることになる作品はほとんどなく、あっても一期に1本か2本程度だし、1本も見ないクールもある。だが、『やがて君になる』は、1話のAパート、舞い上がる緑の風の中の燈子先輩の立ち絵で、もう心は継続視聴決定、だった。

 キャラクタの絵柄はまるで少年誌風だけど、高校生の女の子同士の恋愛のストーリー、という、不思議な作品である。作者は見慣れない鳥の名前のペンネームだけど、この人たぶん女性だよね、男が書くプロットじゃないな、と随所で思っていた(年明けに、ウェブラジオに出ておられましたね)。──アニメ5話まで見たタイミングで、11月の初旬に、これはもう原作を読まなきゃいけないぞ、などと思い、とりあえず今出ている6巻まで、コミックスを一気に買ってきて読んだ。コミックスを読んだり買ったりする習慣が子供の頃からないぼくにとっては、これは異例のことである。

*

 それはさておき、この作品、1話で、侑は、人を“特別”に思うという気持ちがわからない、と言う。侑は、人間関係だけではなく、中学の頃のソフトボール部でも、誘われたら熱心に打ち込むけれど決して心から入れ込むことはなかった、…「おまえは一度も泣かなかった」と友人から評されている。誰しも、与えられた環境や人間関係の中で生きていて、高校で出会った燈子先輩との関係──なぜか与えられる無償の好意を受け入れること──も、最初はその延長だったわけだけれど、それによって徐々に変わっていく侑が、燈子を離したくないと感じてしまい、そのことを初めて自分で選びとった瞬間が、アニメ6話Bパートの川のシーンだった。(あのシーンの侑の瞬発力はすごいよね。ちょっとあり得ないと思ってしまうほど。誰にでもできることじゃないよ、と感心してしまう。) ──なんとなく生きていたキャラクタが、“特別”を持っている人物に触れて、変わっていく、という仕掛けは、既視感がなくもないのだけど、それでも、“人を好きになることが所与のことではない”という、このラブストーリーの奇妙な前提、それ自体に、まずぐっときてしまうのだ。

 燈子は幼い頃に亡くした姉の影を追い、姉に成り代わり、姉のような優等生になろうとして、そのように振る舞い、努力してきた。だがそうして周囲から向けられるようになった好意を、“本当の自分”に対するそれだと思うことができない。そして、自分が目指していた姉の姿が、姉という人間のほんの一部分でしかなかったことを知り、人によって見るものが全く違うことに気付かされると、生きる意味を見失ってしまう。──彼女が着る高校の制服が、姉のお下がりであることを示唆する絵があった(アニメ6話)けれど、あれは衝撃的だった(そこまで見てから、改めて3話の生徒会長選挙の場面を振り返ると、あれが燈子にとって、人生をかけたイヴェントであったことがわかる──この高校に進学して、生徒会に入って一年間過ごし、二年生で選挙に出て、生徒会長に当選できなければ、そして生徒会長として、姉が成せなかった「生徒会劇」をやることができなければ、彼女のこれまでの人生のすべてが無駄になるところだったのだから。そんな人生の賭け方をするか…? だが彼女はそうしてしまったのだ)。

 沙弥香は、高校の入学式で新入生総代だった燈子を見て一目惚れしてからずっと、生徒会でもクラスでもナンバーツーとして、燈子の一番近くにいて、燈子を支えている。燈子の、ある意味で弱く、歪んだ内面も理解しているけれど、そんな彼女を変えようとは思わない。燈子に踏み込んで拒絶されるのを恐れ、今の関係を維持したいと思っているからだ。ちょっと受け入れがたいくらい、つらいよね、その考え方…(沙弥香については、私立の女子中時代に身勝手な先輩に手ひどい目に遭わされた、という過去があって、そのサイドストーリーすらもメディアミックスで丁寧に展開されている(『佐伯沙弥香について』)のが、角川、ニクいよね…。そして、その先輩に駅で出くわしたとき(アニメ8話アバン)、燈子の腕を取って「さようなら」と言ったときの表情、あれは、もう、見てて、一人でテレビの前で「よしっ!」とガッツポーズしてしまった(笑))。だが侑が現れたことで、侑に対して、嫉妬のような焦燥や、優越感を抱いたりと、心を乱されることもあったが──アニメ6話の「私が無邪気に信じていると思った?」のシーンは、茅野愛衣さんの演技と、急に横倒しの変なアングルで描かれた二人の絵もあいまって、凄みのある場面になっていた──、やがて、燈子を囲んだ不思議な共犯関係が成立していく。アニメ9話の体育祭のリレーで、侑のバトンを待つ沙弥香の表情は、まさにベストショットの一つだったし、「燈子…、もう、いつもいつもそうやって…!」というモノローグ(そしてギアをさらに一段上げて走る沙弥香!)には、見返したらちょっと泣けてしまった。沙弥香の本気のぶつけ方がこれなんだ、と…。この作品で最も魅力的なキャラクタは、沙弥香かも知れない。

