night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

7/7(日)竹田から京都へ

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 竹田駅

 食事でもしようかと思っていたのだが、竹田駅13時44分の播但線普通列車がある。これの次は14時23分の特急『はまかぜ』、その次の列車はさらにその1時間後である。城跡に登っただけで竹田の町で何も過ごさないのはどうしたものか、とも思ったが、特に名物があるようでもなく、やってきた気動車に乗り込んで竹田を離れた。

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 普通列車和田山行きである。1両だけの気動車だったが、これまたよく空いていた。乗車券は、神戸から姫路・和田山・京都経由で横浜市内まで買ってある。和田山から先は特に何も考えていなかったが、福知山行きの普通列車が接続するので乗った。

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 見たことのない色の車両だ。113系には違いないが、どうやら魔改造されたもののようで、無理やり運転台を取り付けられたような感じの車両だった。

 福知山から先は、さすがに普通列車ではなく、特急で京都に行きたい。というか、この先、結局は京都から新幹線で帰ることになるのだから、新幹線乗継ぎで買えば特急料金は半額である。1時間以上乗っても自由席なら500円足らずで済むので、特急に乗らない法がない。福知山は、大阪方面の福知山線と京都方面の山陰線が交わり、城崎や天橋立から来る列車がそれぞれの方向に向かう、ジャンクションである。福知山では8分後に特急『はしだて4号』京都行きが出るので、ここで新幹線乗継ぎ特急券を買ってしまうつもりで、急いで改札を出て、指定席券売機に並んだ。とは言え、京都からの新幹線の時刻を決めているわけでもなかったし、京都まで自由席・新幹線は指定席、という買い方が、券売機の操作方法がよくわからなかったこともあって、とりあえず全区間自由席で特急券を買って、特急『はしだて4号』に飛び乗った。隣のホームの大阪行き特急『こうのとり』のほうが混んでいるようだった。

 特急『はしだて』は綾部で東舞鶴から来る特急『まいづる』を連結して、京都に向かう。このあたりの沿線風景は山紫水明でありのどかであるが、車内では結局ほとんど寝てしまい、気付くとほどなく嵯峨野の踏切を過ぎて、列車は洛中に入って行った。

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 京都駅の31番線に着いたのは16時07分だった。かなり疲れており、ホームの付け根あたりにあるうどん屋で食事してから、ふらふらと烏丸口の改札を出た。人の多さにぐったりしてしまう。

 涼しい場所で休憩したい、と思って、やって来たのが東本願寺

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 人心地を取り戻してきた

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 JR京都伊勢丹の上層階にある、美術館「えき」KYOTOでは、“長坂コレクション ヨーロッパ絵画展 ~バロックから近代へ~”を開催中。
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美術館「えき」KYOTO

 バロック絵画はあまりよくわからないなあ、などと思いながらなんとなく通り過ぎる。ロココ絵画や、19世紀後半になってからもわりとアカデミックな作風の画家の絵に、よいものがあった。気になったのは、ハンス・マカールト(工房)の『恋人を待つ』や、エルンスト・ベルガ―の『庭で編み物をする女性』など…。

 さて、そろそろ帰らなければならない。この、京都駅で、帰りの新幹線に乗らねば、という瞬間、毎度ながら本当に心が重くなる。──八条口JR東海ツアーズの窓口で、自由席特急券から差額を支払って指定席に乗変をかけて、18時26分の『のぞみ250号』に乗った。東に向かうにつれて天気が悪くなっていった。