night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

ギュスターヴ・モロー展 @パナソニック汐留美術館 6/16

 新橋駅から歩いて、パナソニック留美術館へ。ギュスターヴ・モロー展、上がってみたら行列ができていて、“30分”と書いてある。30分と言うなら実質20分くらいだろう、と思ったら、たっぷり35分ほどかかった。ここはわりと厳密に館内の滞留人数を数えて入場規制しているようだった。ここが30分だと言ったら本当にそれ以上かかる、覚えておこう(笑) 行列には若い人が多く、ほとんどはまともそうな人だが、並びながら壁に足を突くなど不快な態度の人もいる。モロー展、いったいなにがあったのだろう。

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パナソニック汐留美術館ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち

https://api.art.rmngp.fr/v1/images/17/501806?t=Zi--S3hj74asrPqfG2cDfA

 サロメやセイレーン、デリラなどの、空想上の妖しい女性を描いた絵が多い。白鳥の首を抱き寄せて口づけしちゃうレダや、連れ去られながら何とも言えない表情でゼウスを見ているエウロペ、などなど…。死体が折り重なるトロイの城壁に立つヘレネは、何にも汚されない美しさ…でもあるけれど、それは同時に、これは正直言って厄介だよなあ、なんて思ってしまった。──最後の、一角獣と貴婦人の絵は、半完成作のように、色を突き抜けて描き込まれた背景や小道具などが、逆に不思議な空間になっている。