出町柳まで戻り、京阪に乗り換えて神宮丸太町駅から疏水沿いを歩いて、岡崎の京都市京セラ美術館へ。
京都市美術館が“京都市京セラ美術館”としてリニューアルしたのは今年の3月だった。正直言って、なんて語呂の悪いネーミングライツだろう、と思うのだけれど、エントランスが一新されていて、これは贅沢な空間だなあ。
ここもやはり入館には事前予約が必要で、だが直前でもわりと取れるようで、スマートフォンで13時30分からの予約を取った。
杉本博司の展示、虚無な感じで、とてもよい。若い人が多い。
直島の護王神社のミニチュア。ここは昔行ったことがある。周りの若い人たちが、「江之浦に同じようなところがあったね」と話している。あそこも行ってみたいんだよな…
あのトンネルの奥に、海景が見えるのだ。
この人の代名詞のような、“海景”シリーズ。
本当に古代の遺物のものと、現代に制作したものが、並んで展示されているので、後世の考古学者を混乱させるためにやっているとしか思えない(笑)
これがタイトル作品、『瑠璃の浄土』。説明によると、古代のガラス玉と室町時代の経箱だという。本当だろうか。
この人は、完全に正気と思われるのになぜかものすごく厳粛なものを作ってしまうのが、本当に不思議な人だ。
庭園に出ると、ガラスの茶室が。「硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)」だそうだ。
京都市京セラ美術館、内装も美しい。