東洋文庫を出てぶらぶら歩き、南北線の本駒込駅から、永田町で半蔵門線に乗り換えて、三軒茶屋へ。キャロットタワーにある「世田谷文化生活情報センター」に行った。
■世田谷文化生活情報センター 生活工房>トルコ・トカットの木版〈バスク〉
「トカットのバスク」と言われてもなんのことやらわからないが、トルコ中部のトカットという地方では、色鮮やかな模様を木版で捺す織物が、伝統的に作られており、それを“バスク”と呼ぶそうだ。
あらきれい
映像も流れていたが、こういう版木を布に捺し付けて、模様のパターンをスタンプしていく。何色も使うので、ずれないように何回も捺すことになる。素朴でもあり、同時に、ものすごく精巧な作業でもある。──型紙を使う染織は、知識としてはあったけれど、こういう、はんこのようなプリントの方法の織物は、あまり聞いたことがない気がする。おもしろいなあ。