night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

ゲルハルト・リヒター展 @東京国立近代美術館 9/1

 ドイツの現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターの個展。名前は聞いたことがあるけれど、どんな作品があるのかまったく知らずに行ってきた。


東京国立近代美術館ゲルハルト・リヒター展


 大きなサイズのドローイングが並んでいて、所せまし、という感じ。──というか、ここ東京国立近代美術館は、古い施設だからか、天井が低いのだ。もっと大きな空間だったら違う印象だったかもしれない。


 あえて実写のイメージを使いながらそれを揺るがせるような、不安を感じさせるドローイング


 これは、見つめていたら目がちかちかしてきた


 大作、『ビルケナウ』の部屋。


 普段から、抽象的な現代アートに対して、無意識のうちに「何が描かれているのか」を読み取ろうとしてしまう自分がいて、でもそれって違うんだろうなあ、と思っているのだけれど、この人の作品は、そういうつまらない解釈をしようとする意識のベクトルを、ものすごい勢いで拒絶してくるので、見て回っていると、だんだん浮遊感が出てきた。


 さまざまなテクスチャに夢中になっていた。とても面白い。