night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

読書日記

今月の読書メモ&査収音源(2016年7月)

▼英仏百年戦争(集英社新書)/佐藤賢一 百年戦争っていうのは大雑把に言ってしまうとフランスの王侯の内戦だった。…という名解説。国民国家ができる前のヨーロッパの歴史って理解しにくいものがあるのだけど、この本はとても面白い。▼入門 国境学 ─領土、主…

今月の読書メモ&査収音源(2016年5月〜6月)

▼王とサーカス/米澤穂信 ▼真実の10メートル手前/米澤穂信 カタルシスがなく、苦く終わるのが、この人の特徴だよね…。▼さよなら妖精/米澤穂信 ストーリーをよく覚えていなかったので読み返した。太刀洗さんが中学浪人しているなんていう設定があったんだっ…

今月の読書メモ&査収音源(2016年4月)

▼韃靼疾風録(下)/司馬遼太郎 明末清初を描いた歴史小説として、面白かったのはたしかなんだけど、…前半(上巻)は人間模様が魅力的だったのに、後半になるとただの戦争小説になってしまう、という、司馬遼太郎作品のムムムなところが出てしまった感じ(『…

今月の査収音源(2016年2月〜3月)

▼Minori Chihara Symphonic Concert 2015 〜Reincarnation〜 /茅原実里 昨年5月の、NHKホールでのシンフォニック・コンサートを収録。前半は、やはり、みのりん、硬いよね。前半の白眉は、ジャジーな『蒼い孤島』(マリンバ奏者の方、あのパッセージを完璧…

今月の読書メモ(2016年2月〜3月)

▼リカーシブル/米澤穂信(新潮文庫) 途中からストーリーが急激に動いて、何かが真正面から突っ込んでくるんだけど、何が突っ込んできているのか全然わからないのだ。うむむ。そして最後までオカルトが抜けきらず謎のままの謎が残る。▼革命前夜/須賀しのぶ…

今月の読書メモ(2016年1月)

▼供述によるとペレイラは…/アントニオ・タブッキ、須賀敦子訳 昨年末に「タブッキはいいぞ」と思い始めて読んだ2作目。ポルトガルの熱い空気と空、リスボンのカフェや路地の灯、そんなものが想像できる文章で、旅行したい欲が駆り立てられる。舞台は戦間期…

今月の査収音源(2016年1月)

▼食物連鎖/中谷美紀 ▼cure/中谷美紀 年末に“坂本龍一ワークスとしての歌手・中谷美紀”の存在を急に思い出し、正月休み中にブックオフで購入。なつかしい…ぼくが高校生だった頃にリリースされたアルバムだ。ストイックな世界。「cure」のボーナスディスクは…

2015年後半頃の読書リスト

列挙のみ、順不同。旅の窓/沢木耕太郎 第一次世界大戦(ちくま新書)/木村靖二 30の発明からよむ世界史(日経ビジネス人文庫)/池内了 ハーモニー[新版](ハヤカワ文庫JA)/伊藤計劃 ヒトラー演説 ─熱狂の真実(中公新書)/高田博行 北京の胡同/ピータ…