night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

フェルメールとレンブラントと村上隆 3/6、そして魔女の秘密展 3/13

 3月6日(日曜日)、六本木ヒルズまで出かけ、まずは森アーツセンターギャラリーの『フェルメールレンブラント』展へ。前売券を買っていたが、ここは必ず窓口に並んで券を引き替えなければならないことになっている。大混雑でげんなりしてしまったが、案外すんなり済んで、あの大人エレヴェータみたいなやつで52階へ。フェルメールは、『水差しを持つ女』が来ている。すばらしい絵だったのだが、残った印象はわりと希薄だった。他のオランダ絵画は、それほど…という感じだったかなあ。

フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち

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 その後、森美術館のほうにまわり、村上隆の展示へ。これが会期終了間際で、たいへんな人出になっていた。


 あなおそろしや


 うーん。これを見てどう感じるかは、リトマス試験紙的な何かかも。


 村上氏の制作スタジオの作業者の連絡事項が記載されたこんなものが展示してあって、ああ、会社なんだな、と思って、微妙な気持ちになった。

森美術館 - 村上隆の五百羅漢図展

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 3月13日(日曜日)は、ラフォーレ原宿の上の階で開催されている、『魔女の秘密』展を見てきた。これ、1年以上前に大阪から始まった展示で、日本各地を巡回しているわりには東京展がずっと決まらず、決まったと思ったら博物館とかではなく催事場のようなところで開かれた。博物館的価値が東京では認められなかったのだろうか。会期の最終日だったので、入場の長い列ができていた。並んでいるのはほとんどが女の子。だよねー。黒いとんがり帽子をかぶって、ほうきにまたがって、写真を撮れるコーナーとかあったり。

 モグラの手とか、鉄でできた拷問器具とか、妖しげなものばかり並ぶ展示だが、中世ヨーロッパの“魔女狩り”の背景には小氷期による凶作と貧窮、それによる社会不安の増大があり、宗教改革がそれに拍車をかけた、という説明には興味を引かれた。“異端審問”の映像コーナーには、「あはは…」と思ってしまったけど。欧州で19世紀近くなっても国によっては魔女裁判が行われていたというのはまったく驚きだ。


 上坂すみれさん衣装展(違う)

魔女の秘密展


 代々木公園をぶらぶら散歩して、小田急参宮橋駅から帰宅。まだまだ季節は寒い。