 侑、燈子、そして沙弥香、その三人ともに、少しずつ、自分にもある感情が見つかる。そんな作品である。燈子は侑に対して無邪気に好意をぶつけ続けるが、同時に、自分に踏み込まれることを拒絶し続ける──アニメーションで最も印象的だったのは、6話Cパートの最後、燈子のモノローグがサブタイトルに落ちた瞬間だった。そしてさらに原作6巻の最後まで読んでしまい、月刊誌連載なので次巻が出るのは来春以降ってことで…、うわこれどーなるんですか。この気持ちのまま待てというのですか。…「レイニー止め」とかいう言葉をこの歳になって新たに知ったりしている私であった。(結局、連載の月刊コミック電撃大王Kindleで追っかけて、最新話まで読み、さらに、うむむ、とか思っている今日この頃である。)

*

 最初のうちは、燈子から向けられる好意をおざなりにしているような侑に、あまり好感が持てなかった。2話の、生徒会長選挙の写真撮影のときに、侑がこっそり後ろから手を握って燈子の反応を見る、という場面があったが、人の気持ちを試すなんて、なんて子なの、と…(?)。なので、最初のうちはぼくの中で侑の株は暴落していたのだけれど、6話で燈子をつなぎとめようとしたところで、彼女を見直さざるを得なかったし、そのあとになお見せる素っ気なさにも、彼女自身の戸惑いや、徐々に傾倒していく心の動きが見える。主人公としての侑は、「自分が嫌い」という燈子が変われるように、そしてそうなれば自分も満を持して燈子に自分の気持ちを伝えられる…とそこまで最初から考えてはいなかったにしても、だんだんとそう動いていくようになる。侑は、燈子が自己を投影してしまっている「生徒会劇」の脚本を変更しようとする。12話終盤で、侑が走り出すシーンは、原作にはない(原作ではこよみの家に行ったのがいつなのかは必ずしも明確になっていないと思っている)けれど、アニメ的にはこれ以外の盛り上げかたはないと思える演出だった。

 「生徒会劇」については、燈子というキャラクタを劇中劇に被らせるだけにとどまらず、その劇中劇の脚本の構造的な欠陥を指摘することで燈子の抱えるトラウマの本質を言い当て、ストーリーを大きく動かす、という、論理的すぎる構成に、感心するしかない(原作者、絶対、頭のいい人だと思う(笑)。原作も、比較的、コマ間を読ませるタイプの漫画だし)。放映中に、原作のコミックスを先取りして読んでしまったため、1クール13話でどこまでやるんだろう、生徒会劇まで終わらせるのは無理なんじゃないか、と思ってやきもきしていたところ、原作5巻前半の水族館デートを最後に持ってきて、きれいに終わってしまった。えーそこで終わっちゃうの、とは思ったものの、すぐに、これはこれでいいんだ、と思い直した。燈子先輩と侑の、二人の“特別”をめぐる物語として、“乗換駅”まで到着させた、という最終話だったんだな、と。(…っていうことを、年始に、つらつらと文章に書いていたら、年明けのウェブラジオで、1クールでの着地のさせ方について監督がほぼ同じことを話していたので、なんだか価値のない文章になってしまったけれど。)──原作も、明確な着地に向けて進められているらしいので、アニメの1クールでやるのはここまで、と最初から決めていたのだろうな。そして、この先は、燈子と侑と沙弥香の、三人の思いがさらに交錯する展開になるのだと思うし、ある意味で三人それぞれにとってのビルドゥングスロマンになるのだと思うのだけれど、おそらく、燈子は沙弥香の気持ちには前から気づいているし、それをはっきり向けられたときの対処も、決めていたのだろうと思っている。…そう考えると、佐伯先輩が不憫でならない(笑)

