night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

9/16(土)松岡美術館(2)

 特集展示“館蔵 中国の工芸”。ここのコレクションが、ものすごいものだった。

 まずは青銅器。


 爵はともかくとして、カレー皿のような丸っこいのは初めて見る。匜(い)というもの。英語だとwater pouring vessel

 そして、乾隆時代の雅な宮廷工芸の波状攻撃だ。


 まず、これは…?


 “翡翠 楼閣花鳥図 挿屏”だそうだ。細かい彫刻で埋め尽くされている。


 翡翠と白玉の香炉が、これでもかと並ぶ。こういった、玉の製品は、石から削り出しているわけで、リングの部分も、あとからつなぎ合わせているわけではなく、そのまま削り出しているのだそうだ。


 碧玉というものを初めて見た。


 翡翠でできた白菜形の花瓶。なんだこれは…!


 彫漆の箱。驚いたのは、一つ一つの花弁の下にも、とんでもなく細かい彫漆が施されていること。

 ほかにも、後漢の銅鏡、隋・唐期の金銅の仏像などがたくさん。すばらしい美術館だった。