night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

TrySail Live Tour 2019 “The TrySail Odyssey” @幕張イベントホール 2/24

 TrySailのライヴに、初めて行ってきました。2年前のSME MUSIC THEATERで、TrySailは見たことはありましたが、このライヴに行くことになったのは、どちらかというともののはずみで…。──もともと、ミューレの新人アイドル声優ユニットとして名前は知っていて、実は3人のラジオ番組は3年ほど前から断続的に聴いていたので、なんとなくキャラクタを知ってはいたものの、デビューしたばっかりで曲もろくに出してない頃からパシフィコ横浜でライヴやったりしてて、ソニーすごいなあ、なんて思っていた程度でした*1。ミリマスとかでの活動を知っているわけでもなく、そもそも雨宮天さん以外は声優なのか、とか思っていたくらいだったのですが…。

 今年の長大なライヴツアーの日程が発表されたとき、職場の同僚に、「とらいせいる、ライヴツアーですよ! ファンクラブ(TrySail Portal Square)先行始まりましたよ! 公演数めちゃめちゃ多いですよ! すごいですね、TrySail、黄金期来ましたね!」等と雑談を振ったところ、その同僚が翌日に「会員登録して、幕張、申し込んだんで! じゃわじゃわさん、来ますよね!」と言うので、たいそう驚いたのでした(笑)。──さらに、結局、同僚はその先行抽選に外れて、残念がっていたのですが、…なんだい、そこまで言うなら、別の、ローソンチケットの先行(公式Twitter先行というやつ)に申し込んでおけばいいのかい? とぼくも申し込んだところ、今度はぼくが取れてしまいました。

LAWSON presents TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey"

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 そういう流れで、日曜日に幕張に向かいました。東京駅の京葉ホームに特急『わかしお』がいたので、海浜幕張駅まで乗って来ちゃったという、プチ豪遊ぶりです。同僚は結局、前日のライヴも別口でチケットを取って参加していたので、物販でTシャツとタオルを買っておいてもらって自分は重役出勤するという、ある意味で理想的な流れ(笑)です。別の同僚とも合流して、3人で、幕張イベントホールに討ち入りました。

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この赤い鉄骨を見ると、ああ、幕張メッセに来たな、という気がして、テンションが上がる…!

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顔はめパネル~

 TrySailのライヴは初めてですし、座席は3階スタンドで、横の上の方から見るような位置になるので、あまり期待はしていなかったのですが、ブロックの端的な位置で視界がよく、悪くない席でした。開場が若干遅れていたらしく、開演も少し押しましたね。舞台上はキューブが組み合わされたようなセットで立体的になっていますが、バンドはおらず、カラオケライヴなんですね。──最初の3人は鎖帷子みたいな衣装で登場(笑)。

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・WANTED GIRL
・CODING
・未来キュレーション ¶
・《夏川椎菜ソロ》 ファーストプロット
・《雨宮天ソロ》 Defiance
・《麻倉ももソロ》 365×LOVE
・またね、 ¶
・散歩道
・Make Me Happy?
・センパイ
・disco
・コバルト (Chorus)
・Take a step forward ¶
・Truth.
・Believe ¶
・Sunset カンフー ¶
・メドレー(Sail Out →primary →Youthful Dreameradrenaline!!!
・azure

-encore-
adrenaline!!!
・TryAgain ¶

¶:新譜の曲

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 そもそもこのツアー、初日と2日目の幕張2daysが、新譜の発売日よりも前、なのに新譜の曲もどんどんやる、という、既存のアルバム2枚を急いで予習してきた程度の人にとっては、厳しい日程になっています。ですがもはや開き直ってライヴを楽しんでいました。メンバ3人のソロ曲コーナでは、夏川さんの佇まいからにじみ出る育ちの良さ感(?)に、写真集買おうかしら、とか思っちゃったり、雨宮天さんの曲は初めて聴いたけどまったく普通にこの界隈の曲として乗れるな、と思ったり、そしてピンクの衣装の麻倉ももさんのかわいさにうわーって思ったりしていました(笑)。──もちょソロが終わって出て来た天ちゃんとナンスの、「もちょよかったーー」という受け(そして空を仰いでかみしめる天ちゃん)が、ちょっと面白かったですね。