 アニメーションは、とにかく、夕暮れの光が美しい。踏切のシーンも、6話の川のシーンも…。あんなターナーの絵みたいな黄色い光は、この国では実際にはほとんど見られないもので、現実感はむしろないのだけれど…。とくに12話Bパートの、真夏の合宿の後に行った侑の部屋(部屋にはクーラーがないという設定、かつ、カレンダーの曜日の並びは2018年の8月と同じ。あの酷暑だった夏…)のシーンは、絶対無理だ、「アイス溶けちゃいますよ」どころじゃない、蒸し風呂だったはずだよ…、と思ってしまったけれど…。でも、あのシーンの、侑が「うん、」と息だけで相づちを打つところの演技は、ちょっとぞくっとくるくらいよかった。──また、出色の美しさだったのが、オープニング映像。現れる数々の花について、花言葉が何かという考察が、ウェブ上では盛んに行われていたけれど、そもそも真っ先にタイトルバックとともに出てくるのが、写真立てを持つ燈子と、コーヒーカップを持つ沙弥香…コーヒーは、この作品の中で沙弥香が大切にしている感情の象徴、だと思っているのだけれど、それを抱えているうちに燈子は立ち去って、沙弥香が伸ばす手は届かない、という場面、胸を締め付けられるじゃないですか…。あと、オープニングの最後で、手を取り合う侑と燈子の位置、そして二人が花に置き換わるところ、あの多少グロテスクな耽美は、ちょっとショッキングで、『少女革命ウテナ』を思い出したのだけど。

*

 原作も先に続いているし、二期を制作してくれなければまことに困るアニメなのだけれど、アニメ不況の昨今、関連商品の売上によって支持を表明しないと、どうにもならないよね…。だがぼくは、よんどころない理由で(?)、アニメのいわゆる“円盤”は買わないことにしているので、せめてと思い、サウンドトラックアルバムを買った(音楽も、いいんだよね…)。連載のほうも追っかけますからー。ぜひともアニメ二期の制作をお願いします。あるとしたら2020年くらいなのかな…。

やがて君になる 佐伯沙弥香について (電撃文庫)
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12/31(月)寒川神社

 大晦日相模国一之宮である、寒川神社に行ってみることにした。──小田急に乗って、まず厚木駅というところで降りる。重量級の高架橋で横切る小田急線の下に、こぢんまりとしたJR相模線のホームがある。

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 厚木駅は、小田急の管理駅のようで、小田急の自動券売機でJRの乗車券を売っており、小田急の改札を入ったあとにJRへの連絡改札がある、という構造になっている。JR相模線は、もともとは構内踏切の向こうにホームがあったようで、未使用のホームが残っており、さらにその後ろは相鉄の車両基地になっている。JR相模線は、単線のローカル線だけれど、4両編成の電車が20分くらいおきに走っている。でも、のどかだった相模川沿いに、圏央道の高架がドスンと通ったことで、このあたりもだいぶ雰囲気が変わったと思う。

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 宮山駅で下車。県道を7~8分歩くと、寒川神社の参道に当たった。

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 大晦日に寺社に詣でると、飾り付けや準備は万端整えられており、なおかつ、人が少ないので、良い。だが、神社というものは、そのもともとの起源からして、参詣者を迎え入れるような目的の施設ではないので、見るところがなくて、あまり面白くはない。──破魔矢を買い求めて、帰りは、寒川駅まで歩き、相模線で茅ヶ崎に出て、藤沢乗換えで帰宅。

走行データログ

 2018年の走行距離は539.65kmでした。前年よりは上回ったけれど、もうすこし走りたいですね…記録してるだけじゃなくて、そろそろ目標管理していくのもありかも?

