▼金閣寺(新潮文庫)/三島由紀夫
このあまりにも有名な作品をこれまで読んだことがなかったのだけど、それが本当に不覚であったことを思い知らされた。
『金閣を焼かなければならぬ』
▽ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔/小泉 悠
新進気鋭の軍事学者であると同時にアルファツイッタラーとして有名な先生の、力の抜けた本なのだけど、最新の情勢を踏まえて書かれた歴史の証言的な一冊でもある。隣国の生活の一端でも知るのは大事だし、この人はTwitterとかnoteとか見ててもわかるとおり書く文章が現代的な意味でものすごくウマいと同時ににじみ出る誠実さがある。それに異文化の話を読むのは単純に面白い。──「戦略おばあちゃん(ストラテギーチェスカヤ・バーブシュカ)」で笑ってしまった。"стратегическая бабушка"
▽ただいま収蔵品整理中! 学芸員さんの細かすぎる日常/鷹取ゆう
村上春樹『遠い太鼓』を再読しているのだけど(二十年以上前から持っている文庫本が古くなって染みだらけ)、このミコノスなりローマなりに滞在している村上春樹氏は、当時36か37歳なんだよな。
■2022-09-07 21:24:58
▼国鉄 「日本最大の企業」の栄光と崩壊(中公新書)/石井幸孝
▼モダン語の世界へ 流行語で探る近現代(岩波新書)/山室信一
▼韓国併合 大韓帝国の成立から崩壊まで(中公新書)/森万佑子
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