night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

5月の日々(「浮世絵モダーン」展、「ヌード展」)

 3月と4月に旅行をしたので、5月はおとなしく暮らしている。どことなく気力のなくなる、苦手な季節でもある。

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 5月20日(日曜)、地元・町田市立国際版画美術館へ。部分的に写真撮影可。


 小早川清

 伊東深水の女性像、いいですね…ときどきミュシャみたいなタッチになるのも興味深い。


 川瀬巴水のくっきりとした深い色合い、好き。『芝増上寺』の鮮やかな赤色が印象に残った。

開館30周年記念 浮世絵モダーン 深水の美人! 巴水の風景! そして…

 どうでもいいことですが、この美術館、できてからもう30年も経ちましたか。ぼくも歳を取るわけです(笑)。どうでもいいことですが。

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 5月27日(日曜)は、横浜美術館の“ヌード展”へ。──最初の方は『プシュケの水浴』など、ラファエル前派の耽美的なヌードや、もちろんルノワールの裸婦画も…。ロダンの大きな大理石彫刻『接吻』が目玉展示で、これだけは写真撮影可能。

 しかし、この展覧会全体から見ると、前半はほとんど目くらましのようなもので…、これ以外が、そこそこハードだったのですよね。『接吻』の部屋の壁際にも、あれれ、という類のものが…。横浜美術館がどちらかというとラディカルな美術館であることを忘れていました(笑) コレクション展も、企画展に呼応して(?)、ハードな作品が多めでした。

横浜美術館ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより