旅行日記2024
奈良からJRの「万葉まほろば線」(桜井線)で天理に行った。 天理の駅前から、「天理本通」というアーケード商店街が始まる。しかし、あまり栄えている感じはない。 この町には天理教の本部があって、関係者の人口の多い都市である。和風とも帝冠様式とも違…
飛鳥宮跡。都びとも天皇も、夢のあと、という感じだ * さびれた飛鳥の里を歩きながら、飛鳥という土地がなぜ大和朝廷から放棄されたのか、考えていたのだけど、──やはり単純に、狭くて人口増加に耐えられなかったのだろうな、と思う。 これは飛鳥資料館にあ…
寒いんだよな。もうだいぶ前に、同じような寒々しい季節に飛鳥を散歩したことがあって、どことなく寂しい土地だという印象がついてしまっている。 白菜が並べられているのがかわいい 飛鳥寺に来るのもそのとき以来。ああ、ここは変わらないな、と思い出した…
近鉄を乗り継いで橿原神宮前へ。今日は飛鳥を散歩しようと思っている。東口からバスに乗って、まず行ったのは、奈良文化財研究所飛鳥資料館。■奈良文化財研究所飛鳥資料館 敷地に歩み入ると、広い庭に、異様な石像がいくつも置いてある。これらはレプリカだ…
大阪中之島美術館の隣には、国立国際美術館と大阪市科学館があって、歩道橋でつながっている。これらのほうが前からある施設なのだけど。 ■国立国際美術館 特別展“線表現の可能性”、そしてコレクション展“彼女の肖像”を開催中だった。──これはわりと地獄めぐ…
特に用事はないけれど大阪に行ってこようと思う。新横浜9時15分発の新幹線『こだま711号』に乗り込んだ。 今回は時間に余裕があったことから、ひさしぶりに“ぷらっとこだま”を使った。この、『こだま』号限定の割引チケット、昔はJR東海ツアーズかJTBの店舗…
* レ・ファ・ソ・ラ・ド、のペンタトニックによる演奏が延々と続く。なんだかちょっと胸にくるものがあった。
兼六園側の石川門からお城に入ってみた。 「玉泉院丸庭園」、結構なお庭に見えるが、地震の影響で入れなくなっていた。 本丸跡はまるで森林になっている。明治維新からの150年でここまでの森になってしまったのか?と思ったが、藩政時代の途中からすでに本丸…
竪町ストリート。 「もらった!」…初めて見た。そっか、真宗は、ほかの宗派の戒名とは違って、生きているうちからもらえるんだね。そっか、真宗か、ここ加賀国だもんなあ(?)、などと感心した * ここに入るのはたぶん22年ぶり。 雨が降ってきてしまった。■…
国立工芸館の後ろから、園路を下りていく。この日もじめじめとして蒸し暑く、水がものすごい勢いで流れている 下りたところも公園になっていて、遊歩道が続いている *■金沢文化振興財団>鈴木大拙館 鈴木大拙とは禅の哲学者。だが、この展示館に来ると彼の思…
工芸品展を開催中だった■石川県政記念 しいのき迎賓館(旧石川県庁本館) * ここは石川県立歴史博物館。赤れんがの建物は旧軍の兵舎だったとのこと 石動山という山岳霊場の資料。(石動(いするぎ)は北陸本線の駅名だけど、こちらは初めて聞いた。) 顕如の…
* * *■金沢21世紀美術館
みのり臨は折り返し、10時15分発の臨時下吉田行きになった。これに乗って富士山駅で降りて、富士吉田の市内を少し観光した。駅前から、市内循環線のような路線バスが出ていて、それに乗って市立病院の前まで行き、そこから少し歩く。この日も炎天下で、住宅…
喜連川とは「きつれがわ」と読む。さくら市という合併自治体になっているがもとは旧奥州街道沿いの宿場町で、明治維新までは喜連川氏という小藩の城下町だったところである。この喜連川氏というのが、足利家が徳川時代になっても生き残ったという、一風変わ…
気晴らしに遠出することにした。行き先は宇都宮。べつに急ぐ用事もないので、普通列車のグリーン車でゆるゆると行こうと思っていたのだけど、普通列車グリーン車で2時間かけて行くのと、新幹線の自由席で1時間以内で着くのとで、千円未満しか違わない*1とい…
ちょうど今、奈良に来たからには、見たいものがある。富雄丸山古墳の「蛇行剣」だ。というか、これの一般公開が3月30日(土曜日)からであることを、奈良に来てから知ったので、滞在を一日伸ばしたのだった。 また新大宮駅から近鉄に乗って、大和西大寺駅で…
白毫寺から歩いて戻り、近鉄奈良駅から電車に乗った。近鉄の学園前駅というところで下りた。関西の土地勘があまりないが、どうやらこのへんは関西屈指の高級住宅地らしい。「学園前」という駅名が、何学園があるんだろう、と思いながら駅前に出ると、駅の目…
夜の間に雨が降ったが、翌朝は良い天気に戻っていた。この旅行、特に何の予定もないどころか日程にも余裕があり、もともと一泊しか予約していなかったが、奈良にもう一日滞在することにして、同じホテルに出ていた空き室をもう一泊取った。このためこの日は…
薬師寺から北へ歩いて、唐招提寺へ。 ここも13年ぶりに来る。変わらないなあ、って強く思う。この建物のどっしりとした量感が、よけいそう感じさせるのだと思う。人が多くなく、のんびりと歩きまわった。 開山堂。 瓦土塀って独特な、惹かれるものがある 鑑…
無理矢理な感じで休暇を取った。今年は本当に日々に疎い。もう年度末である。3月28日(木曜日)、新横浜から10時39分発の『のぞみ223号』に乗って、新幹線の中でもやりきれなかった作業をこなしていて、一息ついたらすでに時速285kmで関西に投げ込まれている…
一乗谷から越美北線の1両の気動車で福井に出て、福井から17時08分の特急『サンダーバード29号』で金沢へ移動した。少し遅れたが金沢まで1時間たらず。 金沢では駅前から路線バスに乗って香林坊に出て、ビジネスホテルに投宿した。正月に能登半島で発生した大…
永平寺のバス乗り場は、昔の京福電鉄の永平寺駅の跡だと思う。廃線跡で、今は自動運転車の実験がおこなわれているようだが… 難しいんだろうなあ * さて、一乗谷に行ってみることにした。永平寺と一乗谷は山を隔てていて、一般的な交通路では分断されているが…
永平寺に向かう。福井からは、えちぜん鉄道という鉄道が伸びていて、それの永平寺口駅から路線バスになる。養浩館庭園からぶらぶら歩いて、JRの北陸本線と並行した高架橋の上に、えちぜん鉄道の新福井駅というのがあるので、そこから乗った。無人駅だが、乗…
翌朝、お城の本丸を突っ切って歩く。福井県庁の敷地だが、だからこそべつに一般国民が通り抜けても構わない。 結城秀康。徳川家康の息子だ。乱行で有名な(?)松平忠直はさらにその子供になる。北ノ庄と呼ばれていた福井に、いまに残る城を築いたのが結城秀…
休みを取れたので出かけることにした。午後、新横浜から新幹線『ひかり513号』の自由席で、15時01分に名古屋に着いた。 在来線のホームできしめんを食べる。名古屋駅、ほとんど全部のホームにそれぞれきしめん屋さんがあるようだ。うまい。 乗り換えるのは、…