night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

「京都・南山城の仏像」@東京国立博物館 11/12

 南山城(みなみやましろ)、京都と奈良の間あたりだけど、ぼくは以前にあのあたりの山の中を歩いて、平安時代の浄土庭園が今に残る“浄瑠璃寺”というお寺を訪れて、たいそう感動したことがある。そのお寺の阿弥陀堂には、そこには大きな阿弥陀像が9体並んでいるのだけど、あくまで仏様のための建屋であって人が日常的にお参りするようなところではないそうで、建物の造りも独特なのだった。「九体阿弥陀」といい、平安時代にはそういう信仰の形があったのだそうだが、今に残っているのはそこが唯一だということだ。


東京国立博物館>浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「京都・南山城の仏像」

 会期の最終日に足を運べてよかった。その「九体阿弥陀」の修理完成記念の展示で、1体が展示されている。


 また、海住山寺(かいじゅうせんじ)の十一面観音も、とてもよいお顔の仏さまであった。