年月日区間走行時間hh:mm走行距離km平均時速km/h積算距離km
2018/01/01町田市内0:296.6813.57778.5
2018/01/02自宅周辺0:102.2813.47780.8
2018/01/06自宅周辺0:377.4312.07788.2
2018/01/13町田市内1:0714.8013.37803.0
2018/01/28自宅周辺0:367.3012.17810.3
2018/02/06自宅周辺0:367.6612.77818.0
2018/02/11町田市内0:5714.0614.77832.1
2018/02/18町田市内・相模原市南区1:0215.1114.47847.2
2018/02/24町田市内1:0114.7514.47861.9
2018/02/25自宅-府中市郷土の森公園-自宅2:0531.1814.97893.1
2018/03/10町田市内0:5413.7915.27906.9
2018/04/15町田市内・相模原市南区1:0715.3813.67922.3
2018/04/28自宅周辺0:318.9717.37931.2
2018/04/29自宅-調布市深大寺元町-府中市美術館-自宅3:0446.2615.07977.5
2018/05/06町田市内0:5212.7514.67990.3
2018/05/12町田市内0:5513.5014.78003.8
2018/05/19町田市内1:0818.5116.28022.3
2018/05/20町田市内1:0114.5714.28036.8
2018/06/03町田市内0:4311.1915.68048.0
2018/06/09町田市内0:4412.7717.18060.8
2018/06/17町田市内・川崎市麻生区内・横浜市都筑区内・横浜市緑区1:5932.7016.38093.5
2018/06/23町田市内0:306.4412.88099.9
2018/07/01町田市内・相模原市南区0:4210.6515.08110.6
2018/07/08町田市内0:4712.4915.78123.1
2018/07/15町田市内0:4910.4212.58133.5
2018/07/21町田市内・相模原市南区0:4110.6015.08144.1
2018/08/11町田市内0:5110.4512.58154.5
2018/08/12町田市内・横浜市緑区1:5125.6913.68180.2
2018/09/16町田市内・相模原市南区0:4910.6513.08190.9
2018/09/17町田市内0:5814.0214.28204.9
2018/09/22自宅周辺0:143.1112.78208.0
2018/09/30自宅周辺0:133.2114.48211.2
2018/10/06自宅周辺0:143.1513.58214.4
2018/10/13自宅-まちだテクノパーク-自宅1:4825.0813.88239.5
2018/10/28自宅周辺0:195.0115.28244.5
2018/11/05自宅周辺0:286.4913.88251.0
2018/11/12町田市内(~2018/11/17)1:0616.2414.78267.2
2018/11/18町田市内0:5413.5815.08280.8
2018/11/27町田市内・相模原市南区0:409.2513.68290.0
2018/12/10自宅周辺0:153.5914.18293.6
2018/12/16自宅周辺0:275.7212.48299.3
2018/12/23自宅周辺0:143.3613.58302.7
2018/12/29自宅周辺0:388.8113.78311.5

平成30年のまとめ。

 新年あけました。昨年は、仕事の面では、順調に進んだな…と思っていたら終盤になって胸のふさがる事態になり、新しい年はさらに自分にとって試練の年になることがすでに見えている、という、展望の明るくない年明けです。──ですが、一年間元気に過ごせたことを、まず、ありがたく思わなければならないでしょう。

 旧年中のまとめです。

■一年間の旅行先。
・鹿児島(3月下旬/3泊4日:佐多岬開聞岳
・山陰(4月上旬/2泊3日:出雲大社
・関西(8月中旬/1泊2日:大阪、和歌山、奈良)
・岩手(8月下旬/1泊2日:花巻、仙台)
・富山(9月下旬/1泊2日:立山黒部アルペンルート
・台湾 台北(10月中旬/3泊4日:故宮博物院で宝物まみれ)

 最北端は新花巻駅/最南端は高鐵嘉義站、という結果に。10月の台北は、ほぼ故宮博物院だけを目的に、見たいものだけを見に行って満足でしたし、国内でも、旅行先で登山をしたり博物館をめぐったり、またライヴに遠征したりと、自由に動き回れました。

