night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

7月の園芸部

f:id:jawa_jawa:20210718110059j:plain
 梅雨の雨の中、ヤマユリがものすごい存在感。

f:id:jawa_jawa:20210718110109j:plain
 これはシモツケという花らしいです。(7月4日)

*

f:id:jawa_jawa:20210718110119j:plain
 鉢を埋め尽くして咲いている、ポーチュラカ

f:id:jawa_jawa:20210719195219j:plain
 この日は、春の花壇を片付けました。秋から来春に向けて何の種をまくか、計画中です。──バーベナは、切り戻して、残してみましたが、どうなるだろう…。

f:id:jawa_jawa:20210719195211j:plain
 こういうことをして遊んでいます。(7月18日)

f:id:jawa_jawa:20210725205050j:plain
 ミニトマトができまくっています。ただ、梅雨の前になっていた実と比べると、甘さがなくて、生で食べるような感じではなくなってきてしまいました。(7月22日)

*

 ひまわりの一種に「イタリアンホワイト」という花があります。種を通販で取り寄せて、4月の中旬に花壇にまきました。それからいろいろあって…。まず、発芽しない。発芽しても育たず消えてしまう。せっかくの双葉が5月の暴風で吹き飛んでしまう。などなど…。結局、ポットに引き上げて養生してから6月に定植しなおしたのが2株、直まきのままでどうにか育ったのが2株、合わせて4株が生き残りました。支柱を立てたら、約1か月でぐんぐん伸びて、人の背丈ほどになり、つぼみがふくらんできました。

f:id:jawa_jawa:20210718110603j:plain
 もうすぐ咲くぞー。(7月18日)

 そして…、

f:id:jawa_jawa:20210719191659j:plain
 咲きました! これを、ぜひ咲かせたかったのです。咲いてよかった。花は小さめだけど、やさしい色。──『響け!ユーフォニアム』に出てくる、あの花です!(7月19日)

 でも、葉やつぼみがだいぶ虫に食われてしまったのが1株あるのです。定植してすぐの頃から、アリが群がっているのはわかっていましたが、アリが食害するわけではなく、アリが餌にするアブラムシがついているのだと思うのですが、葉を見てもとくに見当たらず…。でも、手をこまねいているうちにどんどん食われていくのは確かなので、たまらず、園芸用の殺虫剤を買ってしまいました。農薬は、家の庭では使わないに越したことはないのですが(近くで育てているミニトマトとナスには使いません)、実際問題として食い尽くされようとしているのを見てしまうと、ね。


 住友化学園芸「パイベニカVスプレー」。2回ほど使ったら、虫による食害は止まりました。

f:id:jawa_jawa:20210802014405j:plain
 7月末には、次々に咲き始めました。背丈はすでにぼくよりも高くなっています。一本立ちの茎が、ある程度大きくなると、脇芽が伸びて、伸びた枝のそれぞれにつぼみがつくようになります。分枝性というそうです。

"Tokyo 2020"

f:id:jawa_jawa:20210926221854j:plain
 開会式の3日前、2021年7月20日20時14分の東京駅前。カウントダウンクロック、記念写真を撮る人がひっきりなしでした。

*

 新型コロナウィルスの感染者がまた増え始める中で、1年延期・外出自粛・無観客の、特異なオリンピックが、東京で開催されました。もともと何のチケットを取ろうとしていたわけでもありませんでしたが、「尾根幹線道路を走るオリンピックの自転車ロードレース」、これだけは見たい、と以前から思っていました。

 自転車ロードレース、7月24日(土曜日)は男子、7月25日(日曜日)は女子です。──土曜日は、町田市側から自転車で、多摩ニュータウンの方向へ走って行くと、…なるほど、警察と自衛隊が展開して、バリケードを張って鎌倉街道を通行止めにするところでした。ちょうどやって来た路線バスが通行止めに巻き込まれていたりして、そういうのって調整しないんだね…(尾根幹線が横切れない以上、迂回のしようがない、という事情もあるかもしれません)

 「沿道での観戦」がよく思われないことは明らかだったのでぼくも警戒していて、この土曜日は、貝取団地側の公園の木立の中から遠目に見たのですが、さすがに遠すぎて、よくわからなかったのですよね。このため、日曜日の女子ロードレースの日は、ぼくも多少図太くなって、旧南野高校側の歩道に出て、待ち受けました。

*

f:id:jawa_jawa:20210926221913j:plain
 というわけで、7月25日の尾根幹線道路。とは言え、大した“密”ではなかった。緑色のポロシャツを着た大会ボランティアの人たちが沿道を整理していた。

 交通が規制され、関係車両が一列になって西へ走って行くのを見送ります。自転車ロードレースは、武蔵野の森公園を出て大國魂神社などをパレード走行してから、是政橋で多摩川を渡ると本スタートになるそうです(つまり、いきなり稲城の激坂ってことですね)。そのあとは稲城の丘陵の住宅街をちょっと走ってから尾根幹線道路を西へ、町田街道に出てから津久井に入り、小倉橋を渡って道志みちを山中湖へ向かいます。──いや、もう、すごい地形のルートだな!と驚いてしまいますね。

 ヘリコプターがバリバリと上空にやってきます。いよいよです。──やってきたロードレース女子の車列は、…逃げ集団とメイン集団が、ほんの一瞬で通り過ぎていきました。

f:id:jawa_jawa:20210926221906j:plain
 スピードが、圧倒的だったのです。風が通り抜けたようなものでした。…自転車の速さじゃないぞ、これ! と。

 ぼくは思わず、不思議な気持ちになりました。警察と自衛隊とボランティアと、スポンサーとテレビ局と政府と自治体と…、この国のたくさんの人が、このイヴェントのために動いていて、そしてそれは一瞬の風のように通り過ぎて行って、でもそのために生命をかけている人たちがいるということです。そういうことを考えて、不思議な気持ちになったのです。──必ずしもそうとは考えませんが、もしかしたらぼくは「感動」したのかもしれません。

