■東京都美術館>スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち
時間指定予約が必要なので、当日に出かけて移動しながらスマートフォンで12時00分の予約チケットを購入した。便利なのか不便なのかよくわからない時代である。
『スコットランド国立美術館 THE GREATS 』展に行ってきた。いろんな分野のいいのが少しずつ!っていう、京料理のコースという感じだった。最後の大物は、成金趣味かなあ…
■2022-05-15 13:56:33
ルネサンス絵画、バロック絵画…と順を追っていく、体系的な展示。エル・グレコのキリストに感心したり、ベラスケスの『卵を調理する老婆』という絵が地味になにかしら強烈なものがある。ベラスケスが19歳のときの作品なのだそうだが、このおばさんの角度も光の当たり方も、ちゃっきりぱっきりしていて、妙に印象に残る。
(via Wikimedia Commons)
ポーチドエッグって昔からある食べ方なんだね。お湯じゃなくて油で煮ているそうですが
英国の美術館らしく、トマス・ゲインズバラやターナー、コンスタブルなどの佳品も。
(via Wikimedia Commons)
ジョン・エヴァレット・ミレイの"Sweetest eyes were ever seen"
最後に現れるのは、『アメリカ側から見たナイアガラの滝』(フレデリック・エドウィン・チャーチ)。米国の画家の作品で、米国で財を成したスコットランドの実業家が故国に寄贈したというものだ。超特大サイズの風景画で、展示室に入った瞬間に度肝を抜かれる。一見の価値があるのはたしかだ。