▽プーチンの実像 証言で暴く「皇帝」の素顔/朝日新聞国際報道部、駒木明義、吉田美智子、梅原季哉
▽原発事故と「食」 市場・コミュニケーション・差別(中公新書)/五十嵐泰正
▽黒雪 中国の朝鮮戦争参戦秘史/葉雨蒙、山崎一子・朱建栄(訳)
1950年夏、毛沢東が軍事介入を決断し、歴戦の将である彭徳懐が召喚されて、人民義勇軍は10月に鴨緑江を超えた。熙川、徳川での激戦。余裕綽々だったマッカーサーは狼狽して、核兵器の使用を示唆する…。この本は中国で出版された歴史小説であり、かの国の歴史観によって書かれているわけだけれど、その点ではある意味でよい教材と言えるかも知れない。つまり、「先に核で威嚇したのは米国だ」と彼らは考えているのではないか、ということだ。──この本は1950年12月の時点で中途半端に終わるが、どうやらこれは第1部で、原作は全5部作らしい。残りは、日本では訳出されていないのかな。
“突然、彭徳懐は足を止めた──左手の日陰の山上の積雪が、硝煙と爆発の塵煙で黒く染まっていた。「あれを見ろ、黒い雪、黒い雪だ……」彭徳懐は訥々といった。「これが現代戦争なのだ……」”
▼ふしぎの国のバード(1)(2)(3)(4)/佐々大河
面白い。これを(キャラクタをものすごく若い女性にして)コミック化するという発想が全然なかった。なんか悪魔的なやつが出てきたし!(?)、早く続きを読みたいな。
▼誰がために鐘は鳴る(上/下)(新潮文庫)/E. ヘミングウェイ、高見浩(訳)
ヘミングウェイがスペイン内戦に参加して書いた小説、というだけの前知識しかなかったのだが、読んで驚いた。ただ単に“ファシストに蹂躙される共和派市民”を描いた小説ではなかったのだね。共和派内部の不信と非合理、ファシストへの残虐な処刑も…。
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▼NHKラジオ 高校生からはじめる「現代英語」2018年4月号 Kindle版
▼NHKラジオ 高校生からはじめる「現代英語」2018年5月号 Kindle版
なんとなく始めてみた。1週あたり2課しかないので追いやすい。AndroidスマートフォンでKindleアプリを使って読んでいる。
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▼Minori with Strings Quartet 〜弦楽四重奏の調べ〜/茅原実里
▼async/坂本龍一(並行輸入盤)
これはぼくにとって、おそらく、長く聴くアルバムになると思う。
▽J.S.バッハ 音楽の捧げもの BWV1079/カペラ・イストロポリターナ、ニルス=ティロ・クレマー(Fl.)、アリアン・プフィスター(Vn.)、セバスティアン・ベンダ(Harpsichord)、クリスティアン・ベンダ(Cello&Conductor)(NAXOS 8.553286)
急に思い出して聴いていた。『六声のリチェルカーレ』、夜中に聴いていると、突き落とされるような感覚がある。