新宿から中央線で東京駅に出て、少し迷ったが、会期最終日の『ルート・ブリュック展』へ。丸の内北口の東京ステーションギャラリーの、入口から行列が延びていた。10分ほど並んでから入館できた。
戦前から戦後にかけてのフィンランドの陶芸作家の展示なのだが、混んでいたし、撮影可の3階はもはや無法地帯状態に近かった。だけど、たしかに、独特のかわいさがあるよね…
深い緑色の透明な釉薬が、本当にきれいなのだ。写真に撮るとどうもその美しさが出ない。
新居昭乃さんのライヴのアートワークを思い出した。
しかし、戦後になってからの、一転して抽象的な作品たちのほうが、すごかった。小さなタイルを敷き詰めて構成された、ミニマリズムっぽい平面。リズムのようで、音楽的でもある。じっくりなぞって見たい展示だったが、とにかく混んでいたのは残念ではあった。もっと早く来なくちゃいけなかったな。