night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

茅原実里 出雲大社御奉納公演 〜一期一会〜 @出雲大社東神苑特設ステージ 4/7

 適当なお店で出雲そばを食べてから、改めて、出雲大社へ。

茅原実里 出雲大社御奉納公演 〜一期一会〜


グッズの物販は、参道の途中の交通広場で行われていましたが、スルーしました。それにしても、今回のロゴタイプ、若干ヤンキー風味なのはなぜだ…

 茅原実里さんの出雲大社御奉納公演、開催が発表されたときは、桜が咲く暖かい春の日の野外ライヴ、を想像していたのですが、…こんなに寒い日になるとはね!! 入場のときに、スタッフさんから安物のビニールのレインコートが配られました。コートが脱げないままその上からさらにビニールを被って、それでも若干震えながら、開演を待つことに…。ですがぼくの座席は7列目のかなり中央寄りでした。


神苑、特設ステージの入場口。入ってみると、だいぶスペースには余裕があって、もっと客を入れられたよねこれ…と思ってしまいました。昨年、同じ場所で御奉納公演をした方がおられましたが、あのときはぼくはチケットが取れなかったのに、今回は、当日券が出ていた?!

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 バンドメンバーに続いて、白のトップスに赤い大きなベルト、そしてピンクのスカートでゆっくりとみのりんが登場。赤い髪飾りは、あれは、水引がモチーフだったのかな。ギタリスト馬場さんの三味線が入って、ゆったりしたイントロから、『純白サンクチュアリィ』が始まりました。

 開演のときは雨が降っていましたが、しばらくすると止みましたね。『Love Blossom』、『Secret Season 〜桜色の恋人〜』など、あー、桜が咲いているつもりでセットリスト決めたね、と思ってしまいました。出雲もすでに葉桜になっているのでした。

 茅原さんから、出雲大社御奉納公演ということで、出会いと別れ、祈りや願いをテーマに曲を選びました、というMCがありました(ただ、お寺と神社の違いがわかっていないような発言もあり、厳しいな、と思わざるを得ない場面も…)。バンドメンバーは、室屋大先生が不在でヴァイオリンが入りませんでしたが、ギター馬場さん・山本さん、ベース二村さん(「ハンバーグ!…でしたっけ?」と、自分のキャラづけを忘れているという問題発言(?)がありましたね…)、ドラムス岩田ガンタさんと、おなじみの顔ぶれ。キーボードは“ぶんちゃん”こと畠中文子さんでした。ガンタさんは足を骨折したそうで…しかしドラムは叩けるということでしたが、大丈夫なのかなあ、と。

 二村氏が、みのりんがMCでしゃべっている最中に、袖からスタッフを呼んで、何をするのかと思えば靴を履いていました。サンダルでは冷えすぎるとのこと。苛酷な野外ライヴに…。茅原さんは、「“みのりんブライダル”の企画が終わってからもオファーが続いている」というMCのあと、『ひとりにひとつの永遠』を歌って、バンドのインストへ。──バンドのインストが始まると雨が降ってきて、まいったなあと思っていましたがみのりんが出てくると止む、というミラクル(?)もありました。

 改めて出てきた茅原さんは、肩の出たブルーの衣装にミニスカートにブーツ、という、みのりんらしい(?)、攻めたライヴ衣装だったのですが、このとき客席からちょっとどよめきがありましたよね…あのどよめきは、この天気でその衣装? 寒そう…と、おそらく多くの人が思ったからだと思います。実際、見かねたようで、途中で舞台監督さんがジャケット(“Take The Offensive”ツアーのときの)を持って出てきて、みのりんに着せていました。みのりんも途中からMC中にやたらと鼻をかむようになり、鼻水が出る、と(^^;。ステージ上のテーブルに最初から箱ティッシュが置かれていたのは、花粉症だからかな、と思っていましたが、この寒さの中でパフォーマンスしてるんだから、ねえ…。

 『憧れは流星のように』は山本陽介さん作曲のロックバラード、これいい曲ですよね。『FUTURE STAR』も久しぶりだったなあ、ライヴで聴いたのはサマキャン4以来だったのではないかと。

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 終わってメンバが袖に捌けたあと、一瞬、客席が静まってしまったことに、危機感を感じました。…無理もありません、みんな寒かったのでしょう。「アンコール」の声が上がり始めるまで、奇妙な間があったのですよね…。──アンコールでは、新曲リリース情報に加えて、夏の河口湖ライヴ、『サマードリーム』改め『サマーチャンピョン』(と聞こえました^^;)の開催発表がありました。夏の河口湖ライヴも今年で10年目になるのですね。最後、メンバー勢ぞろいで、ばんざーい、…をしてSEが流れ始めるかと思ったら、流れない。舞台監督さんとコンタクトして、トークをやり直して!という流れに(^^; もしかして19時を過ぎると音出しができないのかな?と思いましたがそういうわけでもなかったようです。


 というわけで、完全終演したのが19時過ぎでした。いったん喫煙所まで歩いて煙草を吸い、ファンクラブブースで継続手続きをして、大社に改めて参拝して、…とゆっくりしてから、制作会社SAPのスタッフの誘導に従って“臨時バス”乗り場を目指して歩いて行きましたが、バスターミナルでは何人かのみのり勢が溜まっていて、話を聞くと、もうバスはないと言われた、と。SAPのスタッフがやって来たので尋ねると、若干慌て気味になって、一畑バスの詰所に確認し、「主催者に確認します」と電話をかけ始めました。一畑バスのウェブサイトなんて事前にチェックしていなかったのですが、出雲市駅行の臨時バスは19時15分の一便だけだったようです。SAPは“世界遺産劇場”をやっている制作会社として名前を知っていたので、誘導するってことはバスがあるのだろうと思っていたら、まさかの結果に…。結局、「一畑電車にまわってください」ということになり、SAPのスタッフの先導で10人ばかりが暗い夜道を歩いて、結局、電車の駅まですごく遠回りして行っただけになりました。まあ、まだ電車がある時間だから、足が完全になくなることはないので、いいんですけどね…。でも電車は一時間に一本だからね…。

 鳥居の前で、「あちらですから」と言われた時点で、19時40分。そして電車は19時44分発、これを逃すと次の電車は一時間後です。鳥居の前の信号から走った結果、間に合いましたが、駅では大行列ができていて、切符など買える状態ではなく、駅員さんから無札証明書を受け取って、すし詰めの電車に乗り込みました。2両編成ではね…。

 川跡(かわと)で乗り換えて、電鉄出雲市駅に戻りました。20時半には出雲市駅前でホテルにチェックイン。近くの飲み屋で食事しましたが、これはあまりよい店ではなく、失敗だったな…。一畑電車の中では、これから松江まで行くと話していた人もいたので、松江に泊まるという手もあったな、と。

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純白サンクチュアリィ
・Love Blossom
・Secret Season 〜桜色の恋人〜
優しい忘却
・Melty tale storage
境界の彼方
・ひとりにひとつの永遠
・(instrumental)
・月の様に浮かんでる
・みちしるべ
・憧れは流星のように
・FUTURE STAR
Lush march!!
・Tomorrow's chance
・通し道歌
・TERMINATED
Paradise Lost

-encore-
ひとひらの願い
Freedom Dreamer