*

f:id:jawa_jawa:20210926221900j:plain
 先頭集団にいた、オーストリアのアンナ・キーゼンホーファーさん。この日の女子ロードレースは、この選手が、是政橋から一貫して先頭を逃げ続けて、ついに優勝してしまう、という、ものすごい展開になっていました。

 土曜の男子も、日曜の女子も、高温多湿で最悪な日本の夏の日でしたが、集団を見送ってから自宅に戻って、インターネット中継を見ていました。見慣れたような気になっていた日本の風景が、まるでツール・ド・フランスのような美しい中継映像になっていて、ちょっと新しい発見でしたね。自転車ロードレースって、お酒でも飲みながらゆったり中継映像を見るのが、ちょうどいいですね。

(9月26日公開)

東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』@帝国劇場 6/13、7/19

 今年もレ・ミゼが上演されました。「緊急事態宣言」を出たり入ったりしている社会情勢ですが、興行界はもはや構わず満席分のチケットを売ることにしているようで、東宝も、毎月末になると「○月(翌月)公演の実施について」という周知を出して、要するに「もうチケットは売っちゃってるし、やります。払い戻したければ払い戻して。」という姿勢のようですし、東宝ナビザーブなどを見ても相変わらずチケットは絨毯爆撃的に売り切れています。そりゃ、やれば人は来ますし、やるならぼくだって見たいわけです。何が良いことなのか、もはやぼくにはわかりません。今年は帝劇のチケットが2回分取れて、行ってきました。

帝国劇場 ミュージカル『レ・ミゼラブル』

f:id:jawa_jawa:20210616151502j:plain
 6/13(日曜)のソワレです。休日の日比谷のビジネス街は人気がなく、国際ビルの地下街も寥々としていました。

 思えば帝劇でレ・ミゼを見るのは2017年以来です。一年おきに上演されているこの演目、前回の2019年シーズンは、帝劇が取れず、名古屋も梅芸も取れず、勢い余って博多座のチケットを取りに行ったら取れてしまい、真夏の8月に福岡まで遠征したのでした。あれから2年で世界は激変してしまいました。

f:id:jawa_jawa:20210616174938j:plain
 今日のキャスト。

 目玉はやっぱり生田絵梨花さん@エポニーヌだったのかな。観客にやたらメンズが多くて、帝劇のこの演目には珍しく、男性側のトイレ列が大変なことになっていました(どうやら、2階上手側のトイレを振り替えて男性用を増やしていた(?)ようです)。生田絵梨花さんは前回シーズンでコゼット役をやられていましたが、この人がミュージカル女優として出てくることになる人だとは当時あまり思っていませんでした。今回はエポニーヌ。凛々しい表情も、吐き出すような演技も、出し切っていたと思います。当たり役ですねー。

 この日のキャストで、度肝を抜かれたのは、伊礼彼方さん@ジャベールでした。この方は大柄なので、一挙手一投足のシルエットが大いに舞台映えする方ですが、もはや怪物のような形相で、舞い降りたような演技をされていましたね。

 何度も見ているはずの演目ですが、「こんなミュージカルだったっけ?!」と思う瞬間が何度もあったのが印象的でした。舞台ものを久しぶりに見たせいかも知れません。歌に凄味が、力が、ありました。このわけのわからない時代に、劇場公演を守ってくれていることへの、敬意も感じます。マスクの下で鼻をぐすぐすしながら見ていました。

f:id:jawa_jawa:20210616151456j:plain

*

 そして、7/19(月曜)はマチネへ。あれ、この日って祝日じゃなかったんだっけ…なんでチケットが取れたんだろうと思ったら…(笑) 帝劇地下街のカフェに、久しぶりに入ってから、劇場へ。

f:id:jawa_jawa:20210801223137j:plain
 そういえば、このキャストボードって、以前は1階ロビーの一か所にしか掲示されていなかったと思いますが、みんな写真を撮るから人だかりになっちゃうんですよね。今回の公演では、1階にも複数個所、そして2階ロビーにもかけてありました。

 この日はこの日で、また、前とは全然違う演目を見たような感じがしたんですよね。特にこの日のキャストは、歌のテンポを揺らしすぎで、「演技多め」が良くない方に振れているというか…。例のミュージカル映画の悪影響じゃないかこれ、とすら思いました。ただ、バルジャン役の佐藤隆紀さんの歌唱にはちょっと驚きました、上手い人だなー。まだ35歳の方だそうで…。

 そのほかプリンシパルキャストの中では、屋比久知奈さん@エポニーヌが別格でしたね。屋比久さんのエポは2019年の博多座でも見ていたはずなのですが、そのときはなぜか特に印象が残っていなかったのです。今回見て、とにかくものすごく歌が上手いことにまずぐっと掴まれましたし、それだけじゃなくて、そこに乗せる表現がとても丁寧なんですね。──前回に見たときの自分のメモが残っていたので見直してみたところ、そのときはどうやら、演技の細かさに気を取られて、それがあまりよい印象につながっていなかったようです。こういうのって受け取る側の自分のコンディションにもよるので何とも言えないですけどね。

 ほかのキャストは、内藤大希さん@マリウスがとにかく単細胞っぽい演技をしてて、おまえ、そういうとこだぞ、みたいな…(笑/マリウスはそういう演技、ありだと思うんですよね) 6/13に見たときの竹内將人さんマリウスは、けっこう独特に感じられる演技をしていたのが印象的でした。──あと、「カフェの店長」という役柄を、この日、初めて認識したんですが、あなた誰(笑)

