night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

3月までの園芸部

大根

 夏野菜のナスを片付けた10月30日に、大根の種をまいてみた。全部で12か所。家庭菜園で根菜に取り組むのは初めてだ。──冬の間の栽培になるので、保温のためにトンネルをかけたりしなければならないのだけど、霜にやられてはっきりと葉っぱがしんなりしてきてしまったので慌てて、12月24日になってやっとアーム支柱と透明ごみ袋をかけた。そんなので大丈夫なのかというと微妙だが(実際、夜から早朝にかけては外気温と同じくらいに下がっていたと思う)、なんとか育っていった。


 かかっているのはごみ袋(2月12日)


 採りどきがよくわからない。葉が横に開いたら、などと言われるが、そもそもこの素人施工のトンネルがしょぼすぎて、葉の成長が阻害されているような気がする。


 しかし、すでに種まきしてから4か月近く。そろそろ土の上に白い首も見えてきたし、どうだろう、と試しに取ってみた。そうしたら意外にも大根らしくなっていて、気をよくした。根元の直径6cmくらい、長さ30cmくらい。いいじゃんいいじゃん。(2月24日)


 次にとってみたのがこれ。すこし短くて、22cmくらいだった。抜いてみるまで土の中の様子が見えないのがむずかしいなあ。──抜いてそのままではなく洗ってから撮ったほうが、写真うつりが良いということに気づいた(?)。(3月2日)


 26cmと24cmくらい。(3月10日)


 30cmと26cmくらい。


 虫が!──大根は根の部分だけではなく葉っぱもおいしく食べられる。冬だから虫がつかなくていいよね、と思っていたのだけど、暖かくなってきたらすぐに虫がつき始めた。卵も産み付けられていて、うわあ、と思いながら丁寧に洗い落とす。早くとりきったほうがいいのかなとも思いつつ、そんなに一気に大根をとっても食べきれないので、やはり一週間おきくらいにとっていくことにした。(3月11日)


 28cmと26cmくらい。(3月19日)


 24cmくらい。ちょっと武骨なかんじ(3月25日)



 最後に取ったのは、どちらも22cmくらいだった。これらは、冬の間に生育が悪かった株だった。暖かくなってから育ってはくれたけれど、これらはちょうどトンネルの端の位置で、寒さの影響を受けやすかったと思われるのと、畑の端だから耕し方も浅かったのだろう。そういう意味では結果がはっきりと出たような気がする。(4月1日)

 大根、意外によくできて面白かった。葉を茂らせられないと根も大きくならない、という、考えてみれば必然的なことも学べた。冬の間にじっくり育てるにはいいね。また次の冬もチャレンジしてみようか。