みのり臨は折り返し、10時15分発の臨時下吉田行きになった。これに乗って富士山駅で降りて、富士吉田の市内を少し観光した。駅前から、市内循環線のような路線バスが出ていて、それに乗って市立病院の前まで行き、そこから少し歩く。この日も炎天下で、住宅街をとぼとぼと歩くが、もう少しで市街地を出はずれるところのはずだ。──不思議なのは、遠くから、大きなシャベルのようなものでコンクリの地面をひっかいているような音が断続的に聞こえてくること。何かの工事だろうか、と思っていたのだが、、、
ふじさんミュージアム。
富士山信仰や、「御師」と呼ばれる宗教者(と一口では言えない、信仰登山者の旅行の手配からオフシーズンの宣伝活動から何から、富士山信仰にかかわる様々なことを担った人々だったらしい)にかかわる民俗学的な展示の博物館だった。
この溶岩は、異様だね
きれいな滝だが、とにかく炎天下なので、ゆっくりしていられない…
わかったのは、この裏の森の中に射撃場があって、工事のような、と思った大きな音は、そこの発砲音らしい、ということ。あの音がずっと聞こえる生活環境ってけっこうきついのではないだろうか。
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富士山レーダードーム館。高層気象観測を富士山の山頂で行っていた当時を紹介する施設。というか、富士山の測候所って今ではもう閉鎖されているのか。科学が進んだっていうことだなあ。山頂の気温を体感できる部屋、というのがあって呼び込まれそうになったが、いや、やめときます、一度行ったけどあれはきついでしょ、と。。。
何か関係あるんだっけ? コラボグッズみたいなのをたくさん売っていた
富士山レーダードーム館の前には道の駅があって、大混雑している。そこを通る路線バスがあるようなのだが、それほど本数が多いわけでもないはず…。だが、Googleマップのナビによると、20何分遅れのバスがこれから来る、という。Googleマップがバスの遅延にまで対応しているケースって初めて見たので(バス会社の情報提供のレベルによるのだと思われるが)、えっ本当に、と思いながら建物の中で待っていると、はたして25分くらい遅れて路線バスが入ってきた。それを拾って富士山駅まで戻り、モスバーガーで食事をしてから、改めて電車で河口湖駅に戻った。──河口湖駅とホテルの間は送迎バスで移動できるので便利だ。