■一年間に見た舞台、コンサート、映画、など。
・01/14(日):水樹奈々さん『NANA MIZUKI LIVE GATE 2018』(Day3)@日本武道館
・01/21(日):水樹奈々さん『NANA MIZUKI LIVE GATE 2018』(Day7)@日本武道館
・01/23(火):Kalafina 10th Anniversary LIVE 2018 @日本武道館
・01/26(金):リスアニ!LIVE 2018“FRIDAY STAGE”(水瀬いのり中島愛茅原実里)@日本武道館
・03/03(土):SPICE (powered by e+) presents “Songful days”(May'n/茅原実里Kalafina)@両国国技館
・03/18(日):朗読劇『minori's theater ~CRAZY MANSION!!~』(茅原実里日笠陽子高垣彩陽阿澄佳奈山岡ゆり)@東京芸術センター 天空劇
・03/31(土):坂本真綾さん『LIVE TOUR 2018“ALL CLEAR”』@NHKホール
・04/01(日):映画『Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~』@TOHOシネマズ日比谷
・04/07(土):茅原実里さん『出雲大社御奉納公演 ~一期一会~』@出雲大社神苑 特設ステージ
・04/22(日):映画『リズと青い鳥』@MOVIX橋本
・05/03(木・祝):LFJ2018 公演No.M161 @東京国際フォーラム G409“デスノス”(酒井茜(pf.))(バルトークルーマニア民俗舞曲、組曲op.14、ヴァインベルク:子どもの雑記帳第1集op.16、クライスラーラフマニノフ編):愛の悲しみ、ラフマニノフ前奏曲op.32から第11番ロ長調、第12番嬰ト長調前奏曲op.23第5番ト短調
・05/04(金・祝):LFJ2018 公演No.M242 @東京国際フォーラム ホールC“ナボコフ”(ボリス・ベレゾフスキー(pf.)、アレクサンドル・ギンジン(pf.)、安江佐和子(perc.)、藤本隆文(perc.))(バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタラフマニノフ;交響的舞曲op.45(2台ピアノと打楽器版))
・05/05(土・祝):LFJ2018 公演No.M314 @東京国際フォーラム ホールA“トーマス・マン”(アンドレイ・コロベイニコフ(pf.)、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、ドミトリー・リス(cond.))(チャイコフスキー:イタリア奇想曲 op.45、プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 op.26)
・05/05(土・祝):LFJ2018 公演No.M315 @東京国際フォーラム ホールA“トーマス・マン”(クルージュトランシルヴァニアフィルハーモニー管弦楽団カスパル・ゼンダー(cond.))(リムスキー=コルサコフ:交響組曲シェエラザード』op.35)
・05/05(土・祝):LFJ2018 公演No.M316 @東京国際フォーラム ホールA“トーマス・マン”(ハヴェル・シュポルツル&jプシー・ウェイ、ルイス・フェルナンド・ペレス(pf.)、アレクサンドル・クニャーゼフ(vc.)、エカテリンブルクフィルハーモニー合唱団、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、ドミトリー・リス(cond.))
・07/27(金):三浦友理枝ピアノ・リサイタル @浜離宮朝日ホール
・07/29(日):出張サマーミューザ@しんゆり! 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 名手の競演 チャイコフスキー三大協奏曲(山崎伸子(vc.)/南紫音(vn.)/小川典子(pf.)/渡邊一正(cond.)/チャイコフスキーロココ風の主題による変奏曲、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲第1番)@昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ
・08/04(土):茅原実里さん『Minori Chihara 10th Summer Live“SUMMER CHAMPION 2018”』@河口湖ステラシアター
・08/05(日):茅原実里さん『Minori Chihara 10th Summer Live“SUMMER CHAMPION 2018”』@河口湖ステラシアター
・08/18(土):水樹奈々さん『NANA MIZUKI LIVE ISLAND 2018』@和歌山県民文化会館
・08/26(日):坂本真綾さん朗読&ミニライヴ:イーハトーブ・フェスティバル2018 @宮沢賢治童話村(岩手県花巻市
・09/01(土):水樹奈々さん『NANA MIZUKI LIVE ISLAND 2018』@メットライフドーム西武ドーム
・09/24(月・祝):KING SUPER LIVE 2018 @東京ドーム
・10/20(土):茅原実里さんファンクラブイヴェント『M-Smile Presents HALLOWEEN PARTY 2018 ~EMMA~』@山野ホール
・11/04(日):J2リーグ第40節 FC町田ゼルビア vs アビスパ福岡 @町田市立陸上競技場(○2-1)
・11/10(土):NHK交響楽団定期公演(第1897回/Cプログラム)@NHKホール(ジャナンドレア・ノセダ(cond.)/アリス・紗良・オット(pf.)/ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」(抜粋))
・11/17(土):J2リーグ第42節 FC町田ゼルビア vs 東京ヴェルディ @町田市立陸上競技場(1-1)
・12/02(日):坂本真綾さんファンクラブライヴ『IDS! EVENT 2018“STAND UP!”』@ Zepp DiverCity Tokyo
・12/30(日):新居昭乃さん『LIVE 2018“Electric Sheep”』@ヒューリックホール東京

 コンサート系に関しては、少し本数は減ったのかな。悪天候で極寒の野外ライヴだったみのりん出雲大社、最前列で聴いて打ち震えたLFJの酒井茜さんのピアノ、同僚と一緒に行って騒いだキンスパ(笑)、などが思い返されます。

