night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

読書&査収音源リスト(2024年10月~12月)

▼痴人の愛/谷崎潤一郎(青空文庫)
痴人の愛

谷崎潤一郎の『痴人の愛』を読み直した。たぶん…相当昔に読んだことはあるんだけど、覚えているような、覚えていないような。そして、ああ、…あーあ、と思いながら(?)読んでいたんだけど、これ、主人公の譲治くんが変わってしまったきっかけが、“郷里の母の死”であることに気づいて、うーむ、と思ってしまった。若干の資産はあったようだしそれを元手に起業するんだけど、彼はそれによって根なし草になった、彼をつなぎ止めていたものがなくなったんだと思った。そう考えるとものすごく怖い気がした
■2024/10/14 20:19:02

▼斜陽/太宰治(青空文庫)
斜陽

太宰治の『斜陽』を読んでいるのだけど、読んでいるというか青空文庫のテキストを合成音声で読み上げてくれるアプリで聴いているのだけど、その合成音声のせいか吸い込まれるように空恐ろしく面白い。なんだこれ、なんだこれ
■2024-10-17 22:03:30
青空文庫合成音声読み上げアプリ、さすがに漢字の読みがなの誤りはあって、しょっぱなから「スウプをハジメさじ」、という調子なのだけと.、同時に画面表示される文面と一緒に、見て、聴いている。もちろん聴くだけになるときもある
■2024-10-17 22:07:41
すべてが一定のスピードで進んでいくので、「読み飛ばす」ということができないのは、そりゃそうなんだけど、これ、読書体験としてはまったく新しいな。人間のナレータが読み上げているコンテンツだと、ナレータとの相性というのがどうしてもあるが、合成音声にそんなことを感じたところで詮無きことなのでそういう問題が起きない
■2024-10-17 22:10:18
しかし、それはともかく、この小説、すごいな…と電車のなかで天井を見上げてしまうくらい、すごい
■2024-10-17 22:21:18
太宰治『斜陽』の合成音声朗読、ほんとはまる。女の人の手紙が延々と続く章は、本当に、空恐ろしかった。
■2024-10-18 22:11:42
新しい倫理!
みなさま、よき倫理を!
■2024-10-18 22:12:12
『斜陽』聞き終わった。なんか恐ろしいな。親が死ぬとみんな、凧の糸が切れたようになってしまうのだ
■2024-10-20 20:34:20
「革命は、いったい、どこで行われているのでしょう」
「革命は、まだ、ちっとも、何も、行われていないんです」
■2024-10-20 20:34:44

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▽職場を腐らせる人たち(講談社現代新書)/片田珠美
職場を腐らせる人たち (講談社現代新書 2739)

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 番外編。

▼ソニー ワイヤレスイヤホン WI-C100
ソニー ワイヤレスイヤホン WI-C100:Bluetooth対応/25時間スタミナ/IPX4防滴/DSEE搭載 ホワイト WI-C100 WZ 小
 使っていたBluetoothイヤフォンが壊れたので買い替えた。イヤフォンはやはりソニーでないと…。