7/18(日)東京国立博物館

 炎暑の日、地下鉄で上野に向かったが、ふと思いついて新御茶ノ水で下りた。

f:id:jawa_jawa:20210904231218j:plain
 新御茶ノ水駅の、このトンネル壁面のカレンダーって、日曜日と祝日の位置に赤い印がついている。実は初めて気づいた。毎年ちゃんと変えてあるのかな。

f:id:jawa_jawa:20210904231224j:plain
 とても「東京」を感じる風景

f:id:jawa_jawa:20210904231237j:plain
f:id:jawa_jawa:20210904231231j:plain
 聖橋を渡ると右手に木漏れ日の道が。そして、いかめしい黒い構えの門がある。

f:id:jawa_jawa:20210904231242j:plain
 湯島聖堂。地面に何かガラスがおいてあるのは、いま東京では「東京ビエンナーレ2020/2021」という芸術祭をやっていて(まったく知らなかった)、その展示のひとつなのだそうだ。人はほとんどいない。

f:id:jawa_jawa:20210904231247j:plain
 ものすごい暑さで汗をかきながら、丘を登って、湯島天神の境内を通り抜けて、天神下の交差点に下りると、地下鉄の湯島駅、そして不忍池がすぐ近くである。

f:id:jawa_jawa:20210904231252j:plain
 上野公園にやって来た。休日だけど、静かだ。

*

 東京国立博物館では、特別展『聖徳太子法隆寺』を開催中。

f:id:jawa_jawa:20210904231258j:plain

東京国立博物館聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」

 こういうのは難しいんだよね…。ものすごい歴史的な価値のあるものばかりのはずなのだけど、遺物の価値がわからないと、見てもおもしろさを感じられないのだ。──ただ、飛鳥時代の仏像の妖美さに打たれていた。薬師如来坐像の両脇侍の細くくびれたウェストに感心したり…、観音菩薩勢至菩薩文殊菩薩普賢菩薩日光菩薩月光菩薩が並んだ部屋は圧巻だった。この人たち、男でも女でもない、不思議な…人間ではない何かのようである。

*

 東京国立博物館、本館もひとまわり。

f:id:jawa_jawa:20210904231315j:plain
 国宝室の展示は、いまは『平治物語絵巻』。乱暴狼藉の現場が活写されています

f:id:jawa_jawa:20210904231304j:plain f:id:jawa_jawa:20210904231310j:plain
 江戸時代の工芸品。こういうのってどういう由来のものなんだろうね。

f:id:jawa_jawa:20210904231320j:plain
 伝徳川家康筆、『日課念仏』だそうだ。家康がその晩年に、死にそうになったら急に罪滅ぼしを願って、南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…と書いていたのだそうだ。紙を埋め尽くすその文字に、鬼気迫るものを感じる。天下人になっても、心が休まることはなかったのだろう。

f:id:jawa_jawa:20210904231326j:plain
 『歌舞伎遊楽図』。江戸時代のアイドルライヴ会場の図ですね

*

 東洋館では、「イスラーム王朝とムスリムの世界」という企画展示が始まっている。

東京国立博物館>マレーシア・イスラーム美術館精選 特別企画 「イスラーム王朝とムスリムの世界」

f:id:jawa_jawa:20210904231336j:plain f:id:jawa_jawa:20210904231346j:plain
ペルシャの彩色陶器が美しい。

f:id:jawa_jawa:20210904231400j:plain f:id:jawa_jawa:20210904231353j:plain
マムルーク朝アイユーブ朝の真鍮器。

f:id:jawa_jawa:20210904231406j:plain
アブドゥルハミト2世の花押が入った勅令だそうだ。オスマン帝国末期のスルタンですね

f:id:jawa_jawa:20210904231457j:plain
優美な刺繍が入った、オスマン朝時代の上衣。

f:id:jawa_jawa:20210904231509j:plain f:id:jawa_jawa:20210904231503j:plain
イズニク陶器だ。

f:id:jawa_jawa:20210904231426j:plain f:id:jawa_jawa:20210904231431j:plain
f:id:jawa_jawa:20210904231438j:plain f:id:jawa_jawa:20210904231450j:plain
宝飾品にくらくらする。

f:id:jawa_jawa:20210904231416j:plain
イスラム世界というのは歴史的にはムガル朝インドも含まれる。目もとの涼やかな女性たちの肖像が並ぶ、これはムガル朝の皇后像だそうだ。

f:id:jawa_jawa:20210904231444j:plain
ムガル朝時代のインドの細密画、「シャー・ジャハーンと息子アウラングゼーブ」だそうだ。──これ、一見して、“放蕩息子の帰還”だ?と思い、あの挿話ってイスラム世界にも通底するモチーフなのだろうか、などと思ってしまったのだけど、史実ではアウラングゼーブは父のシャー・ジャハーンの帝位を奪っているそうなので、違うんだろうなあ

*

f:id:jawa_jawa:20210905005524j:plain
 翌週にはオリンピックが始まるという時期、東京には、本当なら海外からたくさんの観光客が押し寄せていたはずだけど…。晴れて青い空が美しく、暑いけれど、木陰には気持ちのよい風が通る。人は少なく、静かで、実によい夏の東京の昼下がりだった。まったく、おかしなものだ。

BS11ドラマ『三国志 Secret of Three Kingdoms(原題:三國機密之潛龍在淵)』感想(2021年3月~7月)

www.bs11.jp

 基本的な三国志のストーリーをまず知っている前提じゃないと楽しめないのではないか?とも思うけれど、劉備も張飛も関羽も出てこない代わりに、カッコイイ皇帝陛下と超絶美人の皇后陛下とカッコイイ司馬懿が大活躍するという、あり得ないトンデモ三国志だった。だけど、そんな突飛な設定のわりに、ドラマ自体は、まったくシリアスなもの。中国の時代劇ってどうせ武侠なんでしょ?アチョーって言って竹林を飛び回るんでしょ?、と思っていたけど、武侠要素は(なくはないけど)控えめだった。宮殿の衣装や調度も、本当に美しい。現代の中国時代劇ドラマの奥深さに初めて触れた。