■一年間に行った展覧会、美術館、博物館。
・01/07(日):「鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます」@東京ステーションギャラリー
・01/07(日):JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク
・01/12(金):「古代アンデス文明展」@国立科学博物館
・01/20(土):「北沢美術館所蔵 ルネ・ラリックの香水瓶 アール・デコ、香りと装いの美」@渋谷区立松涛美術館
・01/23(火):「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」/「オープン・スペース 2017 未来の再創造」@ NTTインターコミュニケーションセンター
・02/03(土):「国宝 雪松図と花鳥」@三井記念美術館
・02/03(土):「仁和寺と御室派のみほとけ 天平真言密教の名宝」(前期展示)/「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」@東京国立博物館
・02/17(土):「魅惑のランプ 古代地中海からヨーロッパ、アジア・日本まで」@横浜ユーラシア文化館
・03/04(日):「所蔵 名品展 尾形光琳 国宝『紅白梅図屏風』」@ MOA美術館(静岡県熱海市
・03/07(水):「仁和寺と御室派のみほとけ 天平真言密教の名宝」(後期展示:葛井寺・国宝『千手観音菩薩坐像』、仁和寺・国宝『薬師如来坐像』、他)@東京国立博物館
・03/09(金):「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」@国立新美術館
・03/11(日):「寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽」@サントリー美術館
・03/18(日):「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」@東京都美術館
・03/23(金):霧島アートの森(鹿児島県姶良郡湧水町
・03/26(月):仙巌園・尚古集成館(鹿児島県鹿児島市
・04/01(日):「ルドン 秘密の花園」@三菱一号館美術館
・04/06(金):足立美術館島根県安来市
・04/07(土):島根県立古代出雲歴史博物館(島根県出雲市
・04/08(日):松江城小泉八雲記念館、島根県立美術館島根県松江市
・04/27(金):「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」@東京ステーションギャラリー
・04/29(日・祝):深大寺 国宝白鳳仏拝観
・04/29(日・祝):「リアル 最大の奇抜」@府中市美術館
・05/03(木・祝):「光琳と乾山」@根津美術館
・05/03(木・祝):岡本太郎記念館
・05/03(木・祝):「酒器の美に酔う」@静嘉堂文庫美術館(国宝 曜変天目(稲葉天目)、他)
・05/04(金・祝):皇居東御苑三の丸尚蔵館
・05/04(金・祝):「横山大観展」@東京国立近代美術館
・05/04(金・祝):「プーシキン美術館展 旅するフランス風景画」@東京都美術館
・05/04(金・祝):「名作誕生 つながる日本美術」@東京国立博物館
・05/20(日):「浮世絵モダーン」@町田市立国際版画美術館
・05/27(日):「ヌード NUDE 英国テート・コレクションより」@横浜美術館
・06/10(日):「宋磁 神秘のやきもの」@出光美術館
・06/10(日):「ガレも愛した清朝皇帝のガラス」@サントリー美術館
・06/24(日):鈴木其一『四季花鳥図屏風』他 @東京黎明アートルーム
・06/24(日):「ターナー 風景の詩」@損保ジャパン日本興亜美術館
・07/22(日):「モネ それからの100年」@横浜美術館
・07/27(金):「ミケランジェロと理想の身体」@国立西洋美術館
・08/18(土):大阪市立東洋陶磁美術館
・08/18(土):和歌山県立近代美術館
・08/19(日):堺市博物館
・08/19(日):「糸のみほとけ」@奈良国立博物館
・08/24(金):「縄文 1万年の美の鼓動」@東京国立博物館
・08/25(土):「琉球 美の宝庫」@サントリー美術館
・08/25(土):「建築の日本展 その遺伝子のもたらすもの」@森美術館
・08/25(土):「ルーヴル美術館展 肖像芸術 人は人をどう表現してきたか」@国立新美術館
・09/08(土):「かこさとしのひみつ」@川崎市民ギャラリー
・09/08(土):「イサム・ノグチ 彫刻から身体・庭へ」@東京オペラシティアートギャラリー
・09/09(日):「ビーマイベイビー 信藤三雄レトロスペクティブ」@世田谷文学館
・09/09(日):「漆がつなぐ、アジアの山々」@世田谷文化生活情報センター生活工房
・09/16(日):「宮本佳美 消滅からの形成」@ポーラミュージアムアネックス
・09/17(月・祝):「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」@町田市立国際版画美術館
・09/29(土):富山市郷土博物館・富山市佐藤記念美術館
・09/29(土):富山県美術館
・09/29(土):富山市ガラス美術館
・10/05(土):「藤田嗣治展」@東京都美術館
・10/05(金):「フェルメール展」@上野の森美術館
・10/14(日):「ピエール・ボナール展」@国立新美術館
・10/14(日):「京都・醍醐寺 真言密教の宇宙」@サントリー美術館
・10/16(火):國立故宮博物院(台湾 臺北市士林區)
・10/17(水):國立故宮博物院南部院區(台湾 嘉義太保市
・10/18(木):新北市立鶯歌陶瓷博物館(台湾 新北市鶯歌區)
・10/24(水):「国立ロシア美術館所蔵 ロシア絵画の至宝展」@東京富士美術館
・10/24(水):「王立宇宙軍 オネアミスの翼展」@八王子市夢美術館
・12/03(月):「生誕110年 東山魁夷展」@国立新美術館
・12/04(火):「ムンク展 共鳴する魂の叫び」@東京都美術館
・12/04(火):「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」@東京国立博物館
・12/04(火):「マルセル・デュシャンと日本美術」@東京国立博物館
・12/09(日):「神々のやどる器 中国青銅器の文様」@泉屋博古館分館(六本木)
・12/09(日):「終わりのむこうへ 廃墟の美術史」@渋谷区立松涛美術館
・12/15(土):「田根 剛 未来の記憶 Archaeology of the Future」@東京オペラシティアートギャラリー
・12/24(月):「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」@ Bunkamuraザ・ミュージアム
・12/30(日):「フィリップス・コレクション展」@三菱一号館美術館

