night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

Minori Chihara Live 2017 〜弦楽四重奏の調べ〜/〜BOUNENKAI〜 @舞浜アンフィシアター 12/27

 茅原実里さんの年末ライヴ、今回は1日に2回まわしで、昼の部は室屋大先生ストリングスによる「弦楽四重奏の調べ」。一方、夜の部は「BOUNENKAI」というとぼけたタイトルがついています。会場は舞浜アンフィシアター。仕事納めの前日の平日でしたが、首尾よく仕事を休んで出かけました。都内に寄りたいところもあったものの、やはりそれどころではなくなって若干ギリギリ気味になりながら、京葉線で舞浜に到着。おお、夢の国の人たちがいっぱいいる(笑) イクスピアリを突っ切って10分ほど進むと、アンバサダーホテルと広い駐車場に挟まれたような位置に、舞浜アンフィシアターがありました。ものすごい寒風の日。

 半円形にステージが中央近くに張り出していて、その周りを扇形に座席が取り囲む、という形のホールです。ぼくは中央付近、少し下手側の座席でした。「弦楽四重奏の調べ」は、本当にストリングスカルテットだけの編成で、白と黒の縞になったドレスのみのりんが登場。ステージも白と黒の幕が背景になった、シンプルなものでした。一曲目『Voyager train』からスタート。みのりん、最初はわりと硬めで、MCもあまり弾まなかったようですが──大先生室屋氏のことを「室屋さん」と改まって呼ぶので妙な笑い誘ったりして──、Vc.の向井さん(しゃべりたくてしょうがない)がトークに出張ってきてからはだいぶほぐれたような。向井さん、2013年2月の渋谷公会堂のときにも出演してくれたチェロ奏者ですが、今回も、病気ネタ(腎臓結石がどうのこうの)とか、体重ネタ(演奏のときに座る、高さを調節できるピアノ椅子が、壊れるので、今日は箱から出したばかりの真新しい椅子が用意されたとか、オーケストラで演奏中にガタッと壊れる、とか)で、大いに笑わせてくれました。──あとなんだっけ、最近Siriと会話しているみのりん、とか(笑)

 速い曲ではリズムと和声をやらされるセカンドヴァイオリンとヴィオラが鬼のようだな、室屋さん容赦しないなあ、あのボウイングだけで腕がしびれるんじゃないか、と…。『向かい風に打たれながら』とかすごかったですもんね。──『Fragment』がよかったなあ。みのりん、ちょっときつそうではあったけれど。

 この回、若干、会場が寒かったんですよね。普段のライヴと違って、じっと座って聴いているから、余計だったのだと思いますが。アンコール前にトイレに行く人がだいぶ多かったようで、入場できなくなったらしくアンコール1曲終わったときにたくさんの人が戻ってきていたのを目にしました。

*

 一旦イクスピアリを出て、舞浜駅のベックスコーヒーショップに落ち着きました。舞浜でふらっと食事しようとかなかなか厳しいものがあります。ぼくは夜の部の開演時刻を18時と勘違いしていて、それほど時間はないから軽く済ませようと思っていたのですが、正しくは19時で、なんだ時間あるのなら…と、京葉線で一駅、新浦安に移動してサイゼリヤに行き、満を持して舞浜に戻りました。


 きれいだなー(笑)


 戻ってきたアンフィシアター。この時点ですでに外にいられないくらいの寒さ。向井さんが平然と入場列に並んでいるのを横目に(笑)、入場しました。

 夜の部は少し上手寄りの座席。舞台後ろには“BOUNENKAI”という文字がロゴ化された、とは言えどちらかというとすっとぼけたような幕が貼られています。後半ブロックの最前列だったので視界が広く、隣が空席だったこともあって、よい位置でした。──バンドスタイルのいつものライヴで、SEからの『Contact』、そして再び『Voyager train』でスタート。今回は旧曲が揃っていて、嬉しいセットリストです。『Little Wing』とかほぼ忘れかけていましたが…(プラネットワルキューレってどうなったんだ、という話も…MCでも「あれは第2章までということになってます(いまのところ)」という話になってましたね)

 『ミラクルバング!』では、ウレタンかなにかでできた大きな手を装着してはしゃぎ回る大先生、その後、腰を痛めたようでへたりこんでいました。何をやってんだか…(笑) その“手”について「これまでは自分で作っていたんですが、今回、ドンキホーテで商品を買ってきたら、何度使っても壊れない。商品ってすごいなと思いました」などと意味不明のMCをしていました。その後も大先生の暴走は止まらず、前回の河口湖ステラシアターで100公演目を達成したみのりん、この舞浜アンフィシアターが101公演目です…というMCから、バンドメンバが「101回目?!」「101回目?!」→舞台中央にスタンドマイクがつかつかと設置され、車のブレーキ音のSEが鳴り響く! 大先生「僕は死にましぇん!! あなたが好きだからぁ!」と絶叫 → チャゲアスのカヴァーで『SAY YES』をみのりんがフルコーラス歌う、というシュールな流れに。

 旗曲全曲メドレー、というのは、こちらとしてはまさかの展開で、これだけで15分近くやったのに、この日ぼくはフラッグを持っていなかったという…。物販のフラッグは案の定、売り切れていましたし、それを見越して過去フラッグを持ってくるべきだったのですが、まんまと忘れていました。しかし、一部の旗曲はすでに振りを忘れていたな…『アイノウタ』とか、いつ以来よ…(^^; ──『蒼い孤島』のイントロが入ったときはぼくの中では爆上げだったんですが、この曲で裏拍打ちとかPPPHとかが入らなくなったということに、ちょっと時代を感じたりもしました。『輪舞-revolution』で全力で叫んだら、ちょっとクラッときたのは、ここだけの話…体力の衰え…(笑)

 アンコールでゆったりした新曲『みちしるべ』を披露したあと、みのりんが「記念撮影しよう」と言い出したものの、進行プラン的にはまだだったらしく、袖から「まだです!」のジェスチャをするスタッフと意思疎通がなかなかできずについにはスタッフさんが舞台上に出てきてしまう、という混乱が。やっと話が通じて『Contact 13th』を歌った後にも、さらに「カメラ、まだ!」っていうジェスチャのやりとりをしてましたね…。大先生が「昼の部で向井さんがトークしすぎて押したのでリハの時間が足りてない」とフォローしてましたが(笑)。こちらは、『純白サンクチュアリィ』をまだ歌ってないでしょ!ってずっと思っていたのですが、結局、最後に『Freedom Dreamer』で思いっきり跳んだあと、それで終わりになりました。『純白サンクチュアリィ』がついにセットリストから外れた、みのりんの101回・102回公演でした。

弦楽四重奏の調べ」
・Voyager train
SELF PRODUCER
・サクラピアス
・Fragment 〜Shooting star of the origin〜
・Say you?
・Last Arden
向かい風に打たれながら
mezzo forte
・この世界のモノでこの世界の者でない
・PRECIOUS ONE
会いたかった空
・YELL 〜あなたのそばで〜

-encore-
・雨音のベール
Paradise Lost
・purest note 〜あたたかい音

「BOUNENKAI」
・Contact
・Voyager train
・ふたりのリフレクション
・Little Wing
COME ON!
・ミラクルバング!
・SAY YES(CHAGE&ASKA
・(instrumental)
・旗曲全曲メドレー(FLAGSHIP FANFARE→Best mark smile→Joyful Flower→アイノウタ→Lush march!!)
・光
・X-DAY
・蒼い孤島
・輪舞-revolution
Paradise Lost

-encore-
・みちしるべ
・Contact 13th
Freedom Dreamer