この中国ドラマ、一回だけ見たけど、面白そうなのよね。伝奇ものだけど武侠じゃない。見ようかしら → 三国志 Secret of Three Kingdoms | BS11 https://t.co/ogeuNU6mQP
2021-03-30 08:49:20
このドラマ面白い。三国志じゃなくて三國機密という別の物語なんですね。万茜さんの美しさがやばいですね。 https://t.co/GUGhENu3K1
2021-03-31 00:12:04
しかしなー、BSで一時間ドラマが毎日たまっていくのは、視聴が追い付かなくなる危険と隣合わせ
2021-03-31 00:16:42
中国語字幕で見たいなと思ったら、格好の… https://t.co/nDEfaJJXc6
2021-03-31 00:33:07
三國機密5話まで。なんだ、やっぱり武侠か…。あと、いわゆる「イケメン」の顔にヴァリエーションが乏しくて、それっぽいキャラはみんな同じ顔に見えて困っている。
2021-04-02 00:36:55
三國機密、25話まで見た。どんどん役者がそろってきてるなー
2021-05-15 00:50:44
三國機密40話まで。このトンデモ三国志、すげーな…陛下がインディペンデンス・デイの演説みたいなことしてたぞ…超かっこいいじゃん…(?)ちなみにこの場合の陛下とは献帝です。あり得なさ
2021-06-13 01:35:57
陛下(ぴーしぁ)の戦場に駆けつけた司馬懿(すーまーいー)。冷静に見ると頭おかしい場面だよな! かっこいいんだけどな!w https://t.co/HScLB3N0Me
2021-06-13 01:59:42
三国志の時代の地名がいまいちわからなくていちいち調べてるんだけど、官渡之戦の官渡って鄭州と開封の間くらいなのね。許都は河南省の許昌、鄴はいまの河北省邯鄲あたり。烏桓に遠征して盧龍というのは北京より先の唐山の方、目的地の柳(柳城)に至っては遼寧朝陽のあたりらしい。遠すぎでしょ!!
2021-06-13 02:40:18
司馬懿(すーまーいー)の根拠地の温県って、一応、黄河の北側なのね。でも河南省なのか。まあ当時の黄河がどういう流路だったのかという問題もあるけど…
2021-06-13 02:53:15
三國機密43話まで。酔った曹丕が暗い顔で歌った詩は、曹丕の『大牆上蒿行』という楽府(古体詩)の一節なのだそうだ。
「四時舍我驅馳
 今我隱約欲何爲
 人生居天壤間
 忽如飛鳥棲枯枝
 我今隱約欲何爲」

「隠約」とはどういうニュアンスなのかな?
2021-06-19 02:10:32
このドラマ、実は古典の引用の宝庫だったっぽい。そういう目で見てなかったなあ。そして、現代のあの国のイケメンテレビドラマ(?)にもそうやって古典がぽんぽん出てくるってことは、そのくらいあの国では古典が人口に膾炙してるってことなんだろうなあ、面白い
2021-06-19 02:16:28
あー面白い。ドラマでも郭祭酒の台詞だった「兵は神速を貴ぶ」、これ、実際に三国志魏書郭嘉伝の烏丸(烏桓)征伐のときに出てくるのが出典なんだ、知らなかった。孫氏か何かかな?とか適当に思ってた
2021-06-19 02:26:48
BS11で『三國機密』を見てる今日この頃ですが、これの原作者の馬伯庸という人が『沈黙都市』の作者だということにいまさら気づいて、驚いてる。幅の広い作家だなあ
2021-06-24 12:15:59
三國機密は48話まで。ここ数回、息が詰まる展開。皇后から真相を聞かされた荀令君の狼狽、そして「臣知不知道还重要吗?」と曹操に口答えするまでになった荀令君。曹丞相と陛下の直接対面シーンはすごかった、曹操が迷い始めた…?この物語どうやって仕舞うのだろう?一方すーまーいーは闇堕ちしていた
2021-06-27 02:11:26
三國機密50話まで。火花を散らす曹操と陛下。すごいシーンだったので原語字幕を見直した。
「好啊。那陛下再下一次衣带诏,这次召谁来勤王呢? 刘备? 孙权? 你又想当谁的傀儡了? 如果你要为一个女人让中原血流成河,臣奉陪到底。陛下万岁!」
https://t.co/tBbLqz9kCM
2021-07-04 02:29:27
曹操「よかろう。ならば陛下、今度は誰に詔を下す? 今度は誰の傀儡になる? 一人の女のために中原を血の海にしようというなら、相手になってやる。──皇帝陛下万歳!」
曹公、一度は陛下を信じかけたのに、ついにキレてしまった…
2021-07-04 02:46:14
三國機密51話。目が離せない回が続く。愛する者を失った憎しみがすーまーいー(司馬懿)を魔王に変え、陛下とは完全に道を違えてしまった。皇后を殺され、本気ですーまーいーに剣を突き立てようとする陛下…。もはや泥沼、これあと3話でどうやって話を仕舞うのだろうか。。。
2021-07-04 17:05:23
荀彧と曹操の会話も圧巻だった。「三十年前あなたは漢征西将軍曹侯と墓碑に書かれたいと言ったではないか。曹公と私はともに帝を助け民を救おうと願った。あれから何年も過ぎた。いま私は陛下とあなたの間で板挟みだ。私の理想は鏡花水月のごとく遠く掴めない。もうあなたにはついていけない」
2021-07-04 17:06:15
https://t.co/rAVJLQ2zrG
2021-07-04 17:06:54
しかし、唐姐姐が死んだことで陛下も曹家も憎みすべてを滅ぼす魔王になったすーまーいー、正直理解できないし、皇后が死んだことで陛下を恨む気持ちを抱いちゃう曹丕もよくわからないんだよなあ。
2021-07-04 17:15:16
三國機密52話。なにこれ…どういうことなの…混乱してる。本当にぽかんとしてしまった。すまいー、お前は一体何者なの。。。
2021-07-06 01:19:31
そして、なんて美しい仙境なの… https://t.co/wNyr8xAQb1
2021-07-06 01:24:46
「あの日の文若はもうあなたには必要ない」最後に曹操の幼名を呼んで微笑みながら消えて行く荀令君。信じた仲間に去られ、治せない病に侵され、暗い雨の中で娘の立后を見届けて立ち去る曹操。愛する人のために愛を捨てると決める曹節。伏寿を…陛下の愛するものを、美しい仙境に残して、駆け去る司馬懿
2021-07-06 01:44:05
なにこれ…最終回なの? あと2話あるんでしょ? どういうことなの??
2021-07-06 01:44:19
史実から言えば、すまいーは最後に曹家を滅ぼすわけじゃん。彼は、何を心に決めたのか? 彼は最後に何に復讐したのか?
2021-07-06 01:52:34
三國機密53話。樊城の戦いがこのドラマでは見事に台詞だけで過ぎていく中(赤壁も台詞だけだったもんね)、死の床についた曹操のもとに、陛下がやってくる。陛下が去り一人残された曹操は、何を見、何を思い、何を悟ったのか。想像の余地がありすぎる、見事な場面でした
2021-07-06 23:18:08
「却没想到我一生最强大最敬畏的敌人早就被我接到身边了。」
「那不是朕。」

