night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

2月の日々。文化庁メディア芸術祭とラファエル前派展2/13、そしてFC町田ゼルビア開幕戦2/28

 2/13(土)は、まず国立新美術館第19回文化庁メディア芸術祭受賞作品展へ。カオス度高い! 漫画のコーナでは志村貴子淡島百景』の繊細な絵に惹かれた。読んでみたいなあ。映像では何と言っても、GoogleストリートビューをコラージュしたMV(group_inou『EYE』)がかっこよかった。会場では、モニタのサイズに切り取られた範囲だけでなく上下左右に広がって投影されて、スピード感のある映像に包まれる。エンターテイメントとしてすばらしかったし、“今”だなあ、と感じた。

YouTube - group_inou / EYE

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 続いて、乃木坂から地下鉄で渋谷に移動して、東急Bunkamuraへ。

リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展

 ラファエル前派、流行っているのでしょうか。一昨年にも東京で展覧会があったよね…あのときはロンドンのテイト・ブリテンとかから来ていたのですが、今回はリヴァプールの美術館から来ているのだそうです。ミレイの絵は大好物です…! 『ブラック・ブランズウィッカーズの兵士』の、女性の銀色のドレスの質感に、思わず息を呑みました。そのほか、ブリックデール『小さな召使い(乙女エレン)』、マクリース『祈りの後のマデライン』、ポインター『テラスにて』、などなど…女性がとにかくきれい。ほれぼれ。ミレイの『林檎の花咲く頃』なんて、もう、構図的にも、女性の美しさ的にも、ストーリの展開を予感させるという意味でも、完璧な絵です。

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 2/28(日)は、野津田の町田市立陸上競技場へ出かけました。今年から地元チームのFC町田ゼルビアがJ2に昇格し、その開幕戦です。対戦相手はセレッソ大阪

 どの駅からも遠い、交通が思いっきり不便な場所にあるこのスタジアム、しかしこの日の人出は、すごいぞ…。これまでにもJ3のゼルビアのホームゲームには何度か来たことがあり、当日券でホーム自由席に適当に入って、J3のスタジアムなんてのどかなもんだなあ、という感じだったのですが、どうも今回は様子が違います。チケットが完売?!

 事前に同僚から「チケットめっちゃ売れてるみたいですよ。セレッソだからですよ」という話を聞いて、前売券を買っていてよかったです。入りますが、なんと…野津田が埋まった…。

 ビールの売り子さんがいたりして、J2になると違いますね! そしてアウェイ自由席、桜色のセレッソサポータのみなさん。

 試合は、前半はゼルビアが猛攻していたもののいまひとつ決められず、後半にコーナーキックからセレッソに決められて、0-1でゼルビアの敗戦。どちらかと言うと「ゼルビアが取りこぼした試合」に見えました。

 この日、入場者数は10,112名だったそうです。何度も言いますが交通が超絶不便な野津田の競技場…、神奈中バス町田営業所が総力を挙げているように見えました。鶴川駅との間の臨時の直行便のほかにも、町田バスセンターからのツインライナーも、たしか最初は1台だけ出すという話でしたが、結局この日、3台出していたようです。こういった臨時の路線のほかにも、一般路線も増発していたそうですが、…1万人が来るような立地ではないのは事実ですから、これからどう対応していくのでしょうね。。。