night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

庭のつくばいにソーラー水中ポンプを導入

 自粛生活の日々、日数にして3割ほど在宅勤務になったり、週末もどこにも出かけられない。──いきおい、自室を掃除したりし始めたが、ふと、庭にあるつくばいとかけひに目が向いた。

 庭には、小さなつくばい石に、竹のかけひがしつらえてある。下に水道管がつながっていてかけひから水を出すことはできるはずだが、水道水を出しっぱなしにするわけにはいかないので水は流れておらず、すっかり、涸れつくばいになっている。こういうのはやはり、水が流れてこそのものだし、水音が聞けたら面白い。だが近所迷惑になりかねないから、べつに一日中流れていなくてもいい。──というわけで、Amazonで買ったのがこれ。

▼噴水ポンプ ソーラーポンプ 1.8W 9V 省エネ 自動操作 ブラシレス 水サイクル 屋外 池 プール 水槽 装飾 ソーラー水中ポンプ フローティング 噴水

 なんだかわからないショップが売っている、なんだかわからないメーカの、型番もなんだかわからない製品である。どうやら類似の商品がほかにもたくさんあり、ポンプ本体は同じものだったりするようだ。手のこぶしよりも小さな、驚くほど小さな水中ポンプに、小さなソーラーパネルがつながっている。A4ペライチの英語の説明書を信じるなら、スペックは、▼ソーラーパネル出力:10V/2W▼ポンプ出力:9V/1.58W▼ポンプ最大揚程:150cm▼ポンプ最大流量:220L/h、だそうだ。バッテリーはないので、蓄電はしない。つまりこれ、ソーラーパネルからのDC電源にDCモータを直接つないで動かしている製品である。日光を受けて動作していても、ソーラーパネルを覆ったり、日が翳るだけで、途端に止まってしまう。電源コードの接続部が、見たこともない2ピンのジャックなのだが、これには極性があるらしく、挿し間違えると動かない(最悪、壊れるらしい。そういうことはどこにも書いていない)。言ってみればおもちゃのような製品だが、面白いおもちゃが手軽に買える時代になったものだ。

 本当なら、つくばい石の下を掘って雨水枡か何かを埋めて、あふれた水が落ちて溜まるようにして、そこから水をくみ上げるのがよいのだろうが、すでに設置してある石を動かしてそんなことをするのは大変だ。とりあえずホームセンターに行き、ビニールの燃料用ホース(内径9mm)を買ってきて、つくばいに沈めたポンプとかけひをホースでつないだ。ポンプはごみを巻き込まないように、百円ショップで買ってきた洗濯機の糸くずネットでくるむ。ホースと電源コードは適当に土に埋めた。

f:id:jawa_jawa:20200607121727j:plain
 水が出た。しかし、もう少し水量が出るかと思ったけれど…。かけひの支柱の竹がわりと深くまで刺さっているのを、その下まで掘ってホースを通して水を上げており、そのせいか、高低差がありすぎて、ポンプの力が足りないようだ。このくらい控えめに出るくらいでもよいという気もするが、もう少し水量が多いほうがいいなとも思う。──改良の余地がありそうだ。だが、晴れた昼間に、ふと気づくとちょろちょろとした水音が聞こえるのは、好もしい。