night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

「モネ それからの100年」@横浜美術館7/22、国立西洋美術館7/28


 炎暑の日曜の午後、横浜へ。──さすが横浜美術館、ただのモネ展じゃなくて、モネはどちらかというと目くらまし(?)のような展示。カラフルな燕子花図のような中西夏之の作品、もやった色に飲み込まれそうになる根岸芳郎の作品、水野勝規の鮮やかな水面のヴィデオ作品などが印象に残った。

 もちろん、肝心のモネもすばらしく…。『セーヌ川の日没、冬』は、氷が浮かぶ荒涼とした夕陽の光景で、見入ってしまう強さのある絵だ。だが、絶望と希望、みたいな解釈は、蛇足なのではないかな…。ただ美しく、迫ってくるものがあった、モネはきっと、描かざるを得なかったのではないか。──圧巻だったのは、晩年の『バラの小道の家』という作品。抽象的な色の暴力のようだが、老いたモネが見ていたのがこの色合いなのだ、と思うと、何とも言えないものがある。

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横浜美術館モネ それからの100年


 長者町でいつもの刀削麺を食べて帰宅。

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 7月27日(金曜)は、上野の西洋美術館へ。『ミケランジェロと理想の身体』展を瞥見したが、大理石やブロンズの男性像が並び、ぼくの感覚からは特に“理想の身体”とも思われず、面白くはなし…。

国立西洋美術館>ミケランジェロと理想の身体

 常設展もひとまわりした。


 ロベールの廃墟。


 新収蔵作品だそうだ。ドガの、『舞台袖の3人の踊り子』。ドガの描く闇が好きだなあ。


 ラファエル・コランという画家の作品。