night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

COUNTDOWN JAPAN 15/16 (1日目)@幕張メッセ12/28

 『COUNTDOWN JAPAN 15/16』の初日に行ってきました。ロックフェスに行くのは初めてです! はるばる、幕張メッセまで。

COUNTDOWN JAPAN 15/16

 ぼくの地元からだと、電車に乗ってる時間だけでたっぷり1時間半、前後含めたら2時間は見ないといけません。──メッセでやってるんでしょ、という程度の知識しかありませんでしたが、京葉線海浜幕張駅に降りて人波についていくと、入場口に着きました。チケットと引き換えにリストバンドをもらって入場し、クロークにオーヴァーコートを預けて身軽になって(クロークチケットが1,000円、これは一人で来る人ってあんまりいないんだろうなあ、と思いましたが…)、いざ会場へ。

 うわあ…こういう空間なのか…

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 最初のお目当ては、MOON STAGEのKalafinaです。ステージ構成も全然わかっていませんでしたが、ここは少し小さめのライヴハウスっぽい感じみたい。13時30分からのところ、20分くらい前に入ってみると、真ん中あたりの柵の前に適度な空間があったので、余裕でそこに入りました。見慣れたバンドメンバーが入ってきて、サウンドチェックがてら、さっそく『音楽』のSEセッションが始まったりして、速やかに高まります(笑)。10分くらい前に、舞台袖の奥から、「まいやいやー!」の掛け声が聞こえました。それが聞こえちゃうくらいの近さというか…ほんとにやってるんだね!

 三人は黒の衣装で登場。いきなり『Magia』のイントロが入りました。いぇへへーい、へいへーい…というアレです(笑)。Kalafinaをこんなに近くで見るのは初めてです! 『identify』でサビのフリコピ、そして『destination unknown』と上げていって、『音楽』では思いっきり叫んじゃいました。めっちゃ煽るHikaruがかっこよすぎ。最後は『One Light』、Hikaruの「ぼくはゆける!」いただきましたー!!(^^ 三人とも絶好調じゃなかったでしょうか。

 …と、まあ、怒濤のようなステージで、いきなり全開で盛り上がっていたのですが、この会場のPAの質が低すぎて、ぼくは速やかに耳をやられてしまいました。なるほど、これはまずい…ロックフェスってこういうことになるんだ、気を付けないとまずいな、一日いるの厳しいかもしれないな、と思いながら、ぼくの1ステージ目が終了。

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 COSMO STAGEの赤い公園を瞥見したりしてから、EARTH STAGEという最大のホールで、髪を後ろでひっつめて赤いドレスのmiwaの登場を見届けてました(すごくかわいい。とにかくかわいい。)が、そわそわとASTRO ARENAへ移動。藍井エイルさんです。──こちらはいわゆる幕張イベントホールを一会場として使っていて、スタンド席もありますが、ここはやはりアリーナ平面に降りました。氷結を一杯やって体を温めてから(笑)、エイルに全力でコール! とは言え後ろの方にいたからあれなんですけど、エイル、あれ、生足なの? エイルの揺れるふとももを遠くから見てました(笑)。それにしてもこの人の歌声は本当にぶれないですね。単独武道館公演も納得の歌唱力です。セットリスト的にも、ぼくでも聴いたことがあるようなシングル曲で固めてきていました。アリーナの後ろの方は適度にスペースがあるためか、けっこう厄介系がいて、ヲタ芸とか咲きクラップはともかく、肩車とか初めて見たよ…。ですが、ペンライト振りまくる裏拍コール、というスタイルは一般の人たちには馴染みのないものなので、終わってから、「熱量がすごい!」「楽しそうだなと思った」、そしてエイルについて「ああ見えて俺と同い年だぜ」「やべ、かわいく見えちゃった」とかいう会話が聞こえたりしました。(^^/いや、かわいいんじゃないですか? ──セットリストは、INNOCENCE/シリウスシューゲイザーラピスラズリIGNITE っていう感じでしたか。

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 ここでしばらく休憩…のつもりで、フェス飯に行列して、豚めしとか食ってましたが、きゃりーぱみゅぱみゅがすごいらしい、という話を聞き付けて(?)、EARTH STAGEへ。小鳥がたくさんついてる謎衣装のきゃりーぱみゅぱみゅ、きゃりーがと言うか、ヤスタカの音空間に揺れる人波が、圧巻です。外国人のおっさんも“にんじゃりばんばん”してました。──どうでもいいけど稲を持ってるレキシファンがどこにでもいるしどこでも稲を振ってるのが、可笑しくてしょうがないんだけど、あれ、明らかに、持て余してますよね。しまうところがないんだよね(笑)

