新居昭乃さんのコンサートに、年に一度行くのが、恒例のようになっています。今年の年末ライヴの会場は、品川のプリンスホテルの中にあるところ。ステラボールならよく知ってるんだけど、「クラブeX」っていったいどこだ、と少し探してしまいました。ボウリングとかがあるビルの中か。──入ってみると、円形の会場に、中央にステージが組まれ、客席がぐるりと取り巻く形でした。壁際には小テーブルのついた座席などもあって、どうやら当日券だと当たるのがそこだったのだとか? あそこのほうがいいじゃん…(^^;
新居さんのピアノと、tico moonの吉野友加さんのハープと影山敏彦さんのギターの、三人でのステージでした。自分は新居さんの背中の後ろあたりの角度にいたため、影山さんはほとんど見えず。──新居さんのライヴでは映像表現にいつも目を見張りますが、今回は、壁の上の方の円周360度に加えて天頂付近にも、映像が投影されていました。遠い国への憧れのようなものをかきたてられる『Lhasa』からスタート。
正直な話、新居さんやその周辺の活動を真面目に追ってはおらず、この日も中盤からは知らない曲のほうが多い状態でしたが、リラックスして聴いていました。坂本真綾さんカヴァーの『奇跡の海』、そして『Haleakala』、よかったなあ。──新居さんのコンサートに行くと、一度は必ず、トラウマを呼び覚ます不穏なものを胸に感じさせられる、という印象があるのですが(?)、この日は不思議と、そういうものが訪れませんでした。もちろん、『VOICES』は、息を詰めて聴きましたが…。
セットリストは以下のようなものだったようです。
・Lhasa
・金の波 千の波
・New World
・Psi-trailing(ZABADAK)
・カンポス・ネオトゥロス
・Douce dame jolie
・いにしえの瞳
・少年の羽
・遠い蒼色
・VOICES
・サンクチュアリ・アリス
・奇跡の海(坂本真綾)
・Haleakala
・砂の岸辺
・Stay