night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

Minori Chihara Live Tour 2019 ~SPIRAL~ @一宮市民会館 2/9

 茅原実里さん、愛知県一宮市の市民会館での公演です。名古屋も昨今はコンサート会場不足らしく、この一宮市民会館は最近プロモータが目をつけたのか、東名阪ツアーの名古屋会場として頻繁に目にする名前になりましたね。

 会場に行く前に観光しようかとも思っていたものの、前夜に仕事が終わったのが22時頃で、気分的にも体力的にも翌朝に早起きする気にはなれず、結局、当日の昼過ぎに新横浜駅に現れて、『こだま』の自由席でのんびり行こう…と目論んでいました。──しかし、新横浜駅の新幹線改札口に行くと、東海道新幹線がちょうど運転見合わせとのこと。掛川の先で車両点検中だそうで、これは、やっちゃったかな…と、不穏な流れです。しかし、どうやら大事ではなさそうと読んで、下りホームに抑止されていた『のぞみ』にとりあえず乗り込み、デッキで立ったりしゃがんだりしながら待っていると、13時頃に運転再開になりました。「後続の列車の指定券を持っている人も、指定席の空席を使うことができる」というアナウンスが入っていました。混乱を起こさないための対策でしょうが、そういうことをすると「ぷらっとこだまなんだけど、さっき乗っていいって言ってたわよ」みたいな人も現れてしまうので、痛し痒しというところでしょうね。

 先に列車が詰まってしまっているため、若干、徐行や停止などを繰り返しましたが、14時50分頃には名古屋駅に到着。デッキで立ったまま昼間からビールを飲んで、下手に狭い座席に座るよりも気持ちはゆったりしていました。

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 普通列車に乗り換えて、尾張一宮駅へ。

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 一宮は、名古屋と岐阜の中間あたりにある町で、名鉄の駅とJRの駅が隣り合っています。JRの駅は真新しい感じ。

 逆に早く着いてしまったため、名鉄側の喫茶店で時間をつぶしてから、名鉄バス乗り場から江南駅(ここから東にある、名鉄犬山線の駅ですね)行きの路線バスに乗りました。乗り場では係の人が立って、「市民会館に行かれる方はこちら」と案内していました。

 しかし、一宮の市内の交通の流れは極端に悪く、下車する停留所「両郷町口(りょうごうちょうぐち)」まで20分もかかりました。見た感じ、交通量はそれほどでもないのに、信号が多すぎるのと、交通の流れに応じた信号機制御的なことがされてないみたい。しかも、バス停から市民会館までも、歩いて10分ほどを要したので、結局、駅から約30分かかったのでした。直接歩いてもそのくらいのはずで、アクセスはやはり、よくはないですね。──市民会館、名古屋からのバイパス道路には近いものの、周りはほぼ住宅地、という、不思議な立地にある会場でした。れんがタイルの建物ですが、ファサードは別付けのガラスで覆われているので、なんとなくぼやけた印象の建物です。

 入ってみると、二階席と一階席が両脇でつながっているタイプのホールで、ぼくの座席は一階の8列目の上手側でした。この規模のホールで8列目というのは感覚的にはかなり近く、しかも隣が二人分、最後まで空席だったという、謎の良環境でした。

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 セットリストはこちら。

・∞
・ENERGY MAKER
・夢幻SPIRAL
・赤い棘のギルティ
・(MC)
・Little Wing
境界の彼方
・(MC)
・PRECIOUS ONE
・みちしるべ
・(MC)
・奇跡
・(instrumental)
・金魚
・(MC/旗振りレッスン)
・アイアイ愛してるよ♡
SELF PRODUCER
・(MC)
・Remained dream
・勇気の鼓動
・(MC)
・Hopeful "SOUL"
・CRADLE OVER
・声もなく始まる世界
Paradise Lost
・(MC)
・言の葉

-encore-
・シャラララ
・(MC)
・Final Moratorium
Freedom Dreamer

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 セットリストも含めて基本的に構成はほぼ同じなので、初日のような感動の嵐(?)ではなかったものの、その分、じっくり歌を聴いて、盛り上げるところはガンガン攻めてみました。

