night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

NANA MIZUKI LIVE GATE 2018 Day3/Day7 @ 日本武道館 1/14&1/21

 水樹奈々さん、日本武道館ライヴ7daysというものすごいことを…。さすがに7日連続ではなく、11日間のうち、隔日+土日は連続というスケジュールでしたが、それにしても過酷な日程で、昨今不安な奈々さんの体調、大丈夫かしら、と思わずにはいられません。ぼくはFC枠で、3日目と、千穐楽7日目のチケットを確保。千穐楽は、FCですら高倍率だったようですね…。全国の映画館でライブビューイングが組まれていました。


 ということで1/14(日曜)、飯田橋駅から日本武道館へ。この日の席は2階スタンド南東の上の方でした。物販も若干余裕ありましたね。17時半予定のところ少し押して、開演。

 バイクにまたがって夜の街を疾走する奈々さんのイメージ映像からスタート…。ステージ後ろの中央が開いて、三輪トライクに乗って奈々さんが登場しました。…なにあれ、本物?!

 このトライク、ハーレーダビッドソンの本物の製品を、塗り直したり改造したものだそうで、お値段的にもお高いもののようです。モーターショーさながらに脚を組んでポーズをとる奈々さんの姿をうまく若干下気味のアングルからフレームに入れる会場カメラさん、GJでした(笑)。トライクが捌けるとき、スタッフさんが力一杯押してゆっくりと舞台下手に進み、昇降機でウィーンと下りていく様子に、観客が注目していたら、奈々さんが「大丈夫です、私を見てください」って言ったのが可笑しかったですね。

 チェリーボーイズパートでは各メンバが自分の担当以外の楽器の演奏を披露する流れになっていましたが、パーカッションの中島オバヲ氏が怪しいキョンシーみたいな帽子を被ってテルミンをフィーンフィーンと鳴らし、鐘を「チーン」と鳴らしたところで爆笑。なんの儀式か…。あと北島健二さんがヴァイオリンで『四季』の「春」の有名なところをひとくさり弾いて、すごい!ってなったところで実は後ろで門脇さんが弾いてた、というネタもありました。

 映像コーナーでは、世界から奪われた“音”を取り戻すために共奏者を見つけよう、みたいなストーリー。そこから日替わりでゲストを迎えているということで、この日登場したのは谷山紀章さんでした。このときの、周囲の女子の歓声というか反応が、ものすごかったんですよね…! 完全に不意討ちで、ほんとに崩れ落ちてる人とかいましたからね。それで奈々さんとデュエットしたのが、『VIRGIN CODE』でしたが、ぼくは最初のうちは気づかず、しばらくして、…えっ、まさかこれ原キーじゃん、と。谷山紀章氏、奈々さんの、しかも『VIRGIN CODE』をキー落とさずに歌っているのです。これも驚いたなあ。

 ライヴでかっこよかったのは『GLORIA』でしょうか、オバヲ氏のパーカッションが炸裂しているのがいい味でした。逆にライヴで映えないなと思ったのは、『Destiny's Prelude』。跳ねるキーボードが、ライヴだと聞こえないんだよなあ。

 『粋恋』では奈々さんの頭上から、桜の花びらのような降らしものが…。これ、奈々さんの頭にかかったりして、それなりに大変そうに見えたのですが、千穐楽では、若干角度をつけて外側に降らせるようにしていて、奈々さんには直接かからないようにしていたのですね。連続公演だとそういう微調整もするんだ、と感心したのでした。

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 1/21(日曜)も同じ時刻に日本武道館へ。この日は1階スタンド東、角度的にはステージの真横という、いいのか悪いのかよくわからない席。しかし、幕開けの例のトライクがステージ後方からワイヤで留められているのが見えたり、『ROMANCERS' NEO』だったかな?、奈々さんがステージの端からばーっと東のこちら側に走ってきて、ぼくらのほぼ目の前でくるっとターンして続きを歌い出したときは、かっこいい!!と悶絶しました。面白い席でしたね。ポップダウンで下りていくときに奈々さんが頭を下げているので頭がぶつかりそうになっていたときはちょっとはらはらしました。

 日替わりゲストは、前日まで、武田真治氏が登場して昨夏のミュージカル『ビューティフル』について爆笑トークを繰り広げたり、クリス・ハート氏が登場したり、という話を聞いていたので、さあ千穐楽、今日はどんな大物が…? と誰もが注目していたのでした。ソニンじゃないかな、ちょうどニューヨークから帰ってきたみたいだし!なんて思っていたのですが。現れたのは、phatmans after schoolのヨシダタクミ氏で、曲は『レイジーシンドローム』でした。作家さんですからね…。ヨシダ氏には申し訳ないのですが、「誰?」感は拭えなかったかな…。

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 ぼくは奈々さんのライヴに初めて来たのが、2009年1月のLIVE FEVER@日本武道館で、あのときは武道館連続3daysの1日目でした。あの頃すでに、奈々さんは、日本武道館やそれを超えた規模のライヴを繰り広げる人だったわけですが、あれから9年も経って改めて思ったのは、こういう巨大会場で歌うときの奈々さんのヴォーカルは、やはり進化していて、昔感じていた外連味のようなものがなくなっている、ということ。またもうひとつは、ライヴ制作業界のPA技術もやはり進化しているのでしょうね。昔は(2009年当時でさえ)、武道館の2階なんてろくに聴けたものではなかったのですが、今回は、ちゃんと音楽として聞こえました。特に1階東にいた千穐楽は、1階スタンドなんて天井もあるし、自分の右手の北東スタンドにもアンプが立っていたので、あそこから爆音が出てきたら嫌だな…耳をやられるな、と警戒していましたが、大丈夫な音場だったのですよね。これには本当に感心しました。

 日本武道館からの帰りはだいたい市ヶ谷駅まで歩くのですが、途中の一口坂あたりにある中華料理屋で一杯飲んで行くのが、自分の中のお約束のようになってきました。安くてうまくて、いいんだよね。

1/14 (Day 3)
・Vitalization
ROMANCERS' NEO
・Sacred Force
・(MC)
・Poison Lily
・WAKE UP THE SOULS
・HOT BLOOD
・(チェリーボーイズパート)
・RUSH & DASH!
・(MC)
・ファンタズム
・光
・(チームヨーダパート)
・GLORIA
・恋の抑止力
・(MC)
・Destiny's Prelude
・粋恋
・(映像パート)
・VIRGIN CODE (with 谷山紀章)
・(MC)
・TESTAMENT
・Rock Ride Riot
STARTING NOW!
・COSMIC LOVE
・POWER GATE

-encore-
ETERNAL BLAZE
禁断のレジスタンス
SUPER GENERATION

1/21 (Day 7)
・Vitalization
ROMANCERS' NEO
・Sacred Force
・(MC)
・Poison Lily
・WAKE UP THE SOULS
・HOT BLOOD
・(チェリーボーイズパート)
・RUSH & DASH!
・(MC/奈々さんバースデーサプライズ)
・ファンタズム
・蒼き光の果て -ULIMATE MODE-
・(チームヨーダパート)
・GLORIA
・GUILTY
・(MC)
・Destiny's Prelude
・粋恋
・(映像パート)
・レイジーシンドローム (with ヨシダタクミ from phatmans after school)
・(MC)
深愛
・(MC)
・TESTAMENT
・Rock Ride Riot
STARTING NOW!
・DISCOTHEQUE
・POWER GATE

-encore-
ETERNAL BLAZE
・天空のカナリア
SUPER GENERATION

-double encore-
・POWER GATE