自転車で、米軍の相模総合補給廠と防衛省の官舎の間の道を走っていたところ…、
県営上矢部団地と道路の間に、線路があるのを見つけた。国鉄横浜線から米軍相模総合補給廠に続いていた引込線の跡である。昔の地図に、米軍基地内に線路が描かれていたことは覚えているが、今でも線路が残っているとは知らなかった。
第4種踏切?
米軍の敷地内に続いているが、基地内はすでにレールは剥がされているようだ。
横浜線の方向にたどってみると保育園やマンションの敷地に突き当たって、線路は途切れたが、マンション群の反対側に行くと、米軍の敷地との間の道路がこんなことになっていた。
位置的には昔の線路の形にぴったり合っているが、これはべつに昔のレールを埋めたものではないだろう。ここに線路が通っていた、という、ただのマークではないかと思う。
(「今昔マップ on the web」より作成:1/25000「原町田」昭和50年二改・昭和52.1.30発行、他)
昔の地図を見ると、淵野辺の方向から分岐して横浜線に沿って矢部駅を過ぎた線路が、米軍基地内でスイッチバックしてから、基地内を半周するように敷かれていたようだ。赤い矢印をつけたのが、県営上矢部団地の横の廃線跡の場所。