●座席が近いので、みのりんの腹筋がきれいに見えた!というのもよかったポイント(^^;。──MCで、ヴァイオリンの室屋大先生が、みのりんの腹筋すごいよね、みたいな話を振って、「腹筋はみんな二つに割れてます。」とみのりんがかまととぶったのが可笑しかったです。いやまあそうなんだけど、…「その上に、いろいろついちゃうわけじゃない。」みたいな話の流れで、笑ってしまいました。

●『みちしるべ』で歌い出しを間違えてしまったのは痛恨事でしたね…。一羽の鳥が…。「飛んでっちゃったね。」と、須藤賢一さんの突き放しフォロー(?)。

●『金魚』で、ペンライトが赤か青かっていう件があったけど、この日はちらほら緑が見えたのは、なんですか、水草ってことですか?(笑)

●このツアー、印象の強い曲を一曲だけ選ぶなら、『Hopeful "SOUL"』。どうしちゃったんだろう、と思ってしまうくらいの、強い叫びがあふれた歌詞、そしてそれを、手を握りしめて歌う茅原さんです。「何度倒れても夢は消えないんだと 今は強く唇かんで」…。この日も特に凄まじかったなあ。

●ダンサーさん二人に入ってもらっているこのツアー、一人はおなじみの「サカナちゃん」ですが、前から思っていましたがこの人の動きが本当に別格なのですよね。今回も、全身のジェスチャーで盛り上げまくっていて、見ていてとても爽快。いいダンサーさんです。なんのタイミングだか忘れましたが、旗曲のために持ってきた旗を目の前に掲げて、その後ろからちらっと顔を出したときが、めちゃめちゃかわいかったのです。

●そのダンサーさんを従えての『SELF PRODUCER』も、相変わらずの爆上ゲ曲ですが、この曲の、サビの前の「だいすきー!」コールのときに、特に大サビの前で、「みーのーりんが!!」→『だいすきー!!』になるように警報を入れていた一団がいて、そんなの初めて聞いたので笑ってしまいました。そこだけやるのは、それ、アリだと思う!!(笑)

●『CRADLE OVER』という良曲が、今回のツアーでは久しぶりに演奏されています。思うに、この曲、初期の『蒼い孤島』とかに匹敵するくらいのブチアゲ曲になる潜在力を秘めているのに、どうも盛り上がらないのは、単に知名度が低すぎるからだと思うんですよね…。なんとか盛り上げたいので、コールは積極的に入れるようにしてましたが…。

●アンコールでは客席の通路を通って、二階席まで練り歩く、みのりん一行でした。なかなか二階まで行くことないのでは? ただ、二階席が全然埋まってなかったのがちょっと残念でしたが。

●アンコールの二曲目は各公演で日替わりのようで、そろそろトモチャンあたりが来るんじゃないかと思っていましたが、この日は、突然の秋田レーザー(笑)が展開して、『Final Moratorium』でした。どよめきつつ、瞬時にペンライトを緑にスイッチするオーディエンス、最高でしたね。しかも、この曲、Bメロは裏拍で打ち続けるんだよ、そうなんだよ! 水樹奈々さんの『still in the groove』と同じで、最近それを忘れてる人が多いんだよ!!(笑)

●ただ、最後、カラーボール投げで、ぼくの右の方に落ちたのが、取り合いのようになってしまい(座席の下に落ちてわからなくなってしまったらしく)、曲中なのにかなり長い時間にわたって騒動になっていたのが、なんだかなあ、と…。危険ですから、見えなくなったらほどほどにしてね。。。

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 20時10分頃に終演しました。厳寒の外に出て、一息ついてから、今度は意を決して歩き始め、尾張一宮駅へ。

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 ロータリー交差点というのも珍しいけど、なんだかものすごくうかれている。左後方に見えるのはJR尾張一宮駅。夜になるとこんなことになるのね

 結局、歩いてもやはり30分程度で駅に着きました。Googleマップのおかげです。──今度はなんとなく名鉄電車に乗って、名古屋駅まで戻り、15分くらい歩いたところにある安定のビジネスホテルに投宿しました。