 印象に残っているベスト展覧会&作品は、順不同で、▼ビュールレ・コレクション@国立新美のイレーヌ嬢、▼ムンク@都美の『太陽』、▼仁和寺展@東京国博の龍華寺の菩薩坐像、▼琉球展@サン美で見た螺鈿の大皿、といったところ。遠征して良かったところは、▼霧島アートの森、▼大阪市立東洋陶磁美術館、そしてなんと言っても▼台北故宮博物院でした。中国陶磁の、奥深い世界。『天寿国繍帳』の本物を初めて見た▼糸のみほとけ@奈良国博も、行った甲斐がありました。

新居昭乃 LIVE 2018 “Electric Sheep”@ヒューリックホール東京 12/30

 年末恒例の、新居昭乃さんのライヴ。今年はかなり押し詰まった30日、会場は、ヒューリックホール東京という耳慣れないホールです。有楽町マリオンの上にあるということで、もともと日劇だったところですね(というか日劇がなくなっていたことも知りませんでした。東京もどんどん変わっていきますね)。──入ってみると、たしかにこれは映画館だな、というホールで、ロビーは狭く、あまり人が滞留するような作りではない感じ。

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 数日前に一般発売のチケットを買ったのに、ほぼ中央と言っていいくらいの絶好の座席位置でした。ステージには紗幕がかけられ、そこに降りしきる雨のイメージから、クレジットとタイトルバックが流れて、スタートしました。タイトル通り、アンドロイドが見る夢の世界へ…ということか、英語のアナウンスのような歌詞の『Welcome to Riskcaution Corporation』から。ここで昭乃さんの"fragment"の発音が「ふらぐまん」みたいで、フランス語っぽいな、なんて思ったのを覚えています。──ステージ前面の紗幕と後方のスクリーンの2枚を使って、立体的に現れる映像に包まれます。この映像体験が、年末の新居さんのライヴの醍醐味ですよね…。ちょっとセットリストがわからず、というかもはや新居さんの歌を聴くのが年に一度だけになってしまっているぼくには、わからない曲が多くて、識者によるレポートを待ちたいのですが、前半って『Tyrell』とか『Our Children's Rain Song』とかがありましたっけ。たしかライヴ全体の中間あたりに、波を割って進む船のイメージを背景にした『奇跡の海』のカヴァー、そして何と言っても圧巻だったのが『Voices』でしたね。紗幕の向こうでステージの中央に新居さんが座り、まさかのドラムンベースぽい強いビート。そして、中間の“いつか会える、予感だけ…”から、無数の火の玉が吹き上がるような映像が、ステージ全面に広がりました。

 後半も、大胆にエレクトロニカなアレンジで、『バニラ』、『覚醒都市』など。──ぼくは『バニラ』の、「雲の上から私が見える、小さく、小さく…」という、強烈な離人感のある歌詞が、いつも怖くて仕方がなく(あの線画の女の子も怖い)、それと同時に、これはどこかで自分が持ったことのある感覚だ、と思わされるのですが…。アレンジが異なりすぎて、あれっまさか、と口を押えてしまったのは、『降るプラチナ』でした。『花かんむり』はサイケな映像もあいまってすっかりEDMになって、細海魚さんがノリノリでシンセサイザーを操っていました。

 前述のとおり新居さんがときおり座って歌うような構成になっていたところ、もう体力的にいかがなのだろうか、とも思いましたが、最後の『WANNA BE AN ANGEL』は、すばらしい以外のなにものでもなかったなあ。──ふわふわしたMCは健在で「“会いに行ける神”と呼ばれている」というオモシロ(?)発言もありました。アンコールの最後は『虹』でおしまい。…今年も変わらずに年末に新居さんのライヴに行けること、いろいろなことに感謝したいと思った日でした。

