night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

2月の日々

 2月17日(土曜)、横浜へ出かけた。横浜市ユーラシア文化館では『魅惑のランプ』という展示を開催中。


 古代の“ランプ”の展示、というと、何かキラキラしたものを思い浮かべてしまうが、さにあらず。古来、ランプとはつまり、洋の東西を問わず「油を溜める皿に、灯心を立てる口をつけたもの」であったのだ、ということを知る。並んでいる展示物の大部分は、かわらけの皿の類なのであった。だがそれはそれで面白い。


 中華街を散歩。関帝廟でお参りしてみた。折しも春節で、人でいっぱいだ。媽祖廟の後ろでは何かステージが組まれて雑技のようなことをして、観客を集めていた。

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 2月25日(日曜)、府中市郷土の森博物館へ。家康の“府中御殿”に関する展示をやっている。だが、小杉や平塚など、家康が各地に造った“御殿”はどこもそうだと思うが、特にめぼしいものは出土していないようで、展示の前半は秀吉の小田原攻めで滅亡した北条氏に関係した展示だった。落城した八王子城の遺構からは、なんとヴェネツィアのガラス器の破片が出ているのだそうだ。八王子城跡はそのうち行ってみよう、と思う。


 「六所宮」と呼ばれていた現在の大國魂神社に、家康が所領を安堵した書状…だというのだが、“武蔵國多東郡”と書いてあるんだよね。多摩郡じゃないのね。

 ここは多摩川の関戸橋と是政橋の間あたりで、博物館の周りは公園が広がる。梅林が、花の盛りだった。


 蝋梅はもう終わりの時期だったな


 これは町田市内の梅。──年明けから2月の上旬頃にかけて、強烈に寒い時期が続き、毎日縮こまって通勤していたが、それでも、日ごとに梅の花が咲き増えていくのを、すこし感心しながら眺めていた。春は来る。