night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

6/9(日)尾瀬ハイキング(2)

 いよいよ尾瀬ヶ原に足を踏み入れる。──驚いた。風景が一変した。

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 水芭蕉がそこらじゅうに咲き乱れている。これが尾瀬の湿原か…。

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 この時期はもう、大きくなって、とうの立った状態で、もっと小さいほうが可愛らしさがあるのだけれど。──けれど、ぼくは水芭蕉の花を初めて見た。

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 右の森からも左の森からも、カッコウの声がする。鳴き終わって飛び立つ姿も見えた。

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 左右を山に挟まれて広がる湿原。箱庭のような、不思議なところだ。──雲がかかっていて見えなかったが、燧ケ岳が真正面に見えるはずなのだ。このあと、一瞬だけ雲が薄くなったときがあり、肩をいからせたような山容が垣間見えたことがあった。

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 草を浸して、豊かな水が流れる。タルコフスキーの映画のよう。

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 牛首分岐を通り過ぎて東に歩き続け、竜宮小屋が見えてきた。

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 黄色い花は、リュウキンカのようです

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 たぶん、ニリンソウ

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 尾瀬ヶ原は群馬・福島・新潟の3県に及んでいて、この日はそれらをまたにかけて歩いたことになる。

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 新潟県の方向の空が少し晴れてきたけれど…。

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 見晴に着いたのが9時45分だった。山小屋が数軒あって、後ろの方にはテントサイトもあるようだ。山小屋でカップヌードルを買って食べた。ここは尾瀬ヶ原の湿原の東端近くにあたる。福島県側の尾瀬沼の方から入ってくると、ここで尾瀬ヶ原に出ることになるので、広々とした湿原を見晴らした登山者のグループが歓声を上げていた。その気持ち、わかる。

 尾瀬ヶ原、鳩待峠から牛首分岐あたりまでは人が多かったが、ここまで来ると人も少なく、落ち着いていて、実によい。──見晴で30分ほど休憩してから、また歩き始めた。

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 ときどき、こんなふうに、湿原が油で汚染されているのが、残念ではある。どうやら、山小屋の近くで、このような汚染が見られるように思われる。山小屋は重油で発電しているようだし、やはり人が入ると、汚染は避けられないのだろうか…。