フィリップス・コレクション展 @三菱一号館美術館 12/30

 この日は、神保町で野暮用を済ませてから、三田線で日比谷へ。早めに行かなければ、と思っていたこの展示、年末押し詰まった日になってしまったが、それほど混雑していなかったので、ひと安心した。三菱一号館は狭いので人が多いと大変なことになるんだよね…。

三菱一号館美術館>フィリップス・コレクション展


 フィリップス・コレクションはウェブサイトで作品を共有している。

 米国のコレクターが生涯で集めた作品たちなのだそうだ。フィリップスさんとは、趣味が合うかも…。色合いの美しさが選択基準なのじゃないかな、なんて思う。ピエール・ボナールの晩年の作品、開いた窓から部屋の外を見ている絵や、南国の棕櫚の葉が大きく画面にかかっている絵など、見ていてすがすがしい気分になる。ベルト・モリゾの、やわらかい暖色の女の子の絵も、しみじみよかった。──かと思えばピカソがあったりして、これは…人だか何だか、何が描いてあるのかわからず、円いそれらしいものが描いてあるからまあ女性なんだろうな、うーん…、という感じの絵なのだけど、これもたぶん、ポイントは彩りなんじゃないかな、と…。原色で強い色彩だけど、不思議とバランスが取れているのだった。


 一番好きなのを選ぶとしたら、この、デュフィのアトリエの絵。品の良いポップ。これ、青い壁は、おそらく、影の表現なのだと思うのだけど、それをこの色で描く感覚、すごいね。

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 三菱一号館まわりのライトアップ、きれい。

「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」@ Bunkamuraザ・ミュージアム 12/24

 モスクワからクラムスコイの『忘れえぬ女(見知らぬ女)』が来日しています…って、2009年にも同じような展示がありました。会場も同じ、渋谷のBunkamuraだった。企画が一周したのかな…。とは言え、空間の広がりを感じられる、よい絵が多かったです。描かれた時代を考えるとコンサバな絵ばかりなのだけれど、シーシキンの描く、果てまで続く平原と広い空や深い森に、くぎ付けでした。奥行きのある風景画、大好き。クラムスコイの『月明かりの夜』という女性像にも、その神秘的な空気に感心しました。──気に入ってカードを買ったのは、空と青い影が美しい、バクシェーエフの『樹氷』と、農民の女の子が草原に寝転がっているのを真横から描いた絵…(苦笑/クズネツォフ『祝日』)。

Bunkamura>国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア

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 ロシアだからということでチェブラーシカ推しのようです。

「田根剛 未来の記憶」@東京オペラシティアートギャラリー 12/15

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 建築家の田根剛氏の個展に行ってみた。まず、大画面でエストニア国立博物館が紹介されている。ソ連時代の軍用飛行場があった土地に、滑走路を残してその先に最先端の現代建築を建てた、というもの…。

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 雪に閉ざされる冬景色に、暖かい光をもたらす博物館。独立後に政権公約で建設されることになった国立博物館、普通に考えたら占領時代の飛行場など全部取り払うだろうけれど、“記憶を生かす”のが作風なのだそうだ。異国人だからこそ提案できた案だろうな、と思う。

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 新国立競技場の設計案。“古墳スタジアム”だそうだ。この模型、下をくぐって入って、スタジアムを中から見ることができる。

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 外苑にこんな山ができていたら、面白かっただろうけれど…。代々木公園のスタジアムは、本当に田根氏の案で建設することになったんだっけ?

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 これ、渋谷のどこの案だったっけ。

東京オペラシティアートギャラリー>田根剛 未来の記憶

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 オペラシティ、季節はすっかり…。

12/9(日)泉屋博古館分館

 泉屋博古館(せんおくはくこかん)というのは、京都にある住友グループの美術館だと思っていたが、東京にも分館があると最近知った。

泉屋博古館分館(東京)

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 千代田線の赤坂駅から歩いて六本木に出て、アークヒルズの横の坂を登って行った。小規模な美術館である。

 古代中国の青銅器を展示している。化け物に人が食われているような『虎卣』は、以前にたしか根津美術館で見たことがある。空間恐怖のようにびっしりと文様で埋め尽くされた、不思議な動物をかたどった銅器たち。──古代中国の青銅器と言えば饕餮文、と相場が決まっているが、そもそも何を指して饕餮文と呼ぶのか、あまりよくわかっていなかった。想像上の動物だとは知っていたが…、えっ、顔だったの、これ。

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 これはレプリカだけれど、…鼻で、口で、目なんですって。

 帰りは、スウェーデン大使館の脇の歩道を下りていくと、神谷町の信号に出た。六本木から赤坂にかけての谷と、神谷町の谷の間の、馬の背のような地形になっている。