曹操「私の人生で最も畏敬すべき最大の敵が、まさかすぐそばにいたとは。」
陛下「それは朕ではあるまい。」
──はい、ここ、笑うとこです(?)字幕は「それは違う」みたいに訳してたけど
2021-07-06 23:22:47
「魏王现在还把朕当成敌人吗?」
「是敌人。」

陛下「魏王は今でも朕を敵となすか。」
曹操「あなたは私の敵です。」

急に虚無の目になる曹操。自分が得られなかったものを、曹操はよくわかっていたのかも知れないね
https://t.co/pYXV3mD73E
2021-07-06 23:31:29
そして私にはもはやすまいーが何を考えて動いているのか理解できないし、陛下がなぜすまいーを愛し続けているのかもわからないし、丕儿がなぜ陛下を恨むことに執着しているのかもわからなくなってしまった。次回最終回なのかよ
2021-07-06 23:33:43
三國機密54話、最終回。なんか、前回が最終回でよかったのでは…? 曹丕、もう言ってることが滅茶苦茶である。父を超えるために陛下と戦うって言いたいのか?
2021-07-09 00:07:15
そして丕儿も节儿も陛下のことを「大哥」とか呼んでんじゃないよ节儿もなにウキウキしてんだよ全部おまえらのせいじゃないかよ、と思ったけど节儿はしっかり丕儿に国璽を投げつけてくれたのでOKです!(史書にあるこういうエピソードをすごくうまく取り込んでくるからこのドラマは面白い)
2021-07-09 00:07:43
そして皇位を簒奪したらすみやかに血を吐き始める丕儿であった。甄宓は美しい容貌のまま心を病んでいた。本当の勝者はすーまーいーであった。ざまあみろ。…うーん、この回、必要だった?
2021-07-09 00:09:08
でも面白かったー。こんなぶっ飛んだパラレル三国志ドラマがあったとは。あの国はほんと、奥が深いぜ。史実と通俗的な三国志をある程度知ってないとこのドラマの仕掛けの面白さがわかりにくいかもしれないけど
2021-07-09 00:21:16
甄宓役の女優さん、もちろん美人なんだけど万茜とか董洁とは明らかに違うタイプの顔立ちで、涙袋が重いところとか、どちらかというと日本人ぽいと思っていたら、汪小敏さんという方で南宁出身の壮族の方なんだそうだ。
2021-07-09 00:42:30
曹節役の王玉雯は明らかに皇后と比べて子供っぽい不美人という役づくりにされているのが、ちょっとかわいそうだったかも。メイク次第ってところがあるじゃない…。
2021-07-09 00:43:49
あとこのドラマでは、ぼくがもう15年以上前に映画で見て「中国三大美少女の一人!」と思っていた董洁が、すっかり大人になっていたのが、ああ、と思った。それはそう。
2021-07-09 00:44:25
王玉雯めっちゃかわいいじゃん https://t.co/zHv0IwUOhe
2021-07-09 00:52:31
三國機密54話から名場面

曹丕「…陛下は?」
皇帝を退位させ玉座の間に土足で踏み入っておいて、この期に及んでも劉平のことを「ぴーしあ(陛下)」と呼んでしまう丕儿であった
https://t.co/mWLwr5IqDR
2021-07-09 20:35:37
曹節「どの口が言うの? お父さまも死ぬまでやらなかったようなことを何故やったの? 未来の歴史書で私たち曹家は叛逆者だと罵られるのよ」
曹丕「史書を書くのは私だ! あいつよりも私の方が皇帝にふさわしいのだ」
節「死ぬまで罪悪感を持ち続ける皇帝に?」
丕「なんだと?」
丕「…なんだと!!」
2021-07-09 20:38:22

読書&査収音源リスト(2021年4月~6月)

▼飛び立つ君の背を見上げる/武田綾乃

 『響け!ユーフォニアム』シリーズの新刊。夏紀、おまえほんといいやつだよな…

▼園芸家12カ月 新装版(中公文庫)/カレル・チャペック、小松太郎(訳)

