最近、自転車にあまり乗らなくなった。休日に外出する元気がないのと、近所に出かけるなら歩くようになった、というのが大きいが、GIANT ESCAPE R3が持ちぐされている。もう少し日常に使うようにしていきたい。
日常づかいにとってひとつ面倒といえば面倒なのが、この自転車の鍵のかけ方だ。スポーツバイクはどれもそうだがこのクロスバイクも、作り付けの鍵はついておらず、ワイヤーロックを使うのだが、ちょっとコンビニに寄るようなときもワイヤーロックの鍵を外してひっかけて施錠するのは手間だ。しかも、ぼくが使っているワイヤーロックは、初代のクロスバイクを買ったときに用意したものなので、だんだんワイヤーがへたってきたし、鍵も閉まりにくく固くなってきた。
ワイヤーロックを買い替えるか、どうするか、と考えたとき、このさい、シティサイクル(いわゆるママチャリ)のようなリング錠はつけられないのか、と思って、探してみた。──実は、この自転車を買ったとき(2020年12月)にも、販売店(サイクルベースAさひ)の人に、そういうのありませんか、と尋ねたのだが、クロスバイクにリング錠なんて何言ってんの、という感じの反応だったので、ひとまず見送っていたのだが、…サイクルベースAさひでもそういうのを出してるじゃないの。。。
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買ったのは、「NC172」という製品。
▼ニッコー(NIKKO) 自転車 リング錠 [NC172] リングロック V/キャリパーブレーキ対応 ブラック 0680013
選んだポイントは、ブレーキから見てシートステーの反対側に取り付けるので、ブレーキと無関係に取り付けられる、ということ。──クロスバイクなので、後ろのシートステーにはVブレーキがむき出しでついている。クロスバイクやMTBに取り付け可能なリング錠は、ブレーキの台座に取り付けるタイプの製品が主流らしいのだが、取り付けるにはブレーキを一度外さなければならないと思われたので、素人がやるのは危険だろうと思って、それはやめておいた。
シートステーを挟み込んで、ボルトと緩み止めナットをレンチで締め込む。取り付け状態がこれ。左右どちら向きにでもつけられるが、ぼくは鍵穴が左に来るように取り付けた。このへんは好みだと思う。
後ろの正面。金具を覆うカバーを取り付ける。
この錠は、鍵を閉めるときにもキーを差し込む必要があり、その代わり解錠中も鍵を抜いて持っておける。この使い勝手は、ママチャリによくある鍵とは違うけれど、普段から鍵をキーホルダーなどで持ち歩いている人にはとくに問題ないだろう。ただ、ぼくの場合、キーをキーチェーンにつけていると、解錠・施錠の際に鍵穴に届きづらく、多少面倒ではある。だがそれはキーの持ち方を考えればいいだけの話である。
この種の錠は、鍵をかけたところでそのまま持っていかれる可能性があるので高価なバイクには勧められない、といった話は当然あるけれど、自転車の日常づかいがひとつ気軽になったのは確かだ。さらに泥除けなどもつけてESCAPE R3を普段づかいカスタマイズしてしまうのもいいかも、などと思い始めている。