千葉からの帰り、両国の江戸東京博物館に立ち寄った。これは素直に面白かったな。
■江戸東京博物館>国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話
セクメトというのはライオンの姿をした女神で、力と破壊の女神だが、母性の神でもあるという。不思議と、そこはセットなんだなあ。シヴァ神なんかもそうだよね
スカラベと一体化させられてしまった人…、ではなく、「創造の卵を持つスカラベとして表現された太陽神」だそうだ。難しい概念だなあ。ちょっとグロテスクですが
勢いがある(?)
端整なネフェルティティとネフェルトイリ。
これはちょっとイメージと違って、感心した。古代エジプトらしくない。ギリシャ彫刻みたいだ。新王国時代のものだというが、さっきのネフェルトイリの像よりも古い時代のものだ。一口に古代エジプトと言っても時代が長すぎて、時代によって芸術様式だって変化しているのだろう。
猿がちょっとすっとぼけた感じで面白い
花咲く旅路、ですね
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江戸東京博物館は、常設展示が面白いんだよなあ。大エスカレータを上って行きます。
大名屋敷
徳川慶喜の陣羽織と陣笠だって!
オランダ風説書ですって。いったい何が書いてあるのか、面白そうだが、逐一読めたらいいのにな…
知りませんでした
「画狂老人卍」さんのお宅の様子ですって。
「有りもせぬ事を言触らすと、処罰されます。時節柄皆様注意して下さい。」
江戸東京博物館で残念なのは、東京都立の郷土史博物館なのに、三多摩に関する展示内容がほとんどないことですね。このパネルと五日市憲法くらいですか
江戸の開府から元禄、化政文化、明治の銀座通り、十二階のそびえる浅草、そして戦争で焼け落ちる東京、戦後の復興、公団の団地や、自分が子供の頃にはあったような日用品…と、展示を一巡すると、──東京の破壊と再生の歴史、なんだか夢を見ているような気分になった。ここは本当にすごい博物館だ。