 不朽の名作だと思うのだ。アマチュアリズムへの礼賛に、満ちあふれてる。翻訳も、昭和34年、もう62年も前の訳文だが、まったく色褪せてない。この本のことをぼくは前から知っていたし、一読したこともあったのだけれど、自分が庭に興味を持ち出してから改めて読むと…! ──雨が降ると、庭に雨が降っていると思う。陽が射すと、庭に陽が射していると思う。…というような一節があるのだけど、もう、膝を打つというか…!
 末尾の、この一節など、もう、素晴らしすぎて。泣いてしまうくらい。『グレート・ギャツビー』の結尾に匹敵するほどの、20世紀の世界文学の名文ではないかと思う。

 われわれ園芸家は未来に生きているのだ。バラが咲くと、来年はもっときれいに咲くだろうと考える。10年たったら、この小さな唐檜(とうひ)が一本の木になるだろう、と。早くこの10年がたってくれたら! 50年後にはこのシラカンバがどんなになるか、見たい。本物、いちばん肝心のものは、わたしたちの未来にある。新しい年を迎えるごとに高さとうつくしさがましていく。ありがたいことに、わたしたちはまた一年歳をとる。

▼日本人のための第一次世界大戦史(角川ソフィア文庫)/板谷敏彦

 “サラエボ事件のとき、株式市場はほとんど反応しなかった”というくだり。列強(今で言う“先進国”だ)の間で、社会を根こそぎ総動員する消耗戦争が始まって、どちらかが耐えられなくなるまで終わらない…なんて、誰も思っていなかった。それに先だってものすごい軍拡競争が行われていたにもかかわらず、だ。──だが、現代のぼくたちの目の前の国際関係を、第一次世界大戦前夜になぞらえる言説は、不用意にするべきことではないとぼくは思っているが、どうだろうか。

▼FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 、 上杉周作、関美和(訳)

▽愛されなくても別に/武田綾乃

▽旅のつばくろ/沢木耕太郎

 JR東日本の『トランヴェール』で連載されてたエッセイ。たしかに、“初めて読む文章じゃないな”と気づくのがいくつかある。

▽一度は行ってみたい 京都「絶景庭園」 (光文社知恵の森文庫)/烏賀陽百合

 旅行に行けない時代が続きますねえ

▼ルワンダ中央銀行総裁日記(中公新書)/服部正也

▽翻訳教室 はじめの一歩(ちくまプリマー新書)/鴻巣友季子

▼人生の短さについて 他2篇(光文社古典新訳文庫)(Kindle版)/セネカ、中澤務(訳)

▽NHK趣味の園芸 イラストでわかりやすい! 緑のカーテンの育て方/島田有紀子、尾崎忠(監修)

▽怪盗紳士ルパン アルセーヌ・ルパン全集(1)/モーリス・ルブラン、竹西英夫(訳)

 こういう人は多いと思いますがぼくも小学校の図書室ではポプラ社の怪盗ルパンシリーズを読破していたけれど、あの南洋一郎訳の全集は、いまでも労作だと思っているにせよ、大幅に翻案されたものもあるそうだ(一番面白くて記憶に残っているのが『ピラミッドの秘密』だが、あれこそ、原作が存在しない作品なのだそうだ)。ふと思い立って調べてみると、いまは怪盗ルパンシリーズの翻訳は、手に入りやすいものが少ないようだ。創元推理文庫で何冊か出ていた“リュパン”シリーズは絶版らしいし、ハヤカワミステリの新訳も、続刊されているようでもない。これは偕成社の完訳版だが、初版発行は1981年のものだ。収録されているのは、「ルパン逮捕される」/「獄中のアルセーヌ=ルパン」/「ルパンの脱獄」/「ふしぎな旅行者」/「女王の首飾り」/「ハートの7」/「アンベール夫人の金庫」/「黒真珠」/「おそかりしシャーロック=ホームズ」。どれも読んだ覚えがまったくないのが少し悲しい…。

▽奇岩城(ハヤカワ・ミステリ文庫)/モーリス・ルブラン、平岡敦(訳)

 続けてこちらは早川の新訳。とにかく話を本当に全然覚えていないのがショック。怪盗ルパンシリーズはべつに推理小説でもなんでもなく、今の価値観で言うとカテゴリ的にはライトノヴェルである、というのはわかってはいたけれど、こんなにわけのわからない話だったとは。あの、ルパンを引き立てるだけのために出てくるようなマドモワゼルは、いったい何なの(笑)
 数十年ぶりに読み返し始めたルパンシリーズだけど、どこまで飽きずに読めるかな。

▽ダメ人間/鈴井貴之

*

▼NANA ACOUSTIC ONLINE(Blu-ray)/水樹奈々

▼「響け!ユーフォニアム」5th Anniversary Disc ~きらめきパッセージ~

▼15th Anniversary Minori Chihara Birthday Live ~Everybody Jump!!~(Blu-ray)/茅原実里

6月の園芸部

f:id:jawa_jawa:20210606174220j:plain

f:id:jawa_jawa:20210606174225j:plain
 なんだか派手なユリ。

f:id:jawa_jawa:20210606174237j:plain
 ミニトマトは、最初の花房の実が順調に大きくなっています。先月、暴風で主枝が折れるという事態になりましたが、その後しばらくしたらいつのまにかものすごい勢いで枝が伸びていました。最初に自分が思い描いていた仕立て方などどこへやら、とにかく伸びた先に支柱を立てて支えなきゃ、みたいな状態になりました。

f:id:jawa_jawa:20210606174231j:plain
 ミニトマトと一緒に、ナスも苗を1つ育てていました。初めての収穫ができました。

f:id:jawa_jawa:20210606174243j:plain
 ゴールデンウィークに種をまいたマリーゴールド、それほど期待していなかったけど、咲き始めました。小さいけれど、目の覚めるような、いい色。(6月6日)

