▼「漆がつなぐ、アジアの山々」@世田谷文化生活情報センター 生活工房
9月9日(日曜)、京王線の芦花公園駅から下高井戸へ、そして東急世田谷線に揺られて三軒茶屋に行った。キャロットタワーの中の“生活工房ギャラリー”というところで、中国の彝族、ヴェトナム、タイ、ミャンマー、ブータンの漆器が展示されている。
宝箱みたい。溜息が出る。
中国四川省涼山の彝族の漆器。これはすごいな…、鮮やか。見たことがないデザイン。
ブータンの漆器はこのように木目を生かす塗り方をするのだそうだ(漆の木の種類も違うらしい)。…これは、日本でも売れそうじゃない?
どれも本当に美しい。──「漆」については、先日の縄文展でも「そんなに昔から使われていたのか」と驚いたのだけど、…「特定の木の樹液を取って器に塗ると、丈夫になるし、水も弾くし、つやつやして綺麗!(作業工程ではかぶれるけど、かまわない)」という文化が、南アジアから日本にかけて広がっているというのは、面白いことだなあ。