 事前にいくらか曲を聴いたりして、ぼくが一番思っていたのは、「この3人はライヴでハモらないのか?」ということでした。せっかく歌える女の子が3人いるのに、ユニゾンと、歌う場所を分けてるだけじゃ、物足りないでしょ、ハモろうよ、Kalafinaになろうよ(?)、そのほうが絶対、音楽として面白くなるよ、と思っていたのです。──ぼくが知らなかっただけで、これまでのライヴでもハモりコーナをやっていたのですかね。今回は『コバルト』でハモっていました。もちょが、声がちょっとハスキー気味で、はっきり言って苦しそうなのがだいぶ心配だったのですが──最後のMCで、のどが不調だったと話していたので、ああやっぱり、と思いました…若いうちから無理な活動はしすぎないようにしてほしいですね…──、この『コバルト』の最後で、もちょがハイFに上がったところで、キマった!!と感心しました。このハモりコーナは、正直、お手並み拝見、と思っていたので、腕組んで聴いてしまい、同行の友人から、なに地蔵やってんだ、と言われてしまいました。

 『センパイ』と『disco』で3人がそれぞれトロッコに乗って、アリーナを3台のトロッコが回っていましたが、あれ、なんだかものすごいスピードでぐるぐる回っていたので、ちょっと可笑しかったですね。乗ってる方は怖いのでは…(苦笑)

 後半は、アチョーみたいな振りのあるチャイナなコミックソングみたいな曲(『Sunset カンフー』)で、振りコピして遊んだり、旧譜の曲のメドレーで『adrenaline!!!』が来て大騒ぎするオーディエンスに、やっぱこの曲だよね、と思ったり。前の日は『adrenaline!!!』をやらなかったらしいのですよね。──アンコールでは、メドレーでやった曲の中からくじ引きでどれかをやる、ということで、ほとんどの人が「adrenaline!!!…!!」と思っていたところ、見事それが引かれて、大笑いしました。あれは満場の心が一つになった瞬間だったような気がします。まさに神引きでしたね*2。「みんなadrenaline!!!好きだね!」と言われてましたが。鉄板で騒ぐキラーチューンであることはわかりますけど、いや、でもあれ、よく聴くとすごくいい曲なんだよね…精神的にやられてるときに聴くと、その多幸感に当てられるんだよね…。

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 曲中でオーディエンスを煽るのはだいたいナンスだ、ということを知って意外に思ったり、ちょっとタガが外れたような天ちゃんのモーションに、その美人ぶりとのギャップに呆気に取られたり、楽しいライヴでした。オーディエンスのノリは、やっぱり普段ぼくが行くような界隈のそれとはちょっと違って。…警報やオーイングはほとんど入らない一方で、オフィシャルなコール(CD音源にもともと入っている合いの手など)はしっかりなぞること、など、いまの若い世代の人たちは規定されたものをなぞる傾向があるのかな、…と思いましたが、でもなぜかイェッタイガーは蔓延してるんだよね…(笑)。あれはどうかと思いますけどね*3。──19時30分頃には終演して、タクシーで幕張本郷駅に出てから、打ち上げ。「417の日行きましょうよ!」「いやそこまでは…」とか(笑*4)、、、TrySailの今回のツアー、絶対、追加公演があるでしょう、それも大きいところで…。職場にこっち界隈の人が何人もいるんだから、みんなで討ち入りましょう! 取りまとめお願いします!!…とかとか(笑)。

 帰り、22時過ぎの幕張本郷から、総武線の各駅停車に御茶ノ水まで乗る羽目になったのは若干うんざりしましたが*5、新宿で最終の特急ロマンスカーになんとか間に合う時間でした。

*1:曲がないから30分くらいも寸劇をやっていた、と当時友人から聞いたりしていた

*2:本当にくじ引きなのかは…

*3:正直、イェッタイガーをやってるところを初めて見た

*4:夏川さんのソロイヴェント。4月17日が誕生日なわけでもなくそもそも「夏川椎菜」って本名でもなんでもないのに「417(しいな)の日」というイヴェントやるとか、もはや若干不思議…(??)

*5:この時間、ろくに快速電車がなくて、津田沼でも船橋でも乗り換えられなかった