night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

NANA MIZUKI LIVE JUNGLE 2024 @ Kアリーナ横浜 7/7

 水樹奈々さんのライヴに行ってきた。全国4か所8公演のアリーナツアーの千穐楽。

NANA MIZUKI LIVE JUNGLE 2024

 会場の「Kアリーナ横浜」はつい昨年オープンした新しいアリーナ会場で、高島あたりの海側にあるらしいのだけど土地勘がない。距離的には横浜駅東口から歩いて行けるはずだが、この日は暑さに警戒してあまり外を歩かずに済むよう、みなとみらい線の新高島駅で電車を下りて地上に上がった。しかしタワーマンションや商業施設などの足元を歩いていく道のりはやはりそれほどわかりやすくも近くもなく、ライヴに向かう人の群れで歩道が埋まっていた。ちょうどアンパンマンミュージアムの前を通っていくような道のりで、あれ、横浜のアンパンマンミュージアムって今はここにあるのか、などと思う。


 ライヴ会場名物、ディスプレイスタンドは、物販列に並ばないと前に行くことができない導線になっていて、横から撮ったけど、うーん

 ぼくの座席は「レベル3」の中ほどで、レベル3と言われてもどこ?と思ったが、要するに、1階スタンドといったところだった。前が手すりだったのは助かった。

*

・Turn the world
・囚われのBabel
・禁断のレジスタンス
・ETERNAL BLAZE
・沈黙の果実
・Link or Chains
・(チェリーボーイズコーナー)
・sympathy
・Hungry Hungry
・ドラマティックラブ
・Level Hi!
・New Sensation(「チェリボのNo.1奈々ソン」コーナー)
・Polaris
・優しい記憶
・(ブリッジムービー)
・ADRENALIZED
・UNBREAKABLE
・革命デュアリズム
・POWER GATE
・Love Brick
・時空サファイア
・suddenly~巡り合えて~


 -encore-
・chronicle of sky
・Phase 21
・7月7日
・TRANSMIGRATION
・Synchrogazer


 -double encore-
・SUPER GENERATION

 ステージセットは、緑の植物(今回は「フラスタ on Stage!!」という、ライヴに贈られるフラワースタンドを受け付けない代わりに贈られた花をステージに置いちゃう、という企画もあったそうで、そのためステージの植物は本物が使われていたそうです)に埋もれるような壇の上にドラムスやキーボードが配置されていたり、流れるようなディスプレイに映像がうつったりする、凝ったもの。すごかったのは、ステージの前方で天井から降ってくる、ウォータースクリーンだった。水の幕が模様を描いて落ちてくる。星の形だったり、「ETERNAL BLAZE」と文字の形になったのには驚いた。こんな水芸(?)見たことない。奈々さんのMCによると、これ、何トンという水を循環させる装置だそうで、ツアー中、会場によっては重さが許容できず下から噴水形式になったところもあったとのこと。ツアーで「水を持ちまわる」という表現に笑ってしまった。奈々さん、過去には、西武ドームに運河を引いたこともあったしなあ…(笑)。──この会場では大乗り物(?)は出ないよなあと思ったら、花道に巨大クレーンが仕込まれていて斜めに持ち上がったのにはびっくりした。上で奈々さんが動くとけっこう揺れるので、見ていてハラハラした。

 また、ステージの左右のスクリーンが縦長?なのが目新しく、しばしば奈々さんだけトリミングされたような映像になる。そんなスクリーンに大映しになる奈々さんは、さすがに“おかあちゃん”感が出てきたかなー、などと思ってしまったけれど、それでも、相変わらず奈々さんの体力はすさまじく、『禁断のレジスタンス』の間奏だけでステージの上手から下手まで走り抜ける。それに、中盤のトンチキな衣装(パステルカラーのフリルに、なんすか、あの蛍光カラーの蓑みたいなトップスは? そしてピンクのリボンがついたロングブーツ…)がこれだけ似合っちゃうのは、一体…。

 この会場は、アリーナ席から、上に向かってレベル3/レベル5/レベル7、という客席構成らしく、「2、4、6はどこにいったんだろう」というMCがあったがこれはキンスパのときのネタだったらしい? しかし、この規模の会場としては音はかなりよかったと思う。進歩してるんだなあ。

 ブリッジムービーは、未来の世界で秘密を解く呪文を「奈々語」で読み解く、というオチにちょっと笑ってしまったけれど、ツアー中に日替わりでネタを繰り出しているのだと思うけれど「17歳教のあいさつ」はウケたし会場の全員がそれを違和感なく反応しているのが余計に面白かった(「17歳です!」→「おいおい!」→「はいはい」というやつ)。その後のMCで、「目標の『77歳ライブ』をやれなくなるので私は17歳教には入らない。おねえちゃんは『覇道を行く』と言っているけど」っていうのがさらに可笑しかった。覇道を征く井上喜久子氏…(^^;

 バンド「チェリーボーイズ」は、今回は北島健二氏や松永俊弥氏などオールドメンバーがステージに戻ってきていたのですね。そういえばギターの設楽博臣氏って坂本真綾さんのライヴにも参加してたじゃないか。福長さんもそうだし。──設楽氏、MCで話を振られてちっとも話がまとまらないので笑いを誘っていた。奈々さんと同い年って言ってましたか。また、ダンサーさん「チームヨーダ」もあたらしいメンバーが入ってきていると思うんだけどよくわからない、なんかめっちゃかわいい子がいたんだけど名前が覚えられない(笑)

 新譜を制作中で冬に発売予定、という発表がありました。奈々さん、来年は歌手デビュー25周年。たくさんの予定を準備しているので期待してほしい、とも。

*

 終演後、まわりがだいぶ席を立ってから「規制退場を開始」と言われ、なんだそりゃとなった。会場を出てからの動線もわりとめちゃくちゃで、遠回りをさせられたあげく、公称徒歩11分のはずの横浜駅東口に20分以上歩いても着かない。東口のディープな雰囲気のヨコハマで、ちょうど吉野家があったのでさくっと食べてから帰った。