night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

8/19(日)南海汐見橋線木津川駅

 三国ヶ丘から南海電車に乗った。汐見橋線という、南海電鉄のローカル線を見に行く。岸里玉出から汐見橋まで、30分に一本の電車が下町を往復している。線路は複線電化が維持されているが、駅の様子はどこも鄙びている。


 木津川という駅で下車した。


 工場地帯に放り出されたようなところだ。側線があるが、線路は切り取られており使われていない。転轍機が虚しく残る。


 駅前は砂利。臨海部の貨物駅だと言われたら、まあそうかもしれないと思うけれど、そういうわけでもないのだから、不思議なところだ。


 インターネットで、文明崩壊後の風景、などと言われているところだが、駅前広場(?)は近隣の工場の駐車場に使われているようだったし、線路の東側には住宅団地などもある。だが、そこに住む人が日常的に利用するような駅ではないことはたしかである。

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 30分後の電車に乗って、汐見橋駅へ。ここもエアポケットのような風情の駅だ。


 地下鉄千日前線阪神難波線の桜川駅に隣接しているが、高速の高架の下を10分ばかり歩いて、難波のOCATのある建物まで歩いた。イヴェントスペースに人が集まっている(アイドルグループの何かだったみたい)のを横目に、地下に下りると、JR難波駅がある。


 201系電車とか久しぶりに見るが…関西ではまだ健在なのだ。

 大和路線の各駅停車に乗って、奈良方面へ。JR難波駅始発の電車はガラガラで、さすがに疲れていたところだったので座っていた。天王寺で乗り換えてもよいが、大和路快速はどうせ混んでいるだろうと思ったので、各駅停車に座ったまま久宝寺まで行って、後ろから来る大和路快速を待ち受けた。