さらに少し歩くと妙心寺の北口がある。ここも広い敷地に塔頭が点在する大寺院だ。
退蔵院の庭
庫裏と法堂を拝観。時間ごとに区切られて案内されるため、しばらく方丈の入口で待った。
ここの法堂の天井の龍も狩野探幽である。こちらのほうが鮮やかに残っているためか、勢いがあるかに思われる。
*
妙心寺を出て、JR山陰線の花園駅の前まで来た。まだ時間がある。ふと思い立って大覚寺行きの市バスに乗って、嵐山に足を延ばした。
渡月橋あたりは若い人がいっぱいで騒がしい。夕暮れの山の方に歩いてみたり…
嵐山公園をたどって、竹林の道の端に出て、小倉池沿いに歩いた。この道、学生のころから何度も歩いた、自分の中で嵐山のゴールデンルートのように思っているところだけれど、すでに時間が遅くて、常寂光寺も落柿舎も入れなかった。
嵯峨釈迦堂前から市バスの京都駅行きに乗った。渡月橋から松尾廻りで四条通に入っていく路線だった。
一日中歩き回って、さすがに疲れた。前日の夕食にお金をかけたので、この日は四条大宮で適当にラーメンを食べて、おしまい。