night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

NANA MIZUKI LIVE EXPRESS 2019 @ ZOZOマリンスタジアム 9/15

 水樹奈々さんの、今年の夏のライヴツアーの千穐楽、幕張の「ZOZOマリンスタジアム」にやって来ました。この日は初参戦の友人2人が来てくれて、スタジアム前で早速ビールで優勝…


 天気が心配でしたが、気持ちのよい風が吹いています。ライヴ後まで持ってくれればいいんだけど…


 座席は1塁側スタンド。海に向かった外野側にステージが組まれている形です。千葉マリンスタジアムの奈々さんのライヴは、2012年のLIVE UNION以来、7年ぶりです。白と黒の長めのコートのような衣装で、奈々さんが登場。

NANA MIZUKI LIVE EXPRESS 2019

・WHAT YOU WANT
・Poison lily
革命デュアリズム
・What cheer?
・Heartbeat
・《チェリーボーイズコーナー》
・REBELLION
・Naked Soldier
・《企画コーナー》真冬の観覧車
・New Sensation
・Take a chance
・《チームヨーダコーナー》
・SUMMER PIRATES
・HIGH-STEPPER
・Take a shot
・PROTECTION
・《映像コーナー》
・METANOIA
・TESTAMENT
・FINAL COMMANDER
・UNBREAKABLE
・suddenly~巡り合えて~
・Astrogation
・サーチライト


-encore-
・No Limit
・十字架のスプレッド
・Born Free
・POWER GATE


-double encore-
ETERNAL BLAZE

*

●このツアー、奈々さん自ら言及していましたが、とにかくバラード曲が、ない(笑)。開始3曲くらいで、すでに汗だくになります。

●「30歳を過ぎてからライヴで歌っていない曲」の企画コーナーは、なんとまさかの『真冬の観覧車』でした。この曲が来ると予想できた人がいただろうか…。夏のライヴで歌う曲ではないでしょ、とは思いますが、まさにそういう理由でどのライヴでもセットリストに入れられなかったということです。たしかに。

●今回、“EXPRESS”というのは運送屋さんというか、歌をお届け!的なニュアンスのテーマだったそうで。映像コーナーは、マイケルという謎外国人のおっさんと奈々さんが運送屋さんをやっているもので、若干オチのわからない感じもあるな、とは神戸の時も思いましたが。。。

●そこから出てきた大物セットは、映像から飛び出してきた巨大なコンボイトラックでした。これ、神戸ではたしか先頭部分しか出てこなかったと思いますが、ここではちゃんと車体全部近く?まで出てきて、電飾がギラギラしているトラック野郎仕様。もはや大笑いしてしまいました。そしてその上に奈々さんとチェリーボーイズが乗って『METANOIA』を歌う、という展開でした。

●他にもこの『METANOIA』では、ARの効果だということでしたが奈々さんを包むように火焔が見えて、うおぉなんだこれ!と驚きました。ライヴの演出というのも時代につれてどんどん進歩しているのですね。

●『Astrogation』のサビでは花火が上がりました。結構本気の花火大会のような花火で、ここで上がるとは思っていなかったのでびっくりしました。背後の空間に何もない海岸の野球場だからこそできる、すばらしい演出でした。

●ラストの『サーチライト』では、「携帯のライトをかざして…」という歌詞になぞらえて、今回のツアーでは、オーディエンスにスマートフォンのライトを点灯させる流れになっています。事前に同行の友人には、スマホはわりとすぐに取り出しやすい場所にしまっておいたほうがよいです、と伝えていたものの、ネタバレ回避的にはそれがアドヴァイスとしては限界でした…(^^; 『サーチライト』は、このツアー随一の佳曲でしたね。

●アンコールでは、フォークリフトを模したトロッコに乗って奈々さんがアリーナを廻りましたが、そのだんだん近づいてくるフォークリフトの運転席にいるのがナネットさんであることに途中で気付いてしまい、それに気づいたが最後、フリフリと身体を揺らしているその鳥が気になって仕方がなくなり、…くっそw あの鳥めwww

●発表が盛りだくさんでした。新譜のリリース、来年の帝劇『ビューティフル』の再演、そして来年のツアーまで発表されました。ツアーの千穐楽に次のツアーが発表されるというのは、珍しい展開です。『ビューティフル』は…あれまたやるのか…よい演目だとは思いますけれど。

●ただやはり、スタジアムの野外ライヴというのはどうしても音響的には厳しいものがあって、音が全部抜けちゃうためだと思いますが、もはやなんだか全然違う曲に聞こえるんですよね。『十字架のスプレッド』なんてこんなにオープンな曲調だったっけ、と戸惑ってしまったほど。

●ダブルアンコールは…千穐楽だもん、当然、求めますよね(^^。実際、客電がつかなかったし。エタブレをやらなかったな、とは思ってたんですよ! 『ETERNAL BLAZE』でした。初参戦の友人たちに最後にこの曲を体験してもらえてよかった(^^

*

 20時40分頃には終演していましたが、規制退場の後に、すったもんだありながら人波に流されて、海浜幕張駅に着いたところで1時間くらい経っていました。人が多すぎてどうにもなりません…。傑作だったのは、ライヴ中は持ちこたえていた空から、終演後に澎湃と雨が降り始めたことでした。さすが奈々さん、ライヴ中は神通力で、結界を張ってくれていたようです。

 22時頃から海浜幕張駅前の飲み屋ビルで急ピッチで打ち上げて、23時22分の各駅停車で離脱。これが小田急の終電に間に合う最終接続です。東京駅の京葉ホームから地下鉄の日比谷駅に歩き、千代田線の終電で代々木上原に至って、小田急の最終相模大野行きをつかまえるというルートで、地元まで帰ることができました。