night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

6/9(日)尾瀬ハイキング(3)

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 とにかく水芭蕉の大群落。見渡す限り白いのが全部水芭蕉である。紙くずが散らばっているわけではない。

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 リュウキンカといっしょに咲いているのは、好ましい。

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 森の中を歩いて、東電小屋に至る。見晴からここまで30分ほど。

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 ツアーでもらったまいたけご飯のお弁当を食べた。これはうまかった。

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 この日は朝から、曇っているし少し肌寒いけれど日が昇れば多少なりとも気温が上がるのでは、と思いながら歩いていたが、なかなか気温は上がらず、風も出てきて寒いので、ここで一枚着込んだ。

 まだ11時過ぎだが、ここからはまっすぐ、山ノ鼻、そして鳩待峠まで戻る。鳩待峠まで3時間弱と思われる。

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 ヨッピ吊橋を渡る。

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 もさもさしたゼンマイ。

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 至仏山には雪渓が見える。

 牛首分岐で立ち止まって水分補給したくらいで、ほぼ休みなく山ノ鼻まで戻った。ちょうどお昼過ぎで、高尾山のような混雑ぶりになっており、山ノ鼻から鳩待峠までの登りは、もはや数珠つなぎの渋滞だった。しかも、徐々に雨がちになってきて、日帰りバスツアーの客が、ビニール傘をさして歩いていたりする。登りは少しきついが、木道や階段は整備されている。──ただ、これは尾瀬ヶ原全般に言えることだと思うが、景色や花に見とれて木道を踏み外す危険があり、気を付けないといけないと思った。

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 鳩待峠に戻ってきたのは13時25分だった。雲の中に入ってしまったようで、真っ白だった。思ったよりもだいぶ早く着いた。──思わず売店で缶ビールを買って飲んでしまったが、そのせいでか、下山のバスで車に酔い、沼田駅に着いたときは半死半生であった。

 この日、メモしていた行程タイムは、以下のとおり。事前に地図などを見て計画していたよりも、比較的さくさくと歩いた。

鳩待峠駐車場7:19→山ノ鼻8:05着/8:10発→牛首分岐8:45→竜宮十字路9:12→見晴9:45着/10:21発→東電小屋10:50着/11:10発→ヨッピ吊橋11:20→牛首分岐11:48着/11:51発→山ノ鼻12:20着/12:31発→鳩待峠13:25

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 沼田駅。駅前のデイリーヤマザキの一角で、おばあちゃんが串に刺した焼きまんじゅうを売っていて、並んで買っていたら、改札が開いたらしくツアー客がみんな駅に入ってしまって、取り残されるところだった。

*

 今回のこのツアーは、クラブツーリズム社のものだった。この会社は、年に一度か二度、こういった貸切列車の尾瀬のツアーを仕立てているのを、前から知っていたが、今回、この列車だけでもたしか370人と言っていたか…、すごい規模である。横浜駅で集合した時の添乗員さんが鳩待峠まで同行し、帰りもその人が終点まで乗っていた。シーズン中は、クラブツーリズム社だけでなんと一日平均700人を尾瀬に入山させているそうで、鳩待峠に社員を常駐させていると言っていた。たいしたものだ。クラブツーリズムはどちらかというとお金のある高齢者のための手厚いツアーを組む会社というイメージがあるし、尾瀬は、関越交通の高速路線バスが首都圏から直通で出ているくらいで、その気になれば自分で行くことは全く難しくないところだが、ツアーで黙っていても送迎してくれて、お弁当も用意してくれて…というのは、間違いなく楽だ。

 あと、往路の車内では、添乗員さんは、他の参加者との会話で、鳩待峠から入って竜宮小屋あたりまで行くのが限界ですよ、と話していたが、さすがにそれはないだろうとは思っていて、ぼくは見晴から東電小屋を廻って鳩待峠に無理なく戻ってきた。ハイキング自体はフリーなので、特に問題はない。ただ、登山ツアーではないので、至仏山などには登るのはダメ、ということになっているようだ。

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 臨時列車はどこかから回送でやってきて、ここで客を乗せてすぐ発車した。スマートフォンで撮りまくる人々。「団体」って書いてあるだけなんだけどね…。

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 帰りの団体臨時列車は、沼田駅を16時45分に発車。車内ではもちろん、缶ビールを開けて…。往路のうちに注文しておいたオプションのお弁当が配られた。これが、だいぶボリュームもあっておいしかった。さすがクラツー、弁当のチョイスも信頼できる…(?)

 往路は横浜駅から乗ったが、帰りは早く帰りたいので、添乗員さんに話して、19時51分の新宿駅で降ろしてもらった。新宿下車組の添乗員さんにくっついてぞろぞろと南口の改札を出たところで流れ解散になり、そのまま小田急の乗り場に向かうと、20時00分の特急ロマンスカーに乗れた。

*

 尾瀬は、前から一度行ってみたいと思っていたところだった。天気はよくはなかったが、大雨に遭うこともなく、水芭蕉が咲き乱れる湿原の散策を堪能できて、とてもよかった。こんなすばらしい山中に、計画さえすれば簡単に足を踏み入れることができるというのは、貴重なことである。──夏にはニッコウキスゲが咲き、秋には紅葉が彩るという。一度だけではだめだなあ。…福島県側の尾瀬沼にも行ってみたいし、またいつか計画してみたいと思った。