マティス展を見に、国立新美術館へ。会期(5月27日まで)はすでに最終日が近づいていた。最近のぼくは腰が重すぎる。マティス展は去年も開催されていたが、去年の東京都美術館のマティス展はポンピドゥー・センターの、今回のマティス展はニースのマティス美術館の協力によるものだそうだ。イメージが繰り返されるような『ダンス』の壁画の展示がおもしろかった。
マティスのいわゆる「切り紙絵」って、実際にはこういう感じで部屋に飾られていたらしい。これは、逆によく残っていたな、という気がする。
『花と果実』という大きなタイル絵。ポップだ!
去年のマティス展でも紹介されたヴァンスの教会堂は、空間展示されていた。
ちょっと狭いし、観覧できる角度がすごく微妙だったのだけど、一日の中で移っていく光源が再現されていて、不思議な光が差し込んで、それが刻々と動いていく。
それにしても、教会に行って司祭さんがこんなマントをつけてたらびっくりすると思うんだけど。
気に入った絵はカードを買った。
この空気、好き。『赤い小箱のあるオダリスク』
『パペーテ』。実物はもうちょっと色味が濃く、赤い雲に凄味があって、妙に気になった。