*

f:id:jawa_jawa:20210616151057j:plain
 キンシバイのようです。

f:id:jawa_jawa:20210616151045j:plain
 4月に咲き始めたバーベナも、まだ咲いています

f:id:jawa_jawa:20210616151052j:plain
 チェリーセージ、だんだん白が多くなってきています。

f:id:jawa_jawa:20210616151027j:plain
 おや、ばったが

f:id:jawa_jawa:20210616151036j:plain
 4月18日に種をまいたひまわりの一種ですが、ほとんど芽が出ない・出ても育たず消えてしまったり、せっかく発芽した株も5月17日の暴風で双葉がもげる(!)などの事態に陥って、たまらず、生き残った株を引き上げて、ポットで養生していました。暖かいからいいかと思ったのですが結局、時期が早かったのでしょう。そろそろよかろうと思って、再び定植しました。花が咲くまで育つのかどうか…。(6月12日)

*

f:id:jawa_jawa:20210616151509j:plain
 サルビア・ガラニチカ(メドーセージ)という花だそうです。

f:id:jawa_jawa:20210616180118j:plain
 こういう、自分が何色になればいいのかわからないようなときのあじさいって、本当にきれい。

f:id:jawa_jawa:20210616180109j:plain
 どうやら、一つの花房の中でも、赤くなったところから取っていいようなので、これも初めての収穫になりました。甘くておいしいミニトマトでした。(6月16日)

*

f:id:jawa_jawa:20210626185259j:plain
 いつの間にかすっくと伸びて、アガパンサスが咲きました。

f:id:jawa_jawa:20210627184528j:plain
 ナスの葉、ニジュウヤホシテントウテントウムシダマシ)の食害がひどくなってきました。見つけ次第捕殺していますが…。(6月26日)

「#映える風景を探して」@町田市立国際版画美術館6/26

f:id:jawa_jawa:20210704204831j:plain
町田市立国際版画美術館「#映える風景を探して 古代ローマから世紀末パリまで」

f:id:jawa_jawa:20210704204647j:plain
 16世紀のオランダの銅版画など。古い時代の細かい作品で、すごいんだけど、いかんせん、地味なんだよね…。

f:id:jawa_jawa:20210704204653j:plain
 ユベール・ロベールの原画を版画にしたものだそうだ。

f:id:jawa_jawa:20210704204702j:plain
 スケッチしてる人がなんとなくユーモラスなんだよな

f:id:jawa_jawa:20210704204708j:plain

f:id:jawa_jawa:20210704204716j:plain
 リヴァプール・アンド・マンチェスター鉄道の風景だって。これなんかまさに、写真がない時代の報道素材だったんだな、とわかる

f:id:jawa_jawa:20210704204723j:plain
 光を遮る雲の広がりの描き方がたまらない。コンスタブルの原画だそうだ

f:id:jawa_jawa:20210704204732j:plain
 ターナーの版画だって。なんだか日本の梅雨みたいな湿気の世界に見えるけど、はたしてそういう表現なのかどうかはよくわからない。

f:id:jawa_jawa:20210704204741j:plain

f:id:jawa_jawa:20210704204748j:plain
 ミレーとコロー。どちらも、いかにも彼らの絵っぽい画面を、わざわざ版画でも描いていたのね。


f:id:jawa_jawa:20210704204755j:plain

f:id:jawa_jawa:20210704204802j:plain
 出ました、ナポレオンの遠征から生まれた当時の学術資料、『エジプト誌』。これすごいんだよね、線も細かければサイズも大きい。


f:id:jawa_jawa:20210704204817j:plain

f:id:jawa_jawa:20210704204825j:plain
 ピサロの版画。淡い色だったり点々とした感じがちょっと不気味だけど、特にこの森の小径の絵には、吸い込まれるような不思議な魅力がある。

*

 『まちだゆかりの作家 門坂流』が同時開催中だった。門坂流とは2014年に亡くなったイラストレータ・版画家の人だそうだ。名前は知らなかったけれど、展示を見てみて驚いた。

f:id:jawa_jawa:20210704212455j:plain

f:id:jawa_jawa:20210704205632j:plain
 水や空気がうねっている!

f:id:jawa_jawa:20210704205643j:plain

f:id:jawa_jawa:20210704205651j:plain

f:id:jawa_jawa:20210704205700j:plain
 エングレーヴィングって要するに金属板を彫刻刀で引っかいてるんだと思ってるけどそれでこんな線が書けるの?!

5月の園芸部

 園芸部では、庭に限らず公園や里山や寺院や道端などあちこちで、花や植物を撮る活動をします。

*

f:id:jawa_jawa:20210502140217j:plain

f:id:jawa_jawa:20210502140151j:plain f:id:jawa_jawa:20210502140114j:plain
 藤の季節になりました。が、ちょっと来たのが遅くて花の盛りは過ぎちゃったのかな。やはり今年は季節が早いように思います。

f:id:jawa_jawa:20210502140104j:plain

f:id:jawa_jawa:20210502140120j:plain
 イチハツとシャガ。もはや春というより初夏という感じがする花です。

f:id:jawa_jawa:20210504223150j:plain
 ムラサキツユクサかな。

f:id:jawa_jawa:20210502140127j:plain

f:id:jawa_jawa:20210502140158j:plain
 この花、「矢車草」だと覚えていましたが、ヤグルマソウと言うと別種の植物を指し、この花のことは「ヤグルマギク矢車菊)」と呼ぶ、ということを今回知りました。野草だと思っていたけど、英語名では「セントーレア」。…あれ、セントーレアって言うと西洋由来の園芸品種じゃないの。さらに、この花は青いものだとばかり思っていましたが、紫色の花もあるんですね。

f:id:jawa_jawa:20210502140211j:plain
 ハルジオン。子供の頃、「びんぼうぐさ」と呼ばれていたのを思い出しますが、考えてみればこの花のなにが貧乏なのか…。

f:id:jawa_jawa:20210502140205j:plain
 ナガミヒナゲシ。この10年ほどで急激に増えた外来植物ですね。(5月2日)

