■町田市立国際版画美術館>「#映える風景を探して 古代ローマから世紀末パリまで」
16世紀のオランダの銅版画など。古い時代の細かい作品で、すごいんだけど、いかんせん、地味なんだよね…。
ユベール・ロベールの原画を版画にしたものだそうだ。
スケッチしてる人がなんとなくユーモラスなんだよな
リヴァプール・アンド・マンチェスター鉄道の風景だって。これなんかまさに、写真がない時代の報道素材だったんだな、とわかる
光を遮る雲の広がりの描き方がたまらない。コンスタブルの原画だそうだ
ターナーの版画だって。なんだか日本の梅雨みたいな湿気の世界に見えるけど、はたしてそういう表現なのかどうかはよくわからない。
ミレーとコロー。どちらも、いかにも彼らの絵っぽい画面を、わざわざ版画でも描いていたのね。
出ました、ナポレオンの遠征から生まれた当時の学術資料、『エジプト誌』。これすごいんだよね、線も細かければサイズも大きい。
ピサロの版画。淡い色だったり点々とした感じがちょっと不気味だけど、特にこの森の小径の絵には、吸い込まれるような不思議な魅力がある。
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『まちだゆかりの作家 門坂流』が同時開催中だった。門坂流とは2014年に亡くなったイラストレータ・版画家の人だそうだ。名前は知らなかったけれど、展示を見てみて驚いた。
水や空気がうねっている!
エングレーヴィングって要するに金属板を彫刻刀で引っかいてるんだと思ってるけどそれでこんな線が書けるの?!