night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

「バレル・コレクション」@ Bunkamuraザ・ミュージアム 5/26

 目黒区美術館に行ったあと、山手通り沿いから路線バスに乗って、道玄坂上から歩いて、渋谷の東急Bunkamuraへ。

Bunkamuraザ・ミュージアム印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション

 スコットランドの海運業の実業家のコレクションだそうだ。とてもセンスのよい人だったようで、落ち着いた、よい絵ばかり。展示の目玉はドガの『リハーサル』のようだが、瞬間を撮ったような、ちょっと窃視的とも言える、面白い絵だ。ルノワールの、どちらかというと晩年の、明るい庭の絵も、揺らいだような視界に見とれてしまう。

 いくつかは撮影可能な作品も。

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 アンリ・ル・シダネル。『月明かりの入り江』。

 アンリ・ル・シダネルは、『雪』という、夜の村の広場に雪が降り積む絵が、幻想的でとてもよかった。ル・シダネルって、あちこちの美術館で見かけるわりには、あまりまとまってみる機会はないという印象があるけれど、はっとするような絵が多い画家のような気がする。

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 クールベの『マドモワゼル・オーブ・ドゥ・ラ・オルド』。くっきり男前な美人。クールベという画家は、古典的なのか、いっちゃってるのか、振り幅がわからないなあ。