*

f:id:jawa_jawa:20210504222207j:plain
 シラー・ペルビアナ(オオツルボ)、満開になりました。ごてごてしてますね。

f:id:jawa_jawa:20210504222221j:plain
 チェリーセージ、だんだん白が多く入るようになってきました。鶴みたいだな。

f:id:jawa_jawa:20210504222215j:plain
 ギリア・トワイライトが咲き始めました。あ、きりぎりすが乗ってる。(5月4日)

*

f:id:jawa_jawa:20210509161059j:plain
 セントーレアが咲き始めました。思ったより草丈が高くならず、葉ばかり茂って、葉に埋もれるように花がついています。

f:id:jawa_jawa:20210509161739j:plain
 苗を定植して3週間のミニトマト。こちらもだんだん大きくなってきました。そろそろ支柱を立て直すかな。(5月9日)

 このミニトマトは、その後、5月17日の暴風で、せっかく花もついていた主軸の枝が、無残にも折れてしまうという憂き目に遭いました。斜めに立てた支柱に結んだところのすぐ先でボッキリ折れるという結果に…。思ったよりもしっかりビシバシと留めないと、だめみたいですね。ですがまた脇芽がぐんぐん伸びていきました。

*

f:id:jawa_jawa:20210510210426j:plain
 夜、妖しい甘い香りが漂っていて、すいかずらが咲いていることに気づく。(5月10日)

*

f:id:jawa_jawa:20210530214935j:plain
 シノグロッサム(シナワスレナグサ)。

f:id:jawa_jawa:20210530214942j:plain
 アリウム・ロゼウムが花火のように咲きました。

f:id:jawa_jawa:20210530214951j:plain
 茂りすぎてしまった花壇の中で、エスコルチア・ミルクメイドもひっそり咲いていました。陽当たりが悪くなっちゃったんだよな…。

f:id:jawa_jawa:20210605165632j:plain
 ギリア・レプタンサ・ホワイトと、セリンセ・マヨール。いい組み合わせだったんだけど、このあと、ギリアの株は、育ちすぎたセリンセに押しのけられて、倒れて枯れてしまいました。

f:id:jawa_jawa:20210530214958j:plain
 初夏の陽射しの中、だんだん、“秘密の花園”っぽくなってきたような気がするなあ。(5月30日)

「藤田道子 ほどく前提でむすぶ」@茅ヶ崎市美術館 5/30

 平塚から列車で茅ヶ崎に戻った。平塚とは相模川を挟んで双子都市のような位置関係にある街だが、茅ヶ崎駅の南口に出てみると、サザン通りとか雄三通りとか書いてあって、いかにも若い人向きのパブなんかもあって、どことなく浮わついた感じがする。住宅街を抜けて歩いて行き、公園の小高い丘の上の、茅ヶ崎市美術館にたどり着いた。

f:id:jawa_jawa:20210606181505j:plain
茅ヶ崎市美術館「藤田道子 ほどく前提でむすぶ」

f:id:jawa_jawa:20210606181510j:plain
 かそけきもの、風にゆれる

f:id:jawa_jawa:20210606181541j:plain

f:id:jawa_jawa:20210606181546j:plain
 つながっている

f:id:jawa_jawa:20210606181523j:plain

f:id:jawa_jawa:20210606181518j:plain
 この色と光は、ここに来ないと見られない

f:id:jawa_jawa:20210606181534j:plain

f:id:jawa_jawa:20210606181554j:plain
 繊細なんだけど、緊張感を強いられる感じではなく、息をほっと吐くようなやさしさがある。でも凛とした空気で、…不思議な展示だった。

*

f:id:jawa_jawa:20210606181603j:plain
 茅ヶ崎市美術館のある丘を下りようとすると、欧風の門が。ここはもともと、戦前に実業家の別荘の洋館が建っていたのだそうで、このスパニッシュなエントランスがその名残なのだそうだ。

f:id:jawa_jawa:20210606181611j:plain
 松籟庵という茶室と日本庭園がある。日本庭園では子供たちが走り回ってかくれんぼしている。

f:id:jawa_jawa:20210606181619j:plain
 築山には仏塔のミニチュアが。センスが良いのか悪いのか、微妙なところだ

 野球場をぐるりと回りこんで、歩道橋で国道134号線を渡ると、海岸に出た。

f:id:jawa_jawa:20210606181625j:plain
 えぼし岩を眺めながら、ちょっとレイドバックしてしまった。テントを張って水着で寝そべっているおねいさんとか、まあバーベキューしてる人たちもいるけど、適度に楽しんでいればいいのじゃないかなあ。

 帰りに駅まで歩いたこのあたりの住宅街、わりにのんびりしてるし、サーフボードを運ぶカギのようなものがついた自転車に乗っている人とか、ウェットスーツが干してある家があちこちにあったりする。空も広いし気候も暖かそうだ。…ぼくは海沿いに住みたいとはあまり思わないけど、海が好きな人でこのあたりに住んだら、たまらないんだろうな、と思った。

f:id:jawa_jawa:20210606181634j:plain
 帰りは茅ヶ崎駅からこれに乗って…

 相模線で厚木へ、そして小田急で町田へ。途中で、急に大粒の雨に降られた。丹沢の方から雨雲が湧いてきたらしく、もう夕立が降るような季節になったのか。