 続いてBABYMETAL。初めて見ましたけど、こういうパフォーマーだったんだ。。。 そのあとは、GALAXY STAGEのフジファブリックを聞いてから(相変わらずいいバンドです)、再びMOON STAGEへ移動。前方ブロックに入って、茅原実里さん待機です。

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 茅原実里さん、バンドメンバーはいつもの方々。キーボードのケニー氏もお久しぶりです。サウンドチェック中、『Paradise Lost』のSEが限界を越えた大爆音で鳴ってしまってその場にいる全員が衝撃を受けるという場面があり(ステージ上のメンバーのイヤモニにもあの音量で入ったらしく、大騒ぎになっていました)、不安も感じさせられましたが、無事、定刻でスタート。銀ラメの衣装で登場したみのりん、新曲の『恋』から。みのりん、舞台上で何かにつまずいていましたが…。──最前ブロック、かなりの圧縮がかかり、曲がかかってから前方へ特攻してく奴とかいたりして(やりすごす)、みのりんの現場でこういうの久しぶりだな、というかこんなことこれまでなかったな、という状態でした。ぼくは最終的には最前列から4〜5人目くらいのところまで押し込まれていて、『Paradise Lost』や『Freedom Dreamer』ではもう前後左右ぐちゃぐちゃになりながら跳んでました。怪我もせず、荷物も靴もペンライトもなくさなかったのは、幸いでした。。。この日のみのりん、新曲に、世界観の広い『境界の彼方』、ミディアムバラードの『Precious One』、そして鉄板曲『Paradise Lost』、最後にみのりんのライヴシーンに欠かせない曲になった『Freedom Dreamer』、という、…「2015年の今、みのりんがロックフェスに初出演して、5曲選ぶなら、これだな!」、という納得感のあるセットリストでしたね。──なんかWOWOWの放映ではサークルモッシュが映ってたとか…? 後ろの方がどんな感じだったのか、さっぱりわからないのですが、まあ、自由でしたよね…規制がないからね…やりすぎんなよ…? とは言え、最前ブロックでは、終わってから「ぶつかってサーセンでした」「あ、どーも」みたいなやりとりがあるところが、みのり勢は、いいね、ぶれないね(^^

 みのりんが終わった時点で、時刻はすでに19時。汗だく、息も絶え絶えになりながらMOON STAGEを出て、いったん上がって水を補給して一息ついてから、COSMO STAGEのLiSAを見ようとしましたが、なんだこの長々しい入場列…。LiSA、入場規制がかかっちゃってたらしいです。しばらく並んだら入れましたが、この人も初めて見ましたが…この子、細いのね! 大丈夫なのかって心配になっちゃうくらいの細さで、だけど、発散するパワーがすごい。マイクスタンドに絡み付いてセクシーなパフォーマンスも。うわーパンクだ。。。ヲタ芸はまあいるわ、激しいヘドバンしてる女性の頭が帰ってくるときにぶつかるわ、ぼくの靴も踏まれてへこんでしまうわ、という状態。ですがこの期に及ぶともうまったく気になりません。ぼくはもうちょっとついていけないけど、これ10年前だったらハマってたな、と思いながら見てました。COSMO STAGEのこの日のトリだったので、まさかのアンコールもありました。

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 屋外の喫煙所に出て一服しましたが、『ソラニン』が聞こえてきたので慌ててEARTH STAGEに戻りました。この日の最後、ASIAN KUNG-FU GENERATIONです。正統派かつモンスターな日本のロックバンドですよね…。AKGのパフォーマンス中、EARTH STAGEの後方では、レキシファンの女の子が稲を振り、BABYMETALのTシャツ着た男子がマワったりひれ伏してたりしてて、フリーダムな空間になっていました。祝祭。

 屋外の寒さに震えながらクロークに戻って荷物をピックアップして、帰宅へ。──巨大イヴェントの帰りのタイミングとは言え、流れに乗って歩ける程度の混雑で、海浜幕張駅で20時59分の京葉線の快速にうまいこと乗れました。東京駅でも一度も立ち止まらずに中央線のホームまで移動し、新宿駅でも流れ作業のように22時の特急ロマンスカーに座って、最速で町田まで帰って来られました。

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 というわけで、ぼくは初めてのロックフェス参戦でしたが、これは面白いなあ!、と。あれだけの人が集まるイヴェントにも関わらず、誘導の不満とか、マナーの悪い客への不満などがほぼなかったというのは、振り返ってみてもちょっと驚きです。基本的に善男善女が多かったのだと思います…。唯一の不満はPAが悪すぎることでしたが、これはもう、あんなスッカスカの場所でやっているからには仕方ないことなのではないかとも思います。むしろ、一人で行っても、ある程度の自分なりのお目当てがあればかなり楽しめる、というのは、個人的には大発見でした。