night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」@町田市立国際版画美術館 9/17

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 ヨルク・シュマイサーとは、2012年に亡くなった、ドイツ生まれの版画のアーティストだそうだ。世界のあちこちで受けた印象から作品をつくり、中には、留学していた京都など、日本を描いた作品もある。

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 東大寺のモチーフ。

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 やわらかな色合いで。日本画の“たらしこみ”みたいだ。版画でこんなことができるんだ!と感心する。

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 春夏秋冬の清水寺を描いた連作のうち、冬。

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 この、寺院の釘かくしをアップにした作品が、なんか好きだった(^^

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 紫禁城が、端正な箱庭世界のよう。

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 女性の連作。クリムトっぽくもあり…、

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 こうなると恐ろしいメデューサのよう。

 精緻に彫り込まれた画面は魔術的でもあり、うつろう夢の世界のようだ。かなり見ごたえのある展示だった。──最近、夢を見ているような絵が、好きになってきたような気がする。

町田市立国際版画美術館>ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅

 この展示は、全面的に写真撮影可だった。この、町田の美術館は、地元なのでときどき足を運ぶけれど、ガラスが反射するので写真を